かえくまのブログ -2ページ目

かえくまのブログ

写真がメインのブログです。

JARL経由で申請しておいたWACのアワードが届いた。

2020/01から開始して2020/4/18に6大陸と運良く交信できた。

こんなに短期間で達成できるなんて1月には想像もしていなかった。

 

やはりFT8はよく飛ぶということかもしれない。

それからQROに転向したことも功を奏した。

また交信確認が非常にスピーディーにできたのが大きいと思う。

これはARRLのLogbookの存在がある。

以下は実績である。

  QSO日付            確認日付

2020/01/18      2020/03/15 中国

2020/02/07      2020/03/05 オーストラリア

2020/03/01      2020/03/05 USA

2020/04/16      2020/04/18 ドイツ

2020/04/18      2020/04/18 南アフリカ

2020/04/18      2020/04/19 ウルグアイ

 

紙のQSLカードでの確認だとこんなに早い確認はできなかったと思う。

最後にSTAYHOMEで時間があったということもある。

 

せっかくだから額に入れておこうか。

 

 

先月に南極昭和基地とFT8で幸運にも交信できた。

eQSLでQSLカードが届いた。

早い! 

Club logにもアップロードされており当局のログとマッチングされていた。

南極昭和基地といえば特別のような気がしてしまう。

うれしいのだ。

20代の頃、アフリカに1年赴任したことがある。

生まれて初めて飛行機に乗ったのがこのアフリカ行きだった。

ロンドンで乗り換えだった。入国審査の時、滞在期間を質問されて

緊張のあまりOne yearと答えて係官に大笑いされたのを鮮明に覚えている。

あの頃は知らないことが多かった。

でも勢いはあった気がする。

南極隊員の赴任区間は1年なのだろうか。

 

 

続いてWsjt-xの設定である。

ファイル->Settings…で設定する。

 

General タブ

 My callとMy Gridを設定する。

 TxMesseges…..にチェック

 Show DXCC,grid….にチェック

 お好みで

  Double click on call sets Tx enablesにチェックを入れると便利である。

  CQを出しているコールサインをダブルクリックすると自動的にEnable Txがかかる。

 

 

Radio タブ

 Rig,Baud Rate(Baud Rate は無線機と合わせる)

 Cat

 Data/Pkt(無線機は27:DIG SHIFTをUSER-Uに設定)

 Fake it

  にチェック

 

 

 

Audio タブ

 Input,OutputともにDefault

 

 

他のタブはお好みで設定する。

 

B4(Before QSO)もちゃんと確認できる。

 B4はグレーにした。

 

その他

原因は不明だが画面表示でパソコンと異なるところがある。

 CQの局が連続してCQを出している。

 それに対して応答をすれど届かない場合。

   CQ  aaaaa

   応答 bbbbb

   CQ  aaaaa

   応答 bbbbb

 

 の順番になるのが普通である。

 それが

   CQ  aaaaa

   応答 bbbbb

   応答 bbbbb

   CQ  aaaaa

 になる時がある。

 

 少しとまどってしまうかも。

 

電源容量について

 Raspberry PI 3B+はたくさんの電流容量を必要とする。

 足りないと立ち上がらず再起動を繰り返すようだ。

 FT-817は送信時2A必要だ。

 1900mAの充電池では心許ない。

 今回40,000mAhのモバイルバッテリーを購入した。

 WorldPlus 40000mAh TYPE-C モバイルバッテリー USB-PD QC3.0

 

 送信時の電圧降下は1Vくらいで実用に耐えそうだ。

 ただし1.2Kgほどある。

 

 

 

なお、NTPサーバーへの接続などでインターネット環境が必要だ。

スマホのテザリングを準備する。

 

ログデータについて

 移動時はRasberry PIを使いHomeではパソコンで運用する場合

 運用方法については下記のようにする

 まず移動に出かける前にパソコンから2つのファイルをUSBメモリに書き出す。

  wsjtx.log

  wsjtx_log.adi

 それをRaspberry PIに挿しファイルマネージャーでログディレクトリィにコピーする。

 移動から帰ってきたらその逆を行う。

 データはセレクトせずにまるまるコピーである。

 

 Hamlog へはCSVファイルを経由でインポートさせる。

 この時はデータをセレクトする必要がある。

 ADIからCSVへの変換はJA2BOX OMのadi2csv.exeを使用させてもらっている。

 

eQSLやLotwへはADIファイルから直接アップロードできる。

 

以上で完了である。

でも全ての重量はかなりのものである。

気合を入れて移動を楽しもう。

 

続いてwsjt-xのインストールである。

 

WebブラウザChromiumを立ち上げて

raspberry pi wsjt-x2.1 download  のキーワードで検索する。

 

もしくは直接このURLを入力する。

https://physics.princeton.edu/pulsar/K1JT/wsjtx.html

 

wsjtx_2.1.2_armhf.debをクリックして保存する。

 

ダウンロードが完了したらファイルマネージャーで

Downloadsフォルダーを開く

表示されたWsjt-x_2.1.2_debファイルをダブルクリックしてインストールする。

 

インストールが完了すると「サウンドとビデオ」にセットされている。

 

 

続いてサウンドカードの設定である。

 

サウンドカードを挿していない状態で

cat /proc/asound/modules

 

次にサウンドカードを挿した状態で

cat /proc/asound/modules

 

 

追加したサウンドカードは1になっている。

1をDefaultに変更する。

そうすることでWsjt-xのAudioではDefaultを選択すれば良い

 

sudo nano /usr/share/alsa/alsa.conf

 

13行目を#で無効にする。

 

62,63行目を0を1に変更する。

 

スピーカーの値を15から20の間に設定する。

 

これは無線機のALC範囲がオーバーにならないようにするためだ。

各無線機でそれぞれの最適値を設定する。

 

alsamixer

 

レベルは上下キー、マイクとスピーカーの切り替えは左右キーで行う。

書き込みと終了はESCキーで行う。

 

FT8は時刻が正確でないといけない。

そのためNTPでRaspberry PIのシステム時刻をGPSと同期させる設定をする。

この部分は自信がないので同期されない場合はネット等で調べて欲しい。

 

まず、GPSのインストールである。

VFAN USB GPS ReceiverをUSBコネクタに挿す。

設置場所は確実に受信させるため窓際の方が望ましい。

 

sudo apt-get install gpsd-clients

エラーが出るようだとエラーの指示に従う。

 

エラーが出たら例えば

sudo apt-get update

を実行後、再度インストールしてみるのも良いかも。

 

インストール後再起動する。

 

確認のためモニターを表示する。

 

sudo gpsmon

 

 

 

次にNTPのインストール

 

sudo apt-get install ntp

 

sudo nano /etc/ntp.conf

先頭に5行追加する。

 

# gps ntp

server 127.127.28.0 minpoll 4

fudge  127.127.28.0 time1 0.183 refid NMEA

server 127.127.28.1 minpoll 4 prefer

fudge  127.127.28.1 refid PPS

 

サービスを再起動させる

 

sudo ntp restart

 

確認する。

delay、offset、jitterに値が入っており、同期中のマーク(*やo)が付いていれば問題ないとのこと。

 

ntpq -p

 

 

これで準備は完了だ。

次回はwsjt-xの設定である。

 
 

最近とても気に入っているFT8で移動運用をしたいと思った。

この場合の移動とは徒歩移動と云う意味である。

徒歩のため、なるべく軽いほうが幸せだ。

最初はパソコンを考えていたがRaspberry Piにしてみようと机上でテストして見た。

結果的にこれが使えることが分かった。

 

準備したもの

   ・Raspberry PI 3B +

   ・無線機FT-817ND

   ・CATケーブル(LD-C100 USB TO CT-62)

   ・データ通信ケーブル

     これはIBMパソコンのPS2キーボードケーブルと同じである。

   ・データ通信インターフェース(自作)

   ・SoundBlasterPlay!3

     もしくは中華製の5.1 USB to 3.5mm Audio Adapter 3D Sound 

     Card mic headphone Jackでも良い

   ・3.5φステレオケーブル2本

   ・16GBマイクロSDカード

   ・GPS受信機

     VFAN USB GPS Receiver

   ・USB-HUB

   ・キーボード(手持ちのApple USBキーボード)

   ・10インチディスプレイ

     UNIROI 10インチ Raspberry Pi用 ディスプレイ

      1024 * 600解像度 HDMI入力マウス

  

   ・インストール作業用パソコン

 

まずはRasbianをインストールする。

 

Rasbian Desktopのインストール(インストール作業用パソコン上で実施)

 ダウンロードしマイクロSDカードに書き込む

 SDカードはWindows10のフォーマットで初期化しておく。

 

 https://www.raspberrypi.org/downloads/

 

 「Raspberry PI Imager for Windows」をクリックしツールを

  ダウンロードする。

ツールをインストールし実行する。

 

  CHOOSE OS

   Rasbianを選択する

  CHOOSE SD

   セットしたSDカードを選択

  WRITEをクリックするとSDカードにコピーされる。

 

WRITEが終わればRasbian OSが書き込まれたマイクロSDを

Raspberry PI 3B+に差し込んで電源を入れる。

 

そうするとGUIで初期設定画面が現れるので指示にしたがって設定していく。

 

言語、パスワードを設定する。

 

ネットワークを設定していないのでSoftware updateで

ネットワークのエラーが出る。

BackをクリックしてWiFiの設定画面まで戻る。

SSIDを選択しセキュリティキーを入力してネットワークに接続する。

その後Software updateを続行する。

 

インターフェースではsshとVNCを有効化しておいた。

これは好みである。

なお、VNCは初期設定ではUNIXパスワードになっている。

そのためMacからの接続はできない。

VNCパスワードに変更しておく必要がある。

 

終わればRestartして完了だ。

次回はWsjt-xのインストールである。