悩み | 空想理性批判

空想理性批判

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私には悩みがある。
最近、私が見ていない間に友達が「ウンコ食べ食べドピュッピュ射精星人」になっている疑いがあるのだ。 



ご存知の通り「ウンコ食べ食べドピュッピュ射精星人」とはウンコを食べながら
常に射精し続ける性的快感の限りを尽くす性欲異常者の権化のことである。
「ウンコ食べ食べドピュッピュ射精星人」は脅威の異常性欲であることはさることながら
その異常性欲を解消するためだけに様々な体の器官や精神が特化し進化し続けた生物である。
巷の異常性欲者界隈では畏敬の念をも抱かさせるとも言われている異常性欲者界のキリストであることはあまりにも有名だ。



普段、私の友達は「ウンコ食べ食べドピュッピュ射精星人」ではないことは確かである。
彼は普段からウンコを嗜好しないし、射精もし続けていない。
しかしそれは私の知っている側面的な彼の一部でしかないこともまた確かな事実である。
私が彼に会っていないときに彼は何をしているか?
人と会い、食事をし、排泄し、風呂に入り、睡眠を取る。時に悩み、考え、笑い、泣き、怒る...
そういった我々人間の「一般的」な生活を送っていると考えるのが合理的である。
もちろん彼とは言葉を通じ意思を交わしているし、彼の性格から言って全く「ウンコ食べ食べドピュッピュ射精星人」の面影は存在しない。
仮に「ウンコ食べ食べドピュッピュ射精星人」のことを話しても彼は一笑してしまうだろう。
しかし、その「一般的」な生活を送っていることを証明する手立てが存在するだろうか?



もちろん、「現実的」に考えたらそんなことは有り得ない。 
しかしその「現実」を作り出している因果関係が「真」であるということを証明する手立てはないはずだ。
何故なら全ての事象はこの世に生命を預かってからの私の18年間の経験則でしかないからである。



私が彼から目を離したその瞬間から、彼は私の知る「人間」をやめて、「ウンコ食べ食べドピュッピュ射精星人」になるのである。
「ウンコ食べ食べドピュッピュ射精星人」は思考することや、笑う、泣く、怒るといった感情をも無くし、好青年だった彼の笑顔やその面影は完全に消え、
一緒に行った就学旅行や朝まで語りつくしたかつての思い出も忘れ、その自身の持つ異常性欲を遂行するめだけに生まれた恐怖の生物と化すのである。
そんな市民の生活を脅かす生物は即刻抹消されて然るべきなのだが、恐らく私のいない所で暗黙の了解として普通の人間として扱われいるのだ。



考えるだけで身震いがする。恐ろしい。
世の中のすべてのことは私に整合性を装い、欺き続けているのかもしれない。