しつこいですが…
ご案内
本日は
「日曜ロードショー」
カラー抑えめで…
ほらね!
あまりにセコイ「大脱走」
次回4コマは
「普通の人々」
秋の収穫感謝祭
怒涛の下ネタ3連発開始!
第2章
「豊饒の海へ…」
序 「手塚治虫」の「虫」
その1
「全力漫画少年」を再開します。
新章は、題して「豊饒(ほうじょう)の海へ」…なんちって!
えー…60年から70年代、数多くの漫画雑誌が次々と創刊されていきます。
「漫画」「劇画」…「コミック」という言葉も次第に定着していきます。
徐々にですが、漫画が文化として認知され始めた頃でもありました。
「漫画」を語るということも、トレンドになっていきます。
つまり「評論家」を名乗る人も出てきます。
各誌、各出版社は新たな時代の幕開けを感じながら、それぞれの意気込みで独自の漫画雑誌作りに切磋琢磨した時代…。
もちろん、業界の中には時流に遅れては…という野望もあり…
漫画雑誌編集のノウハウもおぼつかないまま
売れるんなら、取り敢えず出してみるべ!とかね。
結果、「雑誌」及び「作品」のレベルも過渡期であったことは否めません。
一方、この出版界、新たな船出は、当然のように新たな水夫たちの活躍の場でもありました。
その多くの若い作家たちの、熱い息吹を感じられた時代でもありました。
ちなみにですが、「吉田拓郎」が
♪古い船をいまうごかせるのは 古い水夫じゃないだろう
そう唄ったデビューシングル♪イメージの詩のリリースは1970年。
漫画界では古い水夫たちも頑張っていました。ま、それほどのお齢でもなかったし…
既にお気づきだとは思いますが…
そんな当時の漫画雑誌が溢れかえった状況を、「三島」作品からパクった「豊饒の海」という言葉で表してみました…う~ん。
さすがの言葉感覚。
「美徳」と「よろめき」をくってけた人ですからね…。
ちなみにですが、「三島由紀夫」がこよなく愛した漫画家に「赤塚不二夫」がいます…。
さて…
私の不確かな記憶に沿って、多くの新刊漫画雑誌、その作品群、漫画家たちの中から、今も心に残る数々を取り上げていきたいと思います。
どれもこれも、ごくごく個人的な記憶、思い入れに基く訳で、資料としては不確かなものである旨は、どうかご承知おきください…あまり鵜呑みにしないでね…つうことです。
それでは、一応、時系列にしたがって順次…
と、その前に
私が初めて「漫画雑誌」と出逢った頃…
1950年代後半ですね…太古の昔です。
第1章でお話ししたように「少年画報」とか「ぼくら」とかの月刊少年漫画誌です。
夢中で漫画を読み漁っていく中で、まずインプットしたのが漫画家の名前。
例えば「田中正雄(ライナーくん)」だったり「河島光広(ビリーパック)」「竹内つなよし(赤胴鈴之助)」だったり…。
やはり、その作品と漫画家名はひとつのイメージとして印象付けられます。
ですからその作品がインパクトのあるものなら、例え平凡すぎる名前であっても、その漫画家の名前は明確に記憶として刻まれます。
とは言え、やはり…ペンネームであろうが本名であろうが
その「作品」「作風」にフィットした「名前」というのがある訳で…。
それを含めての「作品」という言い方も言えない訳ではなく…。
そこで…
「吾峠呼世晴」…ごとうげこよはる
「何じゃ?こりゃ」
ペンネームだとは理解できますが
最初はどう読んでいいやら…とまどった記憶が。
これが仮に「すずきはるこ」でも「鬼滅」は売れたでしょう。
しかし、今となると「鬼滅の刃」の作者は「吾峠呼世晴」しかあり得ない。
「ペンネーム」ってそういうものでしょうね。
その字面、音感が作品のイメージに及ぼす力は、やはり小さくない。
そう思いませんか?
「タッチ」はやはり「安達充」ではなく「あだち充」。
そこで…「手塚治虫」の「虫」がなかったら…
そう考えた時、この「手塚治虫」というペンネーム
単に「虫」好きというアピールに留まらない、不思議な力があるように思えて…。
これこそ漫画家「手塚治虫」の最もすぐれた最初の作品ではないかな?…と。
仮に…「手塚治」のままであったら?…
ふと、そんなことを考えました。
ま、そんな感じで次回ももう少し「漫画家」のペンネームについて考えてみたいと…
斯様(かよう)に思う次第であります。
以下次週!
お久しブリ大根の
本日のお題は…
明らかに、こりゃ間違いだわな…と思いつつ
えー…それもありかも…
と、うっかり思ってしまう誤答例ワースト5
国語 日本文学編
問1 「日本文学史上最高の傑作」と言われる「源氏物語」
この作者の名前を漢字で記せ。
解答例 ( 紫色部 )
※物語の内容からついこの文字が浮かんでしまう。
問2 平安中期、中宮定子に仕えた女房「清少納言」が著した随筆集の書名を漢字で記せ。
解答例 ( 枕絵草子 )
※昔の書物で「枕」と言うと、正直「枕絵」しか浮かばない…。
問3 1800年代初頭、江戸・享和から文化年間、10年以上に亘って「十返舎一九」によって書き綴られた滑稽本の書名を漢字で記せ。
解答例 ( 東海道中股栗毛 )
※「栗毛」は馬のこと…正解の「膝栗毛」とは徒歩による旅行を表します。
しかるに「栗毛」に引きずられると「膝」ではなく何故か「股」に…。
ちなみにこの道中記の主人公は弥次さんと喜多さん。
弥次さんのフルネームは「栃面屋弥次郎兵衛」と言います。
こういうのを知っておくと「博識」だと勘違いされて…で、少しモテます
…嘘です!
問4 舞台は16世紀の南総。
「仁・義・礼・智・忠・信・孝・悌」の8つの玉をめぐる長編伝奇物語の書名は?
解答例 ( ドラゴンボール )
※説明無用のすっとこどっこい解答。
念のためですが正解は「南総里見八犬伝」
作者は「曲亭馬琴」。
問5 「二葉亭四迷」によって言文一致の文体で著された、日本近代小説の始まりと言われた小説のタイトルを漢字で記せ。
解答例 ( 浮浪雲 )
※ついつい…「浪」を入れたくなってしまうのは漫画好き…
叶わぬ願いながら、新作がたまらなく読みたい!
う~ん、久々で…いまいち!か?…
次回更新は9月22日木曜日
メインコラムは「女優遍歴 番外編・高橋一生」です。