長年電動アシスト自転車を使っている。大変便利だ。
ところが経年劣化で最近電池の持ちが悪くなってきた。
それでバッテリーを購入した。
今使っている3.3Ahのものはすでに廃番になっていた。
後継機である6.6Ahを購入した。
快適である。
ふと、このバッテリーを移動運用に使えないかと考えた。
調べてみるとすでに使っているOMがいた。
素晴らしい。
2017年のハムフェアでそのシステムを発表もされたようだ。
早速参考にさせてもらい構築してみた。
結果は上々である。
システムの全体像はこんな感じだ。
FT8 20W FT-897で運用のテストをしてみた。
4時間運用しQSOは10局と交信した。
4時間の消費による電圧降下は29.11Vから26.5Vでマイナス2.6Vだ。
なお、FT-897にはオプションのモバイル用バッテリーを内蔵している。
今回の様に外付けで電源を供給すると外付け電源が優先される。
電動アシスト自転車バッテリーで4時間運用したが
余裕がある感じであった。
システムを紹介しておくと以下の内容である。
まずはバッテリーの端子に接続するためのオスの端子が
必要だ。これは保守部品で購入出来る。
ネットで購入した。
それにバナナプラグを付けてDCDC降圧コンバータに接続する。
DCDC降圧コンバータの出力にコモンモードフィルターを接続する。
これは大進無線ONLINEでキットを購入した。
この選択は僕独自の選択だ。
前述のOMは別のフィルターを使用されていた。
なので有効なのかどうかは分からない。
フィルターの出力をリグに供給する。
DCDC降圧コンバータはDPS5015という基板完成品とケースをAliExpressで購入した。
DPS Series Constant Voltage /Constant Current
Digital Power Supply
設定で出力を13.8V 10Aにした。
実際にパワーをれて測定すると
30Wで8A
20Wで6.79A
10Wで5.55A 流れる。
13.8Vは定電圧なのだろう。変動しない。
自動車用バッテリーに比べて1.7Kgと軽量だ。
暖かくなったら移動運用してみよう。