耄碌妄想日記 No.130 | 楓坂四駒堂

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坂四駒堂」

耄碌妄想ラブラブ日記

 曜版No.130でおます。

 

当ブログは

曜日 午前0時

週2回更新でございます。

絶望

 

ともあれ

阪神ファンのみなさん

おめでとうございます。

 

何と言うても

「岡田彰布監督」

 

球界の「寛美」と言われたお惚け顔

インテリなのに

インテリ臭さのない…

シャイでぶっきらぼうに見えて

細部に目の行き届いた

選手掌握術

 

今年、阪神にいたら

伸びた若手は

他のチームにもたくさんいそう。

 

結局、監督のやるべき仕事が

まるでわかっていない監督…

例えば…ほら!

 

ともかく

今年は岡田ファンでした。

 

 

さて…今更ですが…

御贔屓様各位に

当ブログのお品書きについて

改めてご案内申し上げます。

 

基本、耀版・曜版いずれも

「4コマ漫画」&「コラム」の2本立

 

4コマは

ラインナップリスト通り…

 

雑文コラムの方も

、独自の別メニューで

更新しております。

 

現在は

曜版は「全力漫画少年」

曜版は「名古屋純情シネマ

 

時折、別メニューを挟みます。

 

どうかお見繕いいただき

お読みいただければ幸甚です。

 

 

坂四駒堂」

手代・彦六 拝

 

 

 

 

 

基本、歴史を追っては

いませんが…

まあ…

ネタにも困り

ある日の秀吉のスナップ。

 

次回4コマは

新選組

 

 

 

遥かなるスクリーン

 

ハイスクール・ララバイ篇26

 

シリーズ邦画「松竹」篇・その5

 

 

♪愛し~ても 愛し~ても

 愛し~きれな~い

 君だった~

 ※詞 大高ひさを

 

 発作的に蘇ったこの古いメロディ…

 このフレーズについては後で記しますが…

 

 それとはまったく関係なく…

 27年ぶり?!

 おそらくこれが「ザ・ビートルズ」の最後のシングル…ギター

 ♪NOW AND THEN

 「Get Back」を制作した「ピーター・ジャクソン」によるMV…

 ああ…これがほんとに最後なんだ…って…泣けますね…。汗

 

 その「THE BEATLES」が…「やっぱり」…「ビートルズ」には「ザ」がなきゃ…

 来日した1966年私、高校2年生 よだれ

 その60年代後半

 

 その当時の「邦画」各社のシリーズ映画をいくつか紹介してきたこのコラム…

 

 「松竹」篇ですが…「男はつらいよ」シリーズの開始前。

 他社に比べて、それほど、このシリーズ映画に力を入れてなかった中で…

 ※「ハナ肇」ものはありましたが…

 

 現在、敢えて「松本清張」原作のミステリー映画を「シリーズ」と捉えて、ざっとその流れを見る中で…

 特に「岩下志麻」主演作をクローズアップしているところですが…

 私の高校時代の実際の映画体験より、もう少し先…70年代以降まで話を広げています。

 

 前回の「影の車」「内海の輪」は70年代…その後の「鬼畜」「疑惑」「迷走地図」と続いていくのですが…

 

 いろいろ記憶を辿っていくうち…

 ある種の記憶障害でしょうか?絶望

 そう言えば…という感じで、本題とは逸脱した映画の事が頭から離れなくなり…

 別に論文でも、レポートでもない訳で…脇道、寄り道…それはそれで、まあいいか…と開き直り…

 迷走覚悟で、確信的に…この際、一時「松本清張」シリーズから離れます…。

 ま、閑話休題ということで…何のこっちゃ!

 支離滅裂…ぐだぐだですいませんが…

 改めて、この「岩下志麻」にほんの少し迫ってみようと思います。

 

 女優「岩下志麻」

 

 女優王国「蒲田」「大船」と常に日本を代表する映画女優を生み出してきた「松竹映画」

 60~80年代…持ち味の違う「倍賞千恵子」と並び、その中心にいたのが「岩下志麻」

 

 「倍賞千恵子」…それと「吉永小百合」もそうなんですが…「岩下志麻」…これが本名というのが…なんか…

 宿命的なものを感じてしまいます。

 

 前述の通り…1958年、NHKの帯ドラ「バス通り裏」で女優デビュー

 ほどなく「松竹」入社、そして映画デビュー。

 

 その映画…「木下恵介」監督の「笛吹川(原作・深沢八郎)」

 時代に翻弄され、虐げられた農民の側から描いた戦国史。

 当時、「木下恵介」作品の常連、「高峰秀子」の主演。

 

 「田中絹代(1909生)「原節子(1920生)「高峰秀子(1924生)「岡田茉莉子(1933生)と続く「松竹」主演女優の系譜ですが…

 そこに連なる60年代デビューの若手が「桑野みゆき(1942生)」「倍賞千恵子(1941生)

 そして1941年生まれの「岩下志麻」

 

 「桑野みゆき」…デビューは更に早かったものの、1967年には結婚、引退

 …もうご存知の方も少ないのかなァ…?

 

 彼女の映画…私も劇場で観たのは2,3本くらい…

 少し前に取り上げた「松本清張」原作の「霧の旗」の併映だった

 主演作「ぜったい多数(1965中村登

 「曽野綾子」原作の青春映画です。ラブラブ

 「倍賞千恵子」は両方に出てた記憶が…違ったかな?

 

 同じ年にもう一本…「黒澤明」「赤ひげ(1965・東宝)ですね。

 

 そして引退する少し前、「日活」での「石原裕次郎」との共演作。

 「夜霧の慕情(1966松尾昭典

 冒頭の歌詞は、この映画の主題歌♪夜霧の慕情音譜

 唄はもちろん「石原裕次郎」

 作詞は♪銀座の恋の物語と同じ「大高ひさを」

 

 この曲、聴くと映画の中のツーショット、微かに想い出したりします。

 とてもかわいい女優さんでした。ラブラブ

 

 「青春残酷物語(1960・大島渚を観たのは引退後…かなり後だったので…

 これ、先に観てたら、印象は違ったかも…。

 

 さて、御存じの方はご存知!…何のこっちゃ!叫び

 1967年「岩下志麻」は映画監督「篠田正浩」と結婚。

 26才…看板女優として、着実に主演を重ねていた時だけに、「松竹」は一応反対したらしく…しかし「監督」という手合いは何と言うか…DASH!

 これも「吉永小百合」と同じで…。DASH!

 

 「篠田正浩」…当時36才…バツイチ

  ふんとにもう!

  で…「早稲田第一文学部」卒

 

 実はそれもあって、私「早稲田」目指したんですけどね…およよ汗うさぎ

 どうなんでしょう…?

 「吉永小百合」「岩下志麻」

 図らずも私の志望校選びを誤らせた元凶はこの二人。

 

 「ああ!一浪しても、「早稲田」入っとくべきだったわ!」

 

 話があまりにあほらしい方向に進みそうなので、映画に戻します。よだれ

 

 「岩下志麻」初めての「篠田正浩」監督作品

 1960年「乾いた湖」

 監督はこれが2作目、「岩下志麻」にとってはこれが実質デビュー作。

 

 「青春残酷物語」に続く、「松竹ヌーベル・バーグ」作品。

 「炎佳代子」が出てたんで、かなり後ですが観ました。

 対象的な二人の存在感…。

 

 「岩下志麻」多少あか抜けてない感もありましたが…女子大生役なんで…

 でもちゃんと、キャラ、立ってました。

 この出逢いが結婚の6年前…?

 

 案の定、増々ぐだぐだになりそうですが…すいません…よだれ

 ここから「篠田正浩」と縁の深い?もう一人の大女優を絡めながら話を進めます。

 

 「乾いた湖」の2年後、1962年「松竹」から映画デビューしたのが…

 「加賀まりこ」…1943年生まれ、当時19才

 「岩下志麻」より2才下?

 

 伝説のように語られている、彼女のデビューまでの逸話。

 そもそも父親が「大映」のプロデューサーという芸能一家。

 

 高校通学途中の路上で、なんと「篠田正浩」「寺山修司」に見初められスカウトされたという話。

 もちろん二人とも若く、一般的には無名?

 前述の「乾いた湖」の脚本を書いたのが「寺山修司」

 

 デビュー映画はこのコンビによる「涙を、獅子のたて髪に」

 如何にも「寺山修司」らしいタイトル。

 「寺山修司」らしい青春の咆哮。

 妖精のような「加賀まりこ」はそれでもまだおとなしめ…。

 

 やはり「加賀まりこ」の唯一無二の魅力が早くも全開するのは、「乾いた…」つながり?

 1964年の「石原慎太郎」原作の「乾いた花」

 「慎太郎」臭はするものの、ちょっとグッとくる映画。

 彼女を生かす、フォトジェニックな映像に仕立てるなら、やはりモノクロかなあ…とか…知った風なことほざきますが…あまり気になさらないように…。わんわん

 

 後の「東映」任侠路線の前…

 多分ですが「池部良」が初めてやくざを演じた映画。

 新鮮でした…。

 

 一方、同じ年「岩下志麻」は…

 「篠田正浩」初めての時代劇…「暗殺(1964)に出演。

 原作は「司馬遼太郎」の「奇妙なり八郎」…

 

 で、もちろん、暗殺されるのは「新選組」フリークにはお馴染み「清川八郎」

 この得体のしれないハッタリ男を演じるのが「霊界」の「丹波哲郎」

 なるほど…と言う感じ。

 宿敵「佐々木忠三郎」「木村功」「坂本龍馬」「佐田啓二」

 まあ…「ヌーベル・バーグ」的な時代劇の撮り方に少し戸惑う訳ですが…

 

 ともかく、「清川八郎」の愛妾を演じた「岩下志麻」

 息をのむ美しさキラキラ…改めてその美貌にたじろぎます。

 こういう美人を前にして、うろたえない男っているんでしょうか…?

 だから「監督」って奴はあ~あ絶望

 

 「岩下志麻」…拷問の末、あえなく惨殺…何ということを!汗うさぎ

 この後、例の「五辯の椿」で、今度は殺しまくり…。

 

 で、再び「加賀まりこ」×「篠田正浩」

 ふんとにもう!DASH!

 

 「暗殺」の翌年、1965年「美しさと哀しみと」

 原作者「川端康成」がこの「加賀まりこ」にぞっこんだった…と言う話。

 まあ、わからなくもない訳で…

 ほんとこの人、ややロリ気味の面食いでしたもん…。

 

 これは「八千草薫」とのダブル主演。

 「八千草薫」34才…清純さに程よい妖艶さが加味された頃…

 おとうさん!想像してみなはれ!

 あの「八千草薫」と妖精「加賀まりこ」との甘美なレズシーン。ラブラブ

 どないしてくれますねん!わんわん

 

 想い出すのは、同じ頃…1964年の大映映画

 「谷崎潤一郎」原作の「卍」

 こちらは「若尾文子」「岸田今日子」ラブラブ

 

 いずれ菖蒲(アヤメ)か杜若(カキツバタ)

 知ってます?こういう古い言葉。

 

 何でしょうね?…男女のからみなんかよりよほど官能的ですよね。

 差し詰め、今なら誰と誰なんでしょう?

 ちょっと想像してみましょうね…って!

 

 まあ、やがて「松本清張」シリーズに話は戻しますが…

 こんな調子で、次週もこの「岩下志麻」「加賀まりこ」の話、続けます。