耄碌妄想日記 No.129 | 楓坂四駒堂

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耄碌妄想ラブラブ日記

 曜版No.129でおます。

 

当ブログは

曜日 午前0時

週2回更新でございます。

絶望

 

最後の「クレージーキャッツ」

「犬塚弘」さんの訃報…。

お齢ではありましたが…享年94才。

 

若いみなさん…

彼の活躍した時代を

ほとんどご存知ないのかも…

 

60年代…

「クレージーキャッツ」第四の男…

ちなみに「ハナ肇」「植木等」「谷啓」に続き…

という意味。

 

俳優としても

ドラマ・映画の出演は数知れず

 

当ブログでは現在

松竹映画の「松本清張」サスペンス

「岩下志麻」主演作を

取り上げている訳ですが…

 

ちょうど、そんな時期

1965年…

初めての主演映画「素敵な今晩わ」

「今晩は」ではないんですね。

 

 

共演がその「岩下志麻」

監督は「野村芳太郎」

今思うと、凄いでしょ!

 

ラブコメ…と言うか、ファンタジー?

 

併映がたしか

「田村正和」主演の青春映画。

そんな時代です。

 

飄々とした演技。

「男はつらいよ」にも結構出てた筈…

 

そもそもがジャズのベーシスト

細身で長身…ダンディで…

誰よりもウッドベースが

様になるミュージシャンでした。

 

おつかれ様でした。

 

心よりご冥福をお祈り致します。

 

 

 

 

 

 

 

 

仕切り直して

次回へ続くのか

わんわん

 

 

 

 

遥かなるスクリーン

 

ハイスクール・ララバイ篇25

 

シリーズ邦画「松竹」篇・その4

 

 前回、余談で「岩下志麻」が出てた「バス通り裏(NHK)」の話をしましたが…

 これがその出演時のモノか定かではありませんが

 ともかく若き「岩下志麻」の制服姿。

 

 如何でしょうか?おとうさん!

 17,8才くらいかなあ…もう「美人」キラキラとして完成されてますよね。

 

 さて「松竹」「松本清張」原作シリーズ

 その「岩下志麻」の主演作。

 時間軸をハイスクールの先、私、二十才前後の頃に先走ります。

 公開時に劇場で観た作品群です。

 

 今回は、私が「岩下志麻」の妖艶さに嵌った2作…

 「影の車(1970)」と「内海の輪(1971)

 いずれも「岩下志麻」の開花し始めたが、艶やかに激しく全編を魅了した作品。

 

 

♪よ~く 考えよぉ~

 不倫は 大惨事ィ~ ドクロ

 

 ま、何のこっちゃ?!ですが…共にそういう映画。

 

 まずは「影の車」

 前回、原作小説の題名「潜在光景」を変えて…と言いましたが

 「影の車」というのは、この「潜在光景」を含む作品集のタイトルです。

 

 ですから本来、この「潜在光景」というのはこの物語の重要なワード。

 ネタばらししちゃうと、「潜在意識」「被害妄想」を生み、それによって起こってしまった事件…と、そういうことです…何のこっちゃ!汗

 

「日常を ふみはずした

 男と女の 偽りの団欒に  

 影の車が 回りはじめる…」

 

 怖いですねえ…。叫び

 これが予告編に流れるコピー。

 

 ふみはずした男(加藤剛)

 やり手で圧も強い妻(小川真由美)に、日頃辟易としている。

 そんな時偶然、幼馴染の女性(岩下志麻)と再会。

 女性は夫と死別したシングルマザー…。

 

 もうそうなると…あれです…

 つまり…早い話…そうなります…普通…普通なのか?ほんわか

 

 彼女の家に入り浸るようになる男…。

 

 ともかく隣の部屋で6才の息子が寝ててもおかまいなし…う~ん。絶望

 

 母親目当てに、再三やってくる男…。

 それが子供の目にはどう映るのか…?

 

 この子役(岡本久人)の存在感と言うか…

 こんなかわいげのない子役、どこで探して来たんでしょう?

 無感情にも見える「目」の怖さ…。

 

 遠い昔…幼い頃…同じような想いを抱いた経験のある、男(加藤剛)の記憶が蘇る…。

 その若き日の母親が「岩崎加根子」…大好きな女優さんでした。ラブラブ

 

 「野村芳太郎」が多用する、男のこの回想部分…

 撮影監督の「川又昴」は独自の「多層分解」という映像効果を駆使…

 

 この回想シーンが、子供の殺意に怯える男の恐怖心をよりリアルなものしている訳ですね…。

 キャッチコピー

 「六才の子供に殺意はあるか?」

 

 

 脚本「橋本忍」撮影「川又昴」音楽「芥川也寸志」

 そして監督「野村芳太郎」

 

 「松竹・松本清張原作作品」の最強カルテット?が描き出す、日常の中の恐怖の世界。

 

 高潔、実直な「大岡越前」が愛欲に溺れラブラブ…果てはまさかの殺人未遂。叫び

 このあたり、キャスティングの妙。

 

 すいませ~ん!わんわん

 

 今でも目に焼き付いているのは、初めて結ばれる夜の…

 「岩下志麻」の息をのむような純白の長襦袢ラブラブ

 そ、そんな映画でした…。…そうなのか?!汗

 

 で、この「岩下志麻」の危険な色っぽさが増々加速していったのが

 翌年1971年の「内海の輪」

 

 ずばり、どろどろの不倫の末の惨劇

 社会派推理の巨匠「松本清張」

 繰り返しますが、こんなん、ほんとに好きなんですね…。

 

 ずばり、その後の火曜サスペンスの原型?…これ前回も書いたわ。

 

 5年前、夫が女と駆け落ち…

 妻(岩下志麻)は夫の弟(中尾彬)とともに夫の後を追います。

 結果、離婚を宣言…流れで…流れなのか?…その旅先で義弟と結ばれます。ラブラブ

 う~ん…さすがに「中尾彬」

 

 やがて別な男性と再婚、新たな夫(三國連太郎)は高齢な商店主。

 性的には不能…!

 それがあってなのか、どうなのか…ようわかりませんが…わんわん

 二人(岩下志麻・中尾彬)の秘かな逢瀬は、ダブル不倫という形で続いています。

 

 しかしこの顔ぶれ…いずれのキャストも熟成濃口。

 

 「三國連太郎」…当時、実年齢は48才…「不能」と言うのがどうにも…わんわん

 現に妻「岩下志麻」を指圧・マッサージで身悶えさせるシーン。ラブラブラブラブ

 もう、ギンギラギン…男全開ですやん!

 後にいろいろスキャンダラスに語り継がれた名?シーン。

 

 監督は、「約束(1972)」「旅の重さ(1972)」「津軽じょんがら節(1973)「斎藤耕一」

 

 東京…そして風光明媚な瀬戸内を舞台に

 これでもか、これでもかの愛欲シーン…。

 

 「岩下志麻」…何という色っぽさ!ドキドキ

 

 身も心も…次第にこの女性の欲情・欲望は制御不能に…メラメラ

 たじろぐ「中尾彬」

 

 …その果てには…。

 

 

 おそらくこの時代、「不倫」をもっとも生々しく演じた女優さん。

 眩しいほどの美貌…しぐさのひとつひとつ、思わせぶりな目線…

 二十才やそこらの若輩には到底太刀打ちできるはずもなく…

 太刀打ちせんでもいいですけど…あせるよだれ

 

 「魔性」?…まさにそんなレベルだったと思います。

 でもどこか、エロさの中に爽快感と言うか…

 例えば、どこか体育会系の喘ぎ声…?

 

 こんなところが、後の極道の世界にも嵌った所以かも…?

 

 この1971年には、例の「日活ロマンポルノがスタートする訳ですが…

 数多くの女神たち…。キラキラ

 露出は圧倒的に多いにも拘わらず、「岩下志麻」ほどの「エロス」が感じさせる女優さんはいませんでした。

 ♪意見には個人差があります。メガネ

 

 「松竹」「松本清張」ミステリー映画シリーズ。

 その象徴的な「岩下志麻」主演映画。

 続けます…。