耄碌妄想日記 No.122 | 楓坂四駒堂

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耄碌妄想日記 No.122でおます。

 

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 週2回更新です。

 

 

♪夕焼けの雲を 焦がして

太陽のあいつ

あいつは愛した~

※詞・岩谷時子

 

えー…

あまり、気乗りはしないのですが

「ジャニーズ事務所」スキャンダルについて

躊躇(ためら)いがちにひと言…

絶望

 

 

冒頭の歌詞の一節

曲名は♪太陽のあいつ

「ジャニー喜多川」のプロデュースによって

1962年に結成された

アイドルグループ「ジャニーズ」

その1967年のヒット曲…

 

私…高校生、受験勉強のさ中

振付を多少アレンジして躍ってました。

おい!お~い!

よだれ

 

1980年代後半になって

メンバーのひとりが

「暴露本」爆弾を出しています。

 

「北公次」同様

歯牙にもかけられず

芸能マスコミにも黙殺され…

 

結果、何事もなかったように

「性加害」は以降も重ねられ…

ともかく、見て見ぬをふりをする

「共犯者」が多すぎて…汗

 

一方では…「ジャニーズ事務所」の隆盛は

変わることなく、令和の今日まで続いてきた訳ですが…

 

先日の会見に臨まれたお三方

とにかく…どうあっても

「解体的出直し」だけは回避したい…。

 

そんな思惑がにじみ出て…

何という正直な方たちなのでしょう。

ほんわか

 

「何よりも事務所の存続を第一に!」

そんな本音が余すところなく透けて見えてしまう。

 

凄いですねえ…

被害者の存在を意識したならば

キャリアのある俳優が二人もいて

本音がこんなにも透けて見えちゃ

ダメじゃん!わんわん

 

まさか、事務所自体がなくなったら

被害者を救済したくてもできない…

そういう開き直りなのかな…?

 

ようわかりませんが…わんわん

 

「大岡越前守忠相(大岡越前)」

「渡辺小五郎(必殺仕事人)」

「天樹悠(刑事7人)」

 

俳優「東山紀之」が長きに渡って演じてきた

これらのキャラクターたち…。

 

どうにも律儀すぎる台詞回し

しかし、ようやく熟練の渋味と軽さが

そこはかとなく

漂い始めてきたというのに…

 

積み上げてきたキャリアをすべて捨ててまで

守るべき価値がこの事務所にはあるんでしょうか?

あるんでしょうね…多分

 

まあ…

余計なお世話です…はい。

 

わんわん

 

 

 

 

 

 

 

この後の「秀吉」の「茶々」への

並々ならぬ執着は

やはり…消すことの出来ない

「お市」への追慕なんでしょうね。

 

間違いなくキモいおやじです…。

 

 

 

追 悼

 

寺沢武一

宝石白

 

「コブラ」の連載開始は1978年の晩秋。

翌79年には「キン肉マン(ゆでたまご)」連載開始

更に翌80年には「Dr.スランプ(鳥山明)」連載開始

少し遡れば

76年連載開始の「こち亀(秋本治)

77年開始の「すすめ!!パイレーツ(江口寿史)

 

ご存知のように

「週刊少年ジャンプ」最初の黄金期キラキラ

彩った漫画家の一人でした。

 

「サイコガン」と相棒「アーマロイド・レディ」。

みなさんの中にそれぞれの「コブラ」がいる筈。

 

CGなど新たな作画技法に挑戦したパイオニアでした。

アメコミの影響もあったとは言え

キャラクター造形のここかしこに現れる

「手塚治虫」テイスト。

残り少ない直系の一人でした。

 

晩年は、病魔との壮絶な戦い

それでも執筆意欲は旺盛でした…。

 

おつかれ様でした。

 

心よりご冥福をお祈り致します。

 

クローバー

 

 

 

遥かなるスクリーン

 

ハイスクール・ララバイ篇18

 

青春ポルノグラフィ

桃色吐息がせつなくてキスマーク 

その2

 

 

♪あまりあんたが いい人だから~

 酔ったふりして 甘えたのぉ~ラブラブ

 ちょいと~

 

 ※詞・越純平

 

 

 柄にもない「ジャニーズ」ネタ…、更に「訃報」と続いて…

 何となくやりにくいのですが…

 今回も、桃色方面の「映画」の話を続けます。

 

 「新東宝」で盛んにエログロ路線の映画が創られた頃…1950年代の後半から倒産に至る1961年頃

 何と言っても、私…小学生です。ほんわか

 もちろん、この類の映画はただの1本も見ていない訳ですが…

 

 町の片隅に立てかけられた、けばけばしいポスターの看板、

 悩殺的な?化粧を施した女優たち。

 しかし、せいぜい水着…肌の露出も今思えばたいしたことはなかったものの…

 ともかく煽情的な映画タイトル…

 

 「ヌードモデル殺人事件」「女奴隷船」「汚れた肉体聖女」

 ここまでらは序の口…

 次第に意味不明…「蛇精の淫」はぁ? 絶望

 「女体渦巻島」ビックリマーク…おとうさん、想像できます?「女体渦巻島」

 「伊藤潤二」の原作の訳がないし…汗

 瀬戸内海のどっかにあるんでしょうか?

 更に…「九十九本目の生娘」

 何じゃ?そりゃ!叫び

 

 「こりゃ、興味を持ったらあかんやっちゃで!」

 子供心にそう直感した訳ですが…

 前述したように「三原葉子」だの「万里昌代」だの、その容姿と名前だけは何故だかインプットされていきました。

 敏感に…本能的に何かを感じたのかも知れませんが…。

 

 その後の「大蔵映画」配給による、いわゆる「独立プロダクション」制作のピンク映画」の数々。

 それはあまりに遠い別世界の話。

 そんな映画の存在すら知りませんでした。

 

 一方で…「映画」カチンコへの興味が増していった中学生時代…。

 「映画雑誌」を購読し始めたのもこの頃。

 

 振り返ると…

 「私生活(仏・ルイ・マル

 「史上最大の作戦(米)

 「太陽はひとりぼっち(仏伊・M・アントニオーニ

 「アラビアのロレンス(英米・デヴィッド・リーン

 「007は殺しの番号(英米・テレンス・ヤング

 「シベールの日曜日(仏・S・ブールギニョン

 「大脱走(米・ジョン・スタージェス

 「地下室のメロディ(仏・アンリ・ヴェルヌイユ

 「シャレード(米・スタンリー・ドーネン

 「シェルブールの雨傘(仏独・ジャック・ドゥミ

 「マイ・フェア・レディ(米・ジョージ・キューカー」…

 今でも名作と言われる映画たち

 これらを観たのはすべて中学時代でした。

 

 もちろん、吉永小百合ドキドキ青春映画」を始めする邦画の数々。

 「切腹(松竹・小林正樹」「秋刀魚の味(松竹・小津安二郎

 「天国と地獄(東宝・黒澤明もこの時代。

 

 えー…エロ方面へ話を振るために、ある種テレ隠しで、無駄にデータを並べました…てへ。

 

 そこで、「映画雑誌」のスチールを食い入るように見てしまった、そんな、その方面「日本映画」の数々…。

 やはり「観たらあかんやつやで!」と思いつつ…

 「あかんからこそ、観たいんやないけ…」と正常に 成長するスケベ心

 ああ~煩悩やでこれは…絶望

 

 「にっぽん昆虫記(日活・今村昌平

 「モンローのような女(松竹・渋谷実

 「砂の女(東宝・勅使河原宏)」

 「五番町夕霧楼(東映・田坂具隆

 「越後つついし親不知(東映・今井正

 「白日夢(松竹・武智鉄二

 「猟人日記(日活・中平康

 「肉体の門(日活・鈴木清順

 「二匹の牝犬(東映・渡辺祐介

 「卍(大映・増村保造等々…

 

 成人指定も何作か…その1本「にっぽん昆虫記」

 通いなれたる「日活」なんで、ついつい気を許して、観てしまいました…う~ん。

 「左幸子」の乳房…そりゃ、中学生には衝撃的でした。ほんわか

 

 その後、幸い「色魔」への道を歩むこともなく、無事、真面目な高校生に…。

 

 ところがこの1965年ピンク映画」方面で世間を騒がす二つの事件が勃発します。

 

 メジャーな映画でも「映倫」の審査を通った作品が、警察に「猥褻」であると摘発されるということは、時々あったのですが…

 

 「壁の中の秘事(ひめごと)

 1965年の「ベルリン国際映画祭」

 ※ちなみに前出の「にっぽん昆虫記」「左幸子」1963年には「銀熊賞」を受賞。クラッカー

 

 この年、「日本映画製作者連盟」「山本薩男」監督「増村保造」監督の2作品を映画祭に推薦するも、これが予選であえなく落選!ドクロ

 ところが、さる裏ルートで、「若松孝二」監督ピンク映画「壁の中の秘事」が出品、上映されるという事態に…。

 

 まさかエロ映画が!…と、度肝を抜かれた連盟側は強く抗議!

 「そんな国辱映画、上映してもろたらあきまへんで!」

 その抗議もむなしく、やがて上映へ。

 案の定、会場での評価、海外マスメディアの評価は概ね最悪!ドクロ

 当時、「西ドイツ」でも「ポルノ」は解禁されておりません。

 

 日本は抗議のため、翌年の映画祭をボイコット。

 しかし、これが週刊誌その他でセンセーショナルに取り上げられ、「若松孝二」及びピンク映画」への関心が高まるという、皮肉な結果になったような気がします。

 現に私は「若松孝二」の名前をここで初めて知ります。

 「過激なエロ監督」…そんなイメージで。

 

 もうひとつの事件。

 これはピンク映画」ではなく、ロマンポルノ以前の「日活」の配給作品。

 後(1981年)に「白日夢」でハードコアを撮った「武智鉄二」監督作品

 「黒い雪」

 描かれたのはセックスを絡めての「反戦」

 

 「映倫」審査を経ての公開後、警視庁により「猥褻図画公然陳列罪」で摘発、起訴後裁判に…。

 足掛け5年の裁判を経て、二審で無罪が確定…。クラッカー

 

 これも男性誌を中心に何度も報じられ、どのシーンのどの部分が猥褻なのか?なんてね…

 何が映っている、映ってない…ではなく、このシーンのこの女性の表情が極めて猥褻だとか…

 おいおい!それは主観でしょ?というレベル。

 そんな記事が書かれる度に、他の「成人映画」にもスポットがあたります。

 

 この映画に出演した女優のひとり「内田高子」

 既に独立系「ピンク映画」でデビューしていた、黎明期のいわゆるピンク女優」…。

 

 男性週刊誌などで、こうしたピンク女優」がグラビアを含め、取り上げられる頻度も増し、   私のような初心な?高校生でも、雑誌などによって「香取環」「松井康子」などの名を知ることになります。

 

 そして、そんな中のひとり

 「新高惠子」

 えっ何でこの人が?という意外性?

 そう思った根拠はわかりませんが…

 後に「天井桟敷」の看板女優のひとりになった時…

 「寺山修司」と趣味が一緒や!…と喜んだ記憶があります。

 

 その他1966年デビューでは「林美樹」「一星ケミ」

 1967年には「真湖道代」「辰巳典子」…そして「白川和子」

 

 しかし、私の中では「新高惠子」は際立っていました。キラキラ

 

 「新高惠子」の映画が観たいものだ…。

 全裸が観たい訳でも、エロ~いシーンを観たい訳でもおまへん!

 あくまで「新高惠子」が観たいんじゃ!

 ほんまじゃ!わかってつかぁさいや!

 

 どうすれば観れるぞなもし?

 掟を破り、ピンク映画館」に潜入する以外はなかろうもん!

 興奮すると、訳の分からない方言を口走ります。

 

 ささやかな理性の抵抗もむなしく、湧き上がる欲望に身悶えながら

 初心な少年は高校3年のを迎えるのでした。ラブラブ

 

 以下、悶々としながら次週へ!

 

 

 さて、これを書きながら、いつもの如く発作的に浮かんだメロディ。音譜

 それが冒頭の一節

 ちょうどその当時(1964年頃)流行っていたお座敷歌謡?。

 「五月みどり」が唄うカラオケ

 ♪温泉芸者

 彼女がその後…70~80年代、「東映ポルノロマンポルノで主演した所為なのかもなァ…。

 

♪サァーサ さらりと涙を流せ~

 熱い情けの お湯の中

 ハ ジャブジャブ ジャ~ブジャブ