ソマリア内戦に巻き込まれた
南北朝鮮の外交官のお話。
共産圏と国交回復し、ソウルオリンピックを成功させ
あとは悲願の国連加盟を盤石にする為に
アフリカでのロビー活動を活発化させていた韓国。
それが面白くない北朝鮮は妨害工作を仕掛けてる。
そんなところへ ソマリアの内戦が激化して
首都モガディシュは ほぼ無政府状態になってしまい
各国大使館は自力で脱出するしかなくなる。
実話なら 自業自得で路頭に迷った北朝鮮だけど
イタリアが「韓国人だけ助けてやる」といったので
韓国大使は 一緒に脱出する道を探る・・・
1991年 中国にも見放され崖っぷちだった北朝鮮。
どういう意図で この映画を作ったのかは観た人が決めれば良いのですが
ソマリア内戦を見事に描いていて圧倒されました。
この後1993年に モガディシュへPKO派兵された
米兵の実話<ブラックホークダウン>が有名ですが
それと比べても遜色が無いくらい 素晴らしい出来でした。
今週 是枝監督のインタビューを観ていて
韓国映画は年間200本しか作られていなくて
日本は年600本も作られているのに質が低いのは
色々な事が 契約社会になっていないからだと語っていました。
日本映画界はヤクザの口約束みたいな世界だもんね。
いつか誰かが変えてくれるのを待ち続けるのかな?
PS
今週はMOVIXが 1,200円なのですが
モガデッシュになってたよ。
あとTOHOと比べると 館内が暑すぎるのが残念