今回のQP-21は地元クラブのOMがサイレントキーになられて遺品をクラブ経由で頂いたものである。
VXOを製作しセミブレークインを付加して便利にする事にした。さらにケース化も行う。
追加するVXOは2SC945 一石の発振器だ。チョークコイルはPixieと同じである。
水晶は付属の21.150MHzを再利用する。3倍オーバートーンなので1/3の基本7MHzで発振させる。ただバリコンは40pFに変更した。QP-21側で7MHzを3逓倍し21MHzにする。
発振回路とセミブレークインはCQ出版社の高田継男著「ゼロからつくるアマチュア無線局」、JARL QRPクラブ編「QRP入門ハンドブック」及び「QRPハンドブック」を参考にした。
ところがテストの結果、出力が0.2Wと小さいのだ。何度調整しても同じ。トランジスタを全て交換しても変わらず。原因が解らない。
仕方がないのであゆ40の2Wパワーアンプのローパスフィルターを21MHz用に定数を変更して新たにパワーアンプを製作した。
これで無事2W達成である。
スーパーVXOではないためか可変周波数は21.072MHzから21.153MHzである。CW帯全てはカバー出来なかった。でも良しとしよう。
OMに感謝である。
受信機だが21MHz帯の受信機の製作はなんとなくしたくなかった。で、中華製の安価なPL-660を購入した。購入までには10日間ほど冷却期間を置いた。本当に買うのだな、ゴミになる可能性が大なのにと自問自答しながら買ってしまったのである。SSBが聞けて安価なところが気に入っている。
勿論現在はステレオスピーカーの上で鑑賞用の置き物となっている。
今回はこれまで。
次回はBitx40組立てのお話。