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「楓坂四駒堂」
耄碌妄想日記
木曜版No.147でおます!
当ブログは
日・木曜日 午前0時
週2回更新で~す。
♪愛のため~
いつもうつむいて
生きて~いるのか
春は近い~ 春は近い~
足音が近~い
※詞・阿久悠
えー…♪冬物語というタイトルの歌
意外と多いんですが…
そう言えば…
「原秀則」の漫画もあったなぁ…。
春は近い~…今日この頃
やはり浮かぶのは、透き通った
この「フォー・クローバーズ」のハーモニー。
1972年リリース♪冬物語
この年の「日テレ」の懐かしいドラマ
「冬物語」の同名主題歌
したがって作曲は「坂田晃一」
このドラマの主演…
この時代、最も画になった二人
「浅丘ルリ子」と「原田芳雄」
憧れました…「原田芳雄」。
この「フォー・クローバーズ」の前身が
「フォーセインツ」
60年代後半…
日本のカレッジフォークの草分け的存在
♪小さな日記
♪私と彼との過~去でした
忘れたはずの
恋でした~
※詞・原田晴子
忘れたはずの恋を
否応なく想い出す
この曲の場合
それは突然の悲しい知らせに
よってでしたね…。
おかあさん!
憶えてますか?
桃ちゃん
困り果てたまま次回へ…
次の4コマ
「新選組京都無情篇」どす。
遥かなるスクリーン
ハイスクール・ララバイ篇43
名画座のマドンナたち
その11
「ロベルト・ロッセリーニ」監督の映画に出たい!
オスカー女優が見ず知らずの?イタリア人監督にラブコール。
これが1949年くらい?
「無防備都市」など、既に「アメリカ」でも「ロッセリーニ」作品が評価されていた頃…。
どうでもいいけど、私、生まれた頃ですやん。
まあ、当初、個人的な恋愛感情はなかったとは思いますが…
この熱い想いは…どういう経路かは知りませんが…つまり仲立ちをした人物がいたかどうか?…
ともかく実を結びます。
この年、「イングリッド・バーグマン」主演第1作
「ストロンボリ」の撮影が始まります。
えー…何と言うか…ご存知の方はご存じの…えっ‼
今更ながらの、昔々のスキャンダラスなお話…う~ん。
ロケ地「ストロンボリ島」は火山島。
撮影中に燃え上がったのは火山ではなく、この二人
うまいこと言うてますぅ!
早々にダブル不倫関係に突入!
何してまんねん!
「映画監督」ちゅうのんは…という話。
たしか、「お志麻ねえさん(岩下志麻)」の時にも触れましたが…
まず博識で頭がいい…で、辯が立つ。
うまいこと言いよりますねん…多分。
ふんとにもう!
最も「篠田」夫妻はその後もご円満で…喜ばしい限りですが…。
そもそも強い尊敬の念を抱く女優に対し
師である監督が公私の箍(たが)を外してその気になったら‥
「ロッセリーニ」監督、その以前にも妻帯者の身でありながら、出演した女優と愛人関係になったりしてて…基本、情熱のイタリア男、肉食系ですもん!
公私混同と言うか、役得と言うか…ふんとにもう!
「バーグマン」はほどなく妊娠、映画公開時の1950年には出産。
両者、共に離婚へと…。
当時の離婚事情…「イタリア」あるいは「スウェーデン」…面倒だったりしなかったんでしょうか?
難なく…知らんけど…共に離婚が成立。
「バーグマン」は夫と一人娘を捨てて…という結果。
この年、早くも二人は結婚。
さすがの「ハリウッド」もこのスキャンダルには寛容でなく、かなり辛らつに批判の渦が…。
幼気な娘を残し…という母親失格ぶり?
相手がイタリア人監督というのも、癪に障ったかも…。
「ハリウッド」にやってきて以来
「バーグマン」を撮ってきた名匠たち…
「ヴィクター・フレミング」…
「ジキル博士とハイド氏(1941)」・「ジャンヌ・ダルク(1948)」
「マイケル・カーティス」…「カサブランカ(1942)」
「サム・ウッド」…「誰がために鐘は鳴る(1943)」
「オスカー(主演女優賞)」をもたらした「ガス燈(1944)」の「ジョージ・キューカー」等々。
彼らに対しては、これほどの熱い想いは抱かなかった訳で…知らんけど…。
「なんでやねん!」
彼らには「ロッセリーニ」に走った「バーグマン」に対し、忸怩たるものはあったかも…。
我らが「ヒッチコックおじさん」とて…
「わし、3本も撮っとるやないけ!
しかも、ごっつう綺麗に撮ってますやろ?」
そやのになんでやねん!
「何がネオリアリズモじゃ!あんなもん、映画であるかい!」
これがキッカケなのか、以後「ヒッチコック」と「ロッセリーニ」は「犬猿の仲」と言われました…?
そんな「ヒッチコック」の想いを知ってか知らずか…
この1950年の「ストロンボリ」以後、1956年までに4本の夫婦合作映画を制作。
私、肝心の「ストロンボリ」を観てないんで…おいおい!
かなり後ですが、唯一観たのは「イタリア旅行(1954・伊仏合作)」。
これは3作目?…共演の夫役は「ジョージ・サンダース」。
えー…どういった因縁か…少し前に触れた「ヒッチコック監督」作品。
「レベッカ」「海外特派員(共に1940年)」に出演したイギリス人俳優。
淡々としかも繊細に描かれる倦怠期の夫婦の姿…。
この映画こそが、「ヌーヴェルヴァーグ」の原点になったと言われる作品…。
ま、そうした観点だけでなく、いろいろなものが読み解ける映画。
穿った見方をすれば…と言うより後になって深読みすれば…早くも「ロッセリーニ」「バーグマン」夫妻の微妙な隙間風さえ感じられてしまう映画…?
この間、二人の間には3人の子供が生まれているのですが…
世間を騒がせたこの結婚生活は8年目にして破局(1957年)。
案の定…って言うんでしょうか?やはり…。
既には破綻をきたしていた、その前年1956年
久々に「ロッセリーニ」以外の監督作品「恋多き女(伊・仏合作)」に主演。
「どん底(1936)」「大いなる幻影(1937)」…「フレンチ・カンカン(1954)」のフランス映画界の名匠「ジャン・ルノワール」が描くロマンティック・コメディ。
共演は「美女と野獣(1946)」の「ジャン・マレー」と当時は「オードリー・ヘプバーン」と結婚していた「メル・ファーラー」。
いろいろ絡んでますねぇ…。
ともかく、コメディであったこと、あるいは気持ちに区切りがついていたのか…
この映画の彼女の演技を評価する声は多かったそうです。
何より、この結婚生活を通して女優「バーグマン」の得たものも多かったんでしょうね…。
この結婚すらも「女優」の道を極めるためのものっだった気もします。
多少の傷など何のその、以後の女優人生も燦然と輝き続けます。
ま、天職であれば、多少のスキャンダルなどその糧にしてしまうんですね。
「松本人志」選手はどうなんでしょう?…まあ、いいけどね。
この離婚劇を「ヒッチコック」がどう思ったか?
静かに「ムフフ」とほくそ笑んだのかどうか…知る由もありませんが…。
この「ロッセリーニ」時代を挟み、女優「イングリッド・バーグマン」の第2章が始まる訳ですが…
ついでなんで、もう少し続けて、そいで「ヒッチコック」に戻ります。
ああ!おわかりでしょうが…
以後「バーグマン」は「ヒッチコック」作品には出演することはありません。
以下次週でおます!