耄碌妄想日記 No.165 | 楓坂四駒堂

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耄碌妄想ラブラブ日記

 曜版No.165 でおます!

 

当ブログは

曜日 午前0時

週2回 更新しております。 

 

 

 

♪放課後の校庭を

走る君がいた

遠くで僕はいつでも

君を探してた~

 

※詞・村下孝蔵

 

連日の猛暑で

つい錯覚してしまうのですが

小・中・高の夏休みって

まだ始まっていないんですよね?

 

この「村下孝蔵」の名曲

♪初 恋

若い世代のみなさんが

どれほどご存知かわかりませんが…

 

彼が僅か46才で亡くなったのは

もう25年前…夏の始まりの頃

 

 

冒頭が「五月雨」ですから

そんな季節を唄った歌

しかし…

私がこの名曲に抱いた季節のイメージは

もう少し後…爽やかな初夏…

 

高校は夏休み前…

運動部はそれぞれ

大きな大会を控えていたりで

結構、真面目に練習したりして… 

 

高校生活 部活 片想いドキドキ

 

そんな記憶が蘇るおとうさん

無数にお見えだと思います。

 

眩しくて…

ただ眩しくて…キラキラキラキラ

 

校庭を走る彼女の姿…

うっすら上気した美しい横蛾ラブラブ

ほら!

目に浮かぶでしょうか?

 

消えることのない

そんな永遠のときめきを

不意に呼び起こしてくれる

名曲です…。

 

♪浅い夢だから

胸をはなれない~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次回4コマ(日曜版)

「新選組です。

 

 

 

 

 

 

 

遥かなるスクリーン

 

ハイスクール・ララバイ篇49

 

邦画におけるシリーズ映画の考察

※見事に適当なサブタイトル

 

日活篇1

「渡哲也」 その1

 

 

♪おれが死んだら しあわせな

 恋をしとくれ たのんだぜ

 ひとりぼっちが つらくても

 泣いちゃいけない 人目につくぜ

 おまえにゃすてきな 明日がある

 

 ※詞・星野哲郎

 

 戦後、日本の映画興行を支えた邦画5社体制

 その一角が崩れ始めた1960年後半から70年

 

 当時、各社の集客の柱となったのはそれぞれが誇った人気シリーズ

 人気シリーズを支えるにはやはり人気スター…。

 綺羅星のごとく、映画スターがいた時代…。キラキラ

 

 「東宝」「松竹」と…その人気シリーズを取り上げてきました。

 で、今回…どうしようかと思ったのですが…

 

 実を言うと…55年前の…古!1969年7月17日、わずか37才で亡くなった映画スターがいます。

 今は亡き「大映」でいくつものシリーズ映画に主演した

 「市川雷蔵」

 

 で…そうしたタイミングでもあり、コラムの再開は「大映」から…とは思ったのですが…

 

 未だに癒えぬ喪失感…ということで言えば…

 私自身が、あの青春の日々…愛してやまなかった映画スター

 「渡哲也」78才で亡くなったのが4年前の8月10日

 この人の命日もまもなくやってきます。

 

 いずれ「市川雷蔵」「勝新太郎」「大映」のシリーズ映画にも触れますが

 まずは「日活」からと言うことで…

 しかも時間軸、無視して「渡哲也」から始めます。

 

 享年78才ですから、驚くような早逝ではないのですが…

 それまでの様々な病魔との戦いを思うと、どうにも切なくて…。

 まして…「石坂浩二」「橋爪功」「藤竜也」「石橋蓮司」ら、同年生まれの俳優たちの健在ぶりを見ると…どうにもつらいです。

 そう言えば、長編アニメに復帰した「宮崎駿」も同年齢。

 

 1965年…故あって?毎月のように「日活映画」カチンコを観ていた頃…。

 「渡哲也」がデビューしたのがこの年(※日活入社は前年

 同期は「梶芽衣子」…5才くらい下ですけど。

 どうでもいいですが、私が高校に入学した年でした。

 

 「日活」のエース「石原裕次郎」は既に「石原プロモーション」を設立(1963年)。

 映画界全体に陰が差し始めた頃。

 

 「渡哲也」…この年、早くも7本の作品に出演。

 昔はこんなものです…まして会社一押しの新たなスター候補。

 

 「日活」得意のアクション映画が中心ですが、青春映画、歌謡映画音譜など多彩なプログラム。

 私、これらをほとんど劇場で観ています。

 他に娯楽がない時代ですからね…

 「漫画」を読んで、ギター弾いて、部活があって、日曜は映画…それが私の青春のすべてでした。

 

 「渡哲也」主演のシリーズ映画に行く前に、このデビュー当時の想い出を…。

 

 

 この年7作の内2作が「石原裕次郎」と共演。

 「泣かせるぜ」「赤い谷間の決斗」

 年末公開のお正月映画、この「赤い谷間の決斗」って、西部劇のタイトルみたいですけどね…

 まさにそのとおり…二人、馬に乗って、ライフルなんて持ってます。

 この「赤い谷間」ってどこかと言うと、北海道の留萌だかどこかの採石場…。

 ま、「日活」って…こうした、どこか無国籍な感じのアクション映画が多かった

時代です。

 

 粗削りで、シャイで不器用な感じ…

 「第二の裕次郎「日活」が目論む訳ですが…

 たしかに、大きな体躯とは裏腹に、どことなくチャーミングなところは、若い頃の「裕次郎」を彷彿とさせました。

 

 但し、この頃の「石原裕次郎」…その後のボス感を予兆させるように、ややふっくらと…。

 だから「渡哲也」、より精悍な感じでカッコ良かったなぁ…。

 

 ともあれ、この二人の絆は「裕次郎」が死して後までも、固く結ばれたままでしたね。

 

 高校生の私は、そんな未来など想像だにせず、只々、この新たなスターを眩しく眺めていました。

 

 さて相手役…この頃の共演の多くは「松原智恵子」

 名古屋市南区の「銭湯」のお嬢さん。

 たしか市立桜台高校に入学した後くらい

 1960年15才で「日活」入社、即デビュー

 だから…この当時は20くらい…?

 

 この年の夏休みに公開された歌謡映画…

 「星と俺とできめたんだ」でも共演。

 すごいタイトルでしょ?

 何を決めたのかはこのヒット曲を聴いてください!

 

 主演は当時人気絶頂だった御三家「西郷輝彦」

 「渡哲也」vs「西郷輝彦」

 思えば濃ゆい二人…これがたった一度の共演だったかも。

 違ったらすいません…。

 でもふたりとも、もう亡くなったんですね…。

 

 「渡哲也」「松原智恵子」ラブラブ…うんうん…いいんでないかい?

 秘かに…私はどこか安心をしていました…ほんわか

 

 と言うのも…

 このニュースター「渡哲也」の登場は、わしら「サユリスト」にとっては、ひとつの脅威!

 

 例えばこの「星と俺とできめたんだ」

 併映(2本立)は同じく歌謡映画の「明日は咲こう花咲こう」

 主演はわが「吉永小百合」

 こちらはアイドル「三田明」とのデュエットソング音譜の映画化ですね。

 

 まあ、端から私の「日活」通いの目的はこちら…

 何度も何度も何度も繰り返しますが、恒例の小百合詣で」

 

 この1965年「吉永小百合」の主演作は全部で5作。

 たしか前述の「赤い谷間の決斗」の併映も

 「吉永小百合」主演「四つの恋ドキドキの物語」

 

 実を言うと…3作目の主演作「真紅な海が呼んでるぜ」「渡哲也」を見た時…私は直感してました。

 これは絶対「小百合さま」のタイプに違いない。爆弾

 共演でもしようものなら、ひとたまりもないわ!

 何故かそう確信していたんですね…。

 

 それでも「吉永小百合」「浜田光夫」はドル箱のゴールデンコンビ。ラブラブ

 不思議なんですが、私ら「浜田光夫」にはその種の危惧は抱きませんでした…

 だからこその「ゴールデンコンビ」なのかも…?

 

 そして「渡哲也」には「松原智恵子」

 これが「日活」「渡哲也」売り出しオペレーション。

 基本、アクション映画青春映画

 取り敢えず、共演はあるまいと…タカをくくっていた矢先…。

 

 おとうさん!憶えてますよね?

 ここで、ある不幸な事件が起こります!

 

 

 以下次週ですけど…!

 

 

 ああ…冒頭の歌詞

 以前も取り上げたことがありますが…歌手「渡哲也」のデビュー曲

 ♪純愛のブルース

 

 好きなんですね、私…

 何の衒いもなく、どストレートなこのタイトル。

 前述の主演映画「真紅な海が呼んでるぜ」の主題歌です。

 こんな愚直でシャイな歌…「渡哲也」にしか絶対唄えません! 

 そうか…生涯、彼の歌に貫かれていたのはこんな「純愛」ラブラブだったんですね…?