耄碌妄想日記 No.133 | 楓坂四駒堂

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耄碌妄想ラブラブ日記

 曜版No.133でおま!

 

当ブログは

曜日 子の刻 時計

週2回更新でございます。

絶望

 

 

♪あふれるほどの 優しさで

白き乳房を 真紅(くれない)に

あふれるほどの 恋(いと)しさで

逢えますか~

逢えますか~

※詞・伊達歩

 

♪恋待草

 唄・岩崎宏美 曲・小林亜星

 

 

追 悼

 

伊集院静

 

もう…あれなんですが…

またも同世代

 

明日は我が身…

晩秋の夜寒が身に沁みます。

 

憧れ…と言うか

羨望?

 

常に時代の第一線で

その足跡を遺してきた

オールラウンドプレーヤー

 

知的で無頼でチャーミング…ドキドキ

モテる要素、フル装備!

おっちゃん…僻みますがな…

 

で…

「夏目雅子」「篠ひろ子」ですと…ラブラブ

う~ん

よだれ

 

嫉妬もあり…

熱心な読者ではありませんでしたが…汗

おいおい!

 

いくつかの小説の他…

毎号読んでいた

「週刊文春」の「悩むが花」

10月19日号が最後?

 

おつかれさまでした。

ご冥福をお祈りいたします。

 

 

 

 

 

今回第5週

同世代の「3G」です。

モデルは高校時代の同窓生

すべてフィクションです。

 

 

ややローカルネタ?

若き「天野鎮雄」がDJだった

「ミッドナイト東海」

「森本レオ」が世に出た

名古屋の深夜放送です…。

 

本年最後も

「3G」です…

 

次回曜版の4コマは

「世界むかつき話」

よろしく哀愁!

 

わんわん

 

 

 

 

 

遥かなるスクリーン

 

ハイスクール・ララバイ篇29

 

シリーズ邦画「松竹」

その8

 

 

 女優「吉永小百合」を語る…

 これ、やっぱりダメじゃん!絶望

 改めて思い知った前回…

 

 松本清張サスペンスシリーズ」

 「岩下志麻」主演作に戻ります…が、その前に…

 またかい!叫び

 

 1973年の出産後…まだ間もない筈の1974年

 「岩下志麻」が出演した映画版「仕掛人シリーズ」…

 その第三弾「必殺仕掛人 春雪仕掛針(貞永方久・松竹)」

 当然のように、極悪非道の女盗賊役…育児中とは思えない悪女ぶり。

 昔の男でもある「仕掛人梅安(緒形拳)に見事に仕留められます。ドクロ

 

 このシリーズ第一弾「藤枝梅安」「田宮二郎」だったんですね。

 「緒形拳」のイメージが強すぎて、すっかり忘れてました…。

 

 繰り返しになりますが…

 その後「岩下志麻」は夫である「篠田正浩」監督作品

 「卑弥呼(1974)」「桜の森の満開の下(1975)

 「はなれ瞽女おりん(1977)に主演。

 

 一方「緒形拳」はあの「砂の器(1974)」「八甲田山(1977・東宝)などに出演。

 

 この二人が再び共演したのが…「松竹・松本清張サスペンス」

 「鬼畜(1978・野村芳太郎

 

 当時のコピー「この悲しみに言葉はいらない…」

 

 突然…夫が愛人に産ませたという3人の子供を押し付けられ…

 許せない裏切り…わんわん

 夫と愛人への憎悪が生んだ凄まじい育児放棄・虐待…。

 わからない訳でもないけど…わかっちゃいけないか…よだれ

 だが、しかし…

 

 原作は「松本清張」が実際に起こった虐待事件に基いて描いた短編。

 

 幼児・児童への虐待絶望

 物価高…生活困窮…貧困・格差ともリンクするこの虐待。

 「令和」になっても、何ら変わることなく、むしろ件数は…。

 

 ともかく虐待事案…

 この作品以上の悲劇・惨劇を時々耳にしますが

 暗澹たる思いに苛まれます。汗

 戦争も、子供にとっては虐待ですし…。

 

 軽々しくギャグも書けない、今回の展開。

 

 この映画でも、主人公の営む印刷所が好景気で潤っていれば…

 これほどの地獄はなかったかも…。

 裏切られた妻の想いはまた、別かも知れんけどなぁ…。


 

 「松本清張」作品。

 子供…少年が重要な役割を果たす名作も多く…

 例えば、少し前に触れた「影の車」

 「砂の器」もそうですね。

 「天城越え」など、ほぼ少年が主人公?

 

 子供の目を通して見た哀しい大人たち…。よだれ

 物語のリアリティ・奥行きが広がりますもんね。

 

 この「鬼畜」

 何と自分に殺意を向ける父親!…想像を絶しますが…

 この結末は息をのみます。わんわん

 

 ともかく主たる登場人物がすべて「鬼畜」ドクロ

 

 子供が足手まといになった実の母親である愛人「小川真由美」

 その女に子供を押し付けられ、虐待に走る妻「岩下志麻」

 その妻に子供を片づけろと言われ、たじろぎつつ、その意に従わざるを得ない夫「緒形拳」

 

 

 子供たちにとってまさに地獄。メラメラ

 「志麻ちゃん」たら「堂本きわ(極妻)」より怖いです。

 当時、実生活では同じ年頃の娘を持つ身なのに…

 プロフェッショナル「岩下志麻」の半端のない役作り…。

 「女優」が天職なんだと、今、観返してもしみじみそう思います。

 

 ともかく三人の「鬼畜」ぶり…

 名優ばかりなので、三者三様で圧巻です。

 ※「小川真由美」出番は少ないですが…。

 

 ある意味、この情けない父親役…俳優としては役得?

 「緒形拳」…この作品で名だたる主演男優賞を総なめ。

 その実力を改めて世に知らしめた作品。

 

 ちなみにこの「鬼畜」…後に2度ドラマ化を。

 

 2002年「火サス(日テレ)

 夫が「ビートたけし」・妻「黒木瞳」

 愛人「室井滋」

 ※「黒木瞳」、亭主の「たけし」を結構、牛耳ってましたけど…。

 「たけし」自身、切れたら怖いってイメージですもんね…。

 

 2017年は「テレ朝・ドラマスペシャル」

 夫「玉木宏」・妻「常盤貴子」

 愛人「木村多江」

 う~ん…

 何か気が変わって、「木村多江」が子供、連れ戻しに来そう…ないわな!

 

 ま、テレビじゃ、あまりにリアルな虐待シーンは無理なんで…そこはね?

 

 「岩下志麻」

 かつての「五辯の椿しかり、前述「春雪仕掛針」の「猿塚のお千代」もそうですが…

 こうしたいわゆる「哀しき悪女」汗

 美しさゆえに、その凄みは氷のように…切なくて…必見です。

 

 

 「志麻ちゃん」の奮闘は続きます!

 あ~あ…来週こそ「vs桃井かおり」の「疑惑」を…。