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「楓坂四駒堂」
耄碌妄想日記
日曜版No.70でおます。
当ブログは
日・木曜日 午前0時
週2回更新で~す。
♪季~節の変わり目を
あなたの心で 知るなんて
もう恋も もう恋も
終わる~のね~
※詞・中山丈二
「高田みづえ」で
憶えている方が多いのかな?
♪秋冬ですね。
好きでした
今さらですが…
少し前まで…
夏がしつこく居座るようになる前…
季節の移ろいというのは
もっとゆったりとしたものだった気がします。
そんな季節の変わり目に
想いを託して…
想えば…女心も男心も
映し出した秋の空
♪冬が~ 来る前に~
もう一度 あの人と
め~ぐり逢いたい
※詞・後藤悦二郎
とかね…
季節に想いが託された
名曲たち
♪ただの~季節の
変わ~り目の頃~
天才「荒木一郎」が歌った
そんな瑞々しい季節感は
もうなくなってしまったんでしょうか…
オチがあるんだか
ないんだか…
ようわかりまへんなぁ…
次回4コマ
♪夜の銀狐…
第2章
「豊饒の海へ」
青年誌は荒野をめざす
4「ボーイズライフ」から
「ビッグコミック」へ
その3
♪No matter what you do
I only I only
I only wanna be with you~
「ボーイズライフ」が創刊された1963年。
ちょうど、時期が被るんで…
つい先日、27年ぶり?にニューシングルをリリースした「THE BEATLES」について…。
日本でのファースト・アルバム♪ビートルズ!のリリースは1964年。
この1963年には、本国イギリスでのファースト・オリジナルアルバム…
♪Please Please Meが出ているのですが…
大いなる田舎都市・名古屋の中学生がこの4人組を知るのは、ほんの少し先。
しかし、あれから60年ですもんねェ…
60年後に新曲、聴くことになるなんて…ファンタジーです。
ともあれ…「THE BEATLES」とその時代がわしらの「青春」でした。
ほんと…「MV」のラスト、見てたら…
♪これで「青春」も
終わりかなと…つぶやいて~
何を今更…でしょうが…まさにそんな想いです。
ところで冒頭の歌詞…これは「ビートルズ」じゃありません…。
これは♪二人だけのデート
その最後のフレーズ
歌っていたのは元「ザ・スプリングフィールズ」の…懐かしい!
「ダスティ・スプリングフィールド」。
「プレスリー」より前に♪この胸のときめきを…を歌ったイギリスの女性歌手。
この年、深夜のラジオからちょくちょく流れていた…この脳天気なラブソング。
青春前期…やはり何だか、今も耳に残っていて…。
「オリンピック」を翌年に控えた…この1963年。
他に流行っていたのは…「ボブ・ディラン」♪風に吹かれて
「ヴィレッジ・ストンパーズ」のインストゥルメンタル
♪ワシントン広場の夜は更けて…とか…
おとうさん、憶えてますか?
へえー「ワシントン広場」って「グリニッジ・ヴィレッジ」…「ニューヨーク」にあるんかい?
そんなことを想った記憶があります。。
邦楽だと…
「舟木一夫」の♪高校三年生、「梓みちよ」の♪こんにちは赤ちゃんもこの年。
「坂本九」の♪見上げてごらん夜の星を…とかね。
「日清焼きそば」が出た年で…夜中によく食べたなァ…。
もちろん、UFO前の袋麺。
自分で卵、焼いて…のっけてね。
「ボーズライフ」からの流れで、漫画の話…しなきゃと思うんですが…
ちょっとまとまんなくて…
でも始めます…!
えー…当時、次々に創刊されていったコミック誌、漫画家を軸にアトランダムに取り上げて行こうと思うんですが…
構成上、多少時間軸は前後します。
この年の夏…1963年ですね
第3の週刊少年漫画雑誌「週刊少年キング」が創刊!
「サンデー」と「マガジン」がしのぎを削っている中…
週刊に慣れてしまった漫画少年たちは、月刊誌の連載漫画の一ヶ月のスパンというのが、徐々にまだるっこしくなっていく訳です。
月刊誌「少年画報」の「少年画報社」。
やはり週刊誌の勢いに押され「少年画報」も部数は落ち込み…。
その歯止めはできず、遅れること4年、この2強週刊誌対決に参戦します。
「小学館」「講談社」のような大手とは言えない「少年画報社」。
社運を賭けた挑戦だった筈です。
「少年画報」…私にとっては特別の雑誌。
ガキんちょの頃の想いが詰まった雑誌…。
私の漫画遍歴はここから始まったとも言える雑誌。
「ビリーパック(河島光広→矢島利一)」
「赤胴鈴之助(福井栄一→竹内つなよし)」
「まぼろし探偵(桑田次郎)」
このコラムでも紹介した…初めて漫画のおもしろさを教えてくれた作品群。
この63年7月時点では「ビリーパック」は既に連載終了。
「赤胴鈴之助」「まぼろし探偵」はいずれも休載中…※その後再開。
しばらく目にしてはいなかったのですが…
実は…1962年、「少年画報」で「ある漫画家」の初めての連載漫画が始まっていたのです。
漫画好きの友達の情報…
「むっちゃくちゃ、おもしろいでいかんわ!」
ぬっぬっ!
それでは…と、読んでみます。
えッ!何じゃこれ?
漫画遍歴は魅力ある「漫画家」との出逢い。
自分でも少し画を描くようになって
「漫画家」をプロフェッショナルな職人・作家という意識で見る訳ですね。
前回の「さいとう・たかを」もそう
認識不足で少し遅れたましたが、もちろん「手塚治虫」もそう…。
多分…そんなふうに見た最初の漫画家がこの人
「望月三起也」
「少年画報」の「ムサシ」はやはり衝撃でした…。
コマ割りも構図も斬新…アクションシーンの圧倒的な躍動感!
デビュー前「タツノコプロ」にいたんで、この頃のキャラは「吉田竜夫」ゆずり。
でも、メカ(クルマ)とか馬とか、ともかくうまい!
そして武器への拘り。
この当時…大まかに言えば1960年前後
テレビではアメリカの西部劇が目白押し…
「ガンスモーク」「拳銃無宿」「ライフルマン」「ララミー牧場」「ボナンザ」etc.
戦争モノだと「コンバット」…。
そこから派生したと思われるガンブーム…
即ちモデルガンブーム。
私も規制前の合金のモノを含めて、何丁か持ってたほどのブーム。
名銃の見事なフォルム…
眺めて、触って、構えて、舐めて、咥えて…舐めて咥えない!
見えない敵を撃ってみる…。
憶えてますよね?おとうさん!
とにかく、驚くほどマニアックな「望月三起也」の銃の描写。
後の「ワイルド7」なんかで、それは増々磨かれていくのですが…
銃を描かせたら、多分、今でも叶う人はいないと思います。
「ルガーP08」「ワルサーP38」…
ハンマーとトリガーだけで銃の種類がわかるほど…。
しかも大事な事は、その銃が生きている!
銃撃シーン…「コルト・コンバット・コマンダー」のようなオートマティックのブローバックを鮮やかに正確に描写した漫画が既に60年代にあったのです。
この連載は63年7月号で終了。
そしてその「少年画報」の週刊誌版とも言える「週刊少年キング」の創刊。
もちろん「望月三起也」も連載陣のひとり。
くぅー!…困った!
とても「キング」まで買えない…。
「サンデー」「マガジン」どっちかやめる?
こんなんばっかり…!
結局、安かったんで…30円?…創刊号だけは買いました。
当時「サンデー」「マガジン」は50円でした。
後は購読しなかったんですが、何か…毎週、読んでました。
多分、借りたのかなァ…。
その「キング」での連載は「隼」。
後に「月刊ジャンプ」でやった「マシンハヤブサ」とはもちろん別物。
主人公が日本陸軍の特務機関員のこれも無国籍?戦争アクション。
「快傑ハリマオ」みたいなヒーロー?
戦闘シーンは圧巻…
でも「ムサシ」の方が好きだったかも…。
ともかく「望月三起也」の登場は事件でした。
続きます。