耄碌妄想日記 No.87 | 楓坂四駒堂

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本日のメニューナイフとフォーク

 

4コマ「何のこれしき!戦国篇」

宝石白

「女優遍歴 桃井かおり篇14」

宝石白

「作詞家列伝 大津あきら篇」

 

以上でおます。

 

 

 

 

 

次回4コマは

先月と順序、逆ですが

第3日曜日ですので

「日曜ロードショー」を!

 

 

 

 

「黄金の日々」

ドラマ黄金時代の女神たち

 

最終章 

桃井かおり 

その14

 

時よ止まれ 愛に姿かえたままで

 いのち短しと 花にたとえて

 美(うる)わしの 乙女ごの心開く~

          ※詞・阿久悠

 

 とりわけ「美少女」ドキドキが…などと、殊更取り上げることに、些か抵抗がない訳ではないのですが…

 ん!…あってるのか?この言葉づかい。汗うさぎ

 

 ともかく、芸能界に限っては、モデルにしろ、タレントにしろ、俳優にしろ、やはり「美少女」枠というものが存在しており。

 

 それがスターへの登竜門だったりして、やがてそうした中からも女優として成功する例も少なくはなく…

 そんな女優さんは幾人もいます。

 

 「若尾文子」「浅丘ルリ子」も、もちろん「吉永小百合」も、まずはとびっきりの美少女として注目を浴びた筈です。キラキラ

 

 そうした金の卵(ま、事務所にとって…でしょうが)を探すべく、各種オーデション…「東宝シンデレラ」とか「国民的美少女コンテスト」とか、後はスカウト?

 

 多くは10代中頃…女優としてデビューするのもこの年齢ですから、必然的に役柄は「女学生」ラブラブになります。

 

 例えば「東宝シンデレラ」「長澤まさみ」

 デビューから少したってはいましたが…

 「世界の中心で、愛をさけぶ(2004・東宝)

 あの「廣瀬亜紀」役…。

 ドラマ(2004・TBS)の方は「綾瀬はるか」でした。

 

 そうですね…他、思いつくまま挙げてみると…

 おとうさん、憶えてますか?

 「桜井幸子」…「高校教師(1993・TBS)

 「観月ありさ」いつも心に太陽を(1994・TBS)

 「酒井美紀」…「白線流し(1996・フジ)

 「深田恭子」…「神様、もう少しだけ(1998・フジ)

        「ストロベリー・オンザ・ショートケーキ(2001・TBS)

 「水川あさみ」…「ロングラブレター~漂流教室(2002・フジ)

 ※これ、「香里奈」も出てた筈…

 「芳根京子」…「表参道高校合唱部!(2015・TBS)

 「武井咲」…「大切なことはすべて君が教えてくれた(2011・フジ)

 などなど…挙げきれませんが。

 

 ああ、もうひとり、かなりインパクトが強かったのは「横山めぐみ」

 「北の国から‘87初恋」「れいちゃん」ドキドキですね。

 一瞬で永遠の煌めき…そんな清廉なオーラに包まれていました。

 

 そうそう、繰り返しますが「桃井かおり」だって

 私が心、持ってかれたのは「それぞれの秋」の「スケバン女子高生」の役でした。

 

 みなさんの、実に初々しい女学生姿を覚えています。

 おいおい!我ながら実に気色悪いな!…このくだり…。ドクロ

 

 いい齢をしたおやじが、こういうお嬢さんたちの姿に心を惹かれるというのは…

 ま、多少ロリコン傾向だわネ?…とは思うのですが…

 少しカッコつければ…「青春」回帰?…つまりノスタルジー。

 

 この齢になって、何となく思うのは…どうやら「青春」というものは、後々の人生において振り返るための「季節」だったということ。

 

 取り立てて、鮮烈な想い出が残っている訳ではないのですが…

 あの頃の揺らぎだったり、焦りだったり、甘酸っぱいときめきだったりが、小さな欠片となって、胸のどこかに今でもあるんでしょうね。ラブラブ

 

 だからこそ、爺ィと言えども、例えば古くは「スピッツ」、そして「back number」「あいみょん」なんかのいくつかの曲音譜が、何故か心地よくフィットし、思わずグッと来る訳です。

 

 えー…油断をすると余談に走り過ぎます。

 これを「余談大敵」と言います…う~ん、今イチ!ドクロ

 

 うだうだ、訳のわからん事を書き連ねてしまいましたが叫び

 えー…今回、何を取り上げるのかと言えば…

 もちろん…「桃井かおり」の主演ドラマです。

 

 「名門私立女子高校(1984・日テレ)

 

 このドラマの、女子高校生役で、やはり目を見張るようなひとりの美少女がデビューしているのですが…。

 

 「南野陽子」

 まだ「スケバン」になる前の「ナンノ」ちゃんです。

 何て言うか…単にかわいいだけではない、凛とした佇まいに独特の雰囲気がありました。

 役名(愛称?)の「お嬢」というのが、しっくりとくるハイソな女子高生役。

 

 後の話…

 80年代後半から、卒業式で女性の袴姿が広まったのは、彼女が出演した映画「はいからさんが通る(1987・東映)の影響という説。

 それが何となく納得できるような、ある種のカリスマ性もあった気がします。

 

 さて、ドラマの話です。

 「西田敏行」「桃井かおり」のダブル主演。

 共に教師役。

 簡単に言えば、この二人が不器用で切ない大人の恋を演じる、珠玉のハートフルストーリー。

 DVDでも出てれば何度でも観たい、そんなドラマです。ラブラブ

 

 ともかく「教師」ですからね、「桃井かおり」も大人…真っ当な社会人。

 いろいろあるのですが、基本シャンとしてます。

 

 この頃(1984)と言うのは、「竹下景子」の項で触れた

 二人の共演作「危険なふたり(TBS)シリーズを撮っていた時期と重なります。

 

 つまり「桃井かおり」は一方では破天荒な女詐欺師を演じ、もう一方では「女子高」の新任英語教師という対照的な役を、見事に演じ分けている訳です。

 

 ともかく「西田敏行」「桃井かおり」という手練れの個性派名優のガチンコ共演ですから,それだけで、もう堪能できます。ラブ

 

 「桃井かおり」の切な過ぎる恋模様…

 こういう時の彼女の哀しみを湛えた目の芝居…実に愛しいんですね。ドキドキ

 

 「西田敏行」「池中玄太」でもなく「浜ちゃん」でも「蛭間院長」でもない、ちょっと二の線、入った渋めの魅力。

 担当は「地学」だったかな…?

 「地学」教師って、ここらあたりが脚本(林秀彦)の細部の拘り。

 まさに「ドラマ黄金時代」キラキラ…創り手たちがみんなかった頃のドラマです。

 

 細部まで覚えている訳ではないのですが…

 脇を固めた「伊武雅刀」「岩城滉一」「原保美」「内藤武敏」…私の好きだったドキドキ「夏桂子(圭子)」等々…

みんな素敵でした。

 

 女子高生役としては「南野陽子」の他…「有森也実」、歌手の「真璃子」

それと「ローラ」役の「荒井玉青」って、たしか「北原三枝」の姪だった筈…?

違うか…?

 

 ラストは、紆余曲折の末、二人が結ばれ…心温まるハッピーエンド。ラブラブ

 2人の素敵なキスシーン…

 若いみなさん、絵面が想像できますか?

 

 特筆しておきたいのは、前にも触れた「日テレ」の美術担当の職人技。

 このドラマでも、「桃井かおり」たちが住むアパートの内部(エントランスなど)の見事なセット。

 こういうのは、良いドラマには絶対欠かせません。クラッカー

 

 そして、「日テレ」のドラマと言えば、「坂田晃一」の音楽。

 主題歌は「西田敏行」「桃井かおり」のデュエットカラオケ

 ♪ルネッサンス

 

 実はこの時、話題になったのは挿入歌の♪You Are 美人(シャン) Shineの方。

 したがって冒頭のフレーズはこちらの曲から。

 詞はどちらも「阿久悠」

 

 つまり…

 ♪もしもピアノが弾けたなら(西田敏行)

 ♪鳥の詩(杉田かおる)

 ♪目覚めた時には晴れていた(伝書鳩)

 ♪冬物語(フォー・クローバーズ)のコンビ。

 

 2人とも歌、上手いですよね…。カラオケ

 

 何、演っても絶好調の「かおり」さん…

 

 さて、この年の翌年…1985年ですね。

 「桃井かおり」は代表作とも言える、2本のドラマシリーズに主演します。

 

 で、以下、次週へ!

 

 

 

 

「大津あきら」篇2

 

♪想い出せば 苦笑いね

 淋しさも悲しみも…

 あなたのそばで 溶けていった~

 いつもいつの日も~

 

 「大津あきら」…「鈴木キサブロー」とのコンビでの代表曲の一つ

 「高橋真梨子」♪for you…

 お好きですか?音譜

 

 超絶の歌唱力…激しいけれど繊細でハートフルラブラブな詩の世界…

 そして心に染み入る、ドラマティックなメロディライン…。音譜

 

 三つの才能が三位一体となった珠玉のラブバラード音譜

 

 繰り返される愛のリフレーン…繰り返すからリフレーン言うんじゃ!

 

♪あなたが欲しい~

 あなたが欲しい~

 

 愛する人を想う、この、どストレートな女ごころ。ドキドキ

 

 こうしたモチーフの楽曲・ヒット曲は、もちろん多くある訳ですが…

 

 う~ん…例えばですね…

 

♪愛する人が 喜ぶなら

 それで幸せよ~

 

 だから…

 

♪こわれてもいい 捨ててもいい~

 

 ご存知、「山口百恵」♪ひと夏の経験(詞・千家和也ですね。

 

 もっとストレートなヤツ

 

♪愛して愛して 身を束ね

 たとえ地獄のはたまでも~

 連れてってぇ~

 

 凄いですね、怖いですね叫び「石川さゆり」♪飢餓海峡

 ※詞・吉岡治…「果て」ではなく「はた(端)」なんですね。

 

 えー…想いが激し過ぎて、かなり歪んでしまうとドクロ

 

♪あの娘の口癖 真似たなら

 私を愛してくれますか~

 あの娘の化粧を真似たなら

 私を愛してくれますか~

 

 あげく…

 

♪あの娘をたとえ殺しても

 あなたは私を愛さない~

 

 思わず「大丈夫か?」と心配になる

 「中島みゆき」♪あの娘(コ)です。

 

 世界観の違う曲を比べても意味はないのですが…

 

 ♪for you…

 

♪愛が すべてが ほしい~

 

 この激しさにもかかわらず、どこまでも汚れのない詩情。

 聴き終わると余韻の中に、溢れる程の愛しさと切なさ…。ドキドキ

 そして清々しささえも‥‥

 

 「大津あきら」ならではの詞の世界。

 

 このコンビの他の曲

 「高橋真梨子」だと♪ジュンとかね…

 

 ここではもう1曲、多くのみなさんがご存じの筈?の

 「徳永英明」♪輝きながら

 

♪瞳を閉じても 木洩れ陽が

 手を振る君を 照らしてる~

 季節はいつも終わりだけ 彩づけるけれど

 

 一切無駄のないこの描写の秀逸さ…

 

♪Don't Say Good-By

 君だけの夢を刻むのさ

 想い出をつめた 少女の笑顔のままで

 

 どうでしょう?

 心が洗われるような、やさしさが満ち溢れた…極上のリリカルな詞の世界。

 

 例え「ロリコン」と言われたかてかましまへん!

 おっちゃん、この曲、好きでんねん!ドキドキ

 

 実を言えば…お気づきの方もお見えかと思いますが…

 この曲、同じく「鈴木キサブロー」が作曲した

 1983年リリースの「H2O♪想い出がいっぱい

 この「阿木燿子」の詞にインスパイアされて…という気もしますが

 当然、リスペクトはあったと思いますしね…

 それはそれとしても、これはやはり「大津あきら」の詞の世界だと思います。

  

♪Don't Say Good-By

 さよならが歌になるのなら

 想い出の中で 二人はめぐり逢えるさ~

 

 駆け出す君の 場面を見守るから

 輝きながら 明日のドアをあけて~

 

 訳のわからない方言が出てしまうほど叫び

 まことに良かですばい!ラブラブ

                                      

 今、この曲流しながら、うっとり、このコラムを書いてる訳ですが…

 夜中の3時です…叫び

 

 余韻に浸りながらラブラブ「大津あきら」、次回、もう一回だけ!

 彼の名を強烈に脳裏に焼き付けたあの名曲を!音譜

 

 ヒントは「色」です。

 色吐息とか思った人…あの詞は「康珍化」です。

 

 では!