耄碌妄想日記 No.70 | 楓坂四駒堂

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どうか見繕ってお読みいただければ幸甚です。

 

楓坂四駒堂 手代・彦六

 

 

「けんかをやめて!」

男たちにそんなことを

言った経験のあるおかあさん!

今は幸せですか?

何じゃそれ?

 

 

 

番外編 

 

♪ぼくが あなたから

  離れていく~

 

 ご存じでしょうか?

 相変わらず、遥かいにしえのナンバー。

 1977年リリース、「オフコース」の11枚目のシングル。

 ♪秋の気配のサビ部分です。

 

 「小田和正」「鈴木康博」の絶妙のハモリ音譜

 アコースティックな頃の「オフコース」の名曲。

 

 ともかくこの曲のモチーフは…心変わりの秋。もみじ

 美し過ぎるメロディとは裏腹に…

 知らず知らず別れの言葉を探している、身勝手な男の気持ちを歌っている訳です。

 

 ♪こんなことは 今までなかった~

 って、おいおいビックリマーク他人事みたいに言うてる場合か!叫び

 

 でも、何かそれが妙に新鮮で、「秋」と言うと想い出す1曲です。

 

 しかし、昨今の「秋の気配」はどうなっておるのか…?

 特に西日本の残暑…

 夏の居座り感が強すぎて、頻発する台風以外に秋を感じさせるものって、なかなかやってきません…。

 

 そこかしこに「小さな秋」を見つけられたあの時代は、今いずこ…。

 

 

 で、話はまったくがらり!と変わります。泣くうさぎ

 番外編なんでやはり「女優」の話です。

 

 「へえ…浴衣なんだ…」

 「えっ!変ですか?

 もう、9月ですものね…」

 「い、いや…

 全然、そんなことないと思うけど…

 たしか「浅草」の決め事で、浴衣の解禁日っていうのは

 『三社祭』からって聞いたこと、あるけど…

 終わりはいいんじゃないかなあ…暑いうちは例え9月だって

 いいんですよ…似合ってるし…。」

 「私、アップとかあまりしないんですけどね…」

 「でも『駒子』の襟足…素敵でした…。」

 

 どう考えても、会話がセクハラ方面に走りそうで…ドクロ

 「妄想」はここで強制終了。

 

 妄想の世間話って!…

 爺ィの思考回路はどうなっておるのでしょう?

 

 己の耄碌ぶりが怖いわ!叫び

 ♪怖いわ 恐いわ 恐いわぁ~

 こんな時こそ あなたに居てほしい~

 ※♪春風のいたずら by山口百恵

 

 発作的に、何、唄うとるねん!爆弾

 

 で、妄想の話相手は「奈緒」

 おいおい!ほんとに大丈夫か?自分 うんち

 

 ともかく、旬の女優さんドキドキですね、

 

 この人も福岡出身

 この人…と言うのは「蒼井優」とか「石橋杏奈」「今田美桜」始め、これまでも気になる女優さんが多かったから…。

 

 そうですね…観ているのはほとんど「ドラマ」

 NHK「あかひげ」の「保本登(中村蒼)」の妻「まさを」

 同じく朝ドラ「半分、青い。」

 「あなたの番です(日テレ)」

 「まだ結婚できない男(関テレ)」

 「姉ちゃんの恋人(関テレ)」等々で見る度に、実はどうにも気になっていて…

 

 例えば「ストレンジャー~上海の芥川龍之介(NHK)」

 芥川の妻「文」の役もそうですが、見る度に微妙に印象が違う。

 

 こちらの見方もあるんでしょうが、見る度に変わっていくんですね。

 そして、まだまだ見せてない何かがありそうで…

 そういう期待感がある訳です。

 

 そうですね…そもそも個人的にはこの「宮崎あおい」タイプのルックスに惹かれやすく…

 もちろん「女優」という括りで…ですが…。

 「蒼井優」とか「二階堂ふみ」「古川琴音」…とか。ドキドキ

 

 とびっきりの美女ではなく…(失礼!)

 一見、どこにもいるような…ごくごく普通な感じ

 しかし、よくよく見てみるとけっしてどこにもない、きらりと光る存在感キラキラ

 

 そう言えば、少し前までこの「奈緒」「古川琴音」を混同してました…。

 この話、前にもしましたっけ?

 そんなもんですばい!

 「木村文乃」「吉岡里帆」とか…。

 

 どこ、見てるんだか?とは思うのですが

 結局、似たタイプを好きになるってことでしょうね。

 う~ん…そういうことで…よろしく。

 

 ま、ともかく「奈緒」

 …27才という年齢的なものもあるのでしょうが

 俗な言い方をすれば、見る度にいい女になっていって…。

 もちろん、これも「女優」として…。

 何か、魔性的な魅力があるんでしょうね…。

 あの空気感…あの「目」なんでしょうかねえ…涙袋

 男は概して、涙袋お袋祝儀袋にはからきし弱いもんです…

 そうなのか?ドクロ

 

 何となくですが…

 多くの女優さんを見てきて…

 これは単にルックスや美貌の話ではなく

 いい女優さんには、みるみる輝きを増していく時期ってあると思います。

 

 多分、彼女はそんな時期…

 次は何を演じるんだろう?という期待感を持たせてくれる

 数少ない女優さんのひとり。

 

 今、確実にそう思わせてくれるのは、後…「黒木華」くらい…。

 

 そういう訳で、今、注目せざるを得ない女優さんではあるのですが…

 

 いやはや…プロは凄い。クラッカー

 あれも良い良い、これも良いの…脳天気なドラマウォッチャーとは違い

 女優を見るプロの目はほんとに凄いと思ったのは…

 

 この春のNHK「雪国~SNOW COUNTRY」の「駒子」役の抜擢

 

 そうだよなあ…

 どう考えても…

 「令和」の今、「駒子」を演じられる女優は「奈緒」しかいないわな…。

 まして「島村」があの「高橋一生」ならなおさら…。

 

 うわー…やられちまったァ…笑ううさぎ

 訳の分からん、敗北感…どういう目線だか…?

 

 こうなったら「NHK」、次の文芸路線…

 「松本清張」の「天城越え」だったら

 ヒロイン「大塚ハナ」「奈緒」でお願いします。

 

 ともかくこの秋

 初主演ドラマでシングルマザーを演じる

 「ファーストペンギン(日テレ)」

 番宣気味ですが、ちょっと期待しています…。

 

 なお、次週の「番外編」

 たまには気になる「男優」も…ということで

 今、名前、挙げました「高橋一生」を取り上げます。

 

 女優遍歴「ドラマ黄金時代の女神たち」

 最終章「桃井かおり」篇は

 9月29日更新の木曜版よりスタートします。

 

 

 

 

 唐突ですが…

♪22才の別れを考える

 

 今更、何を考えようというのでしょう?叫び

 

 ともかく

 「かぐや姫」「風」の代表曲のひとつ…と言うより

 70年代を代表する日本のフォークソングの名曲音譜

 

 したがいまして、多くの皆さんがご存じと言う前提で進めます。

 

 作詞・作曲はご存じ「伊勢正三」

 

 そもそもは1974年「かぐや姫」の4枚目のアルバム「三階建の詩」に収録された

1曲。

 

 1974年というのは、前年リリースの♪神田川「かぐや姫」が大ブレークの年。クラッカー

 もう破竹の快進撃のさ中。

 

 「伊勢正三」はこのアルバムのために、この曲と♪なごり雪を書き下ろしています。

 

 「伊勢正三」自身によれば、一方の♪なごり雪とは違い、この曲は明らかにヒットを狙って作った曲だそうです。

 で、ちゃんとヒットするんですからね…。叫び

 

 そう言われてみれば、このエピソードらしきものが、本人の体験とは思えない訳で…。

 何となく作為的な詩の創り…音譜

 

 22才…まあ、ひとつ区切りの年齢と言うことではあるのですが…

 学生から社会人へいう感じですかね…

 それで恋愛も、一応ひと区切り…

 新たな出会いを求めて…というふうに割り切れるものか…?笑ううさぎ

 

 この曲の「核」とも言えるフレーズ。

 殺し文句と言ったらいいのかな…

 

♪あなたは あなたのままで

 変わらずにいて下さい そのままで…

 

 最後の最後、これでグッドキドキときてやられてしまうんですよね…男というやつは。

 

 青春のひと時を共に過ごした…

 あの煌めくような日々

 何よりも信じられた、あなたのあの時の微笑んだ瞳の色…。

 

 それを心に焼き付けて、私、お別れします…。

 

 で、結局、何?…えー!!

 

 どんな事情であれ、親の勧めた縁談であれ、何であれ…

 この「彼」より一緒にいたい男を見つけたってことですよね。

 

 でも、どうか、あなたは変わらないで…

 私、変わっちゃいましたけど…って

 そりゃ、「わがまま」ですたい!叫び

 

 それを告げるのは今日しかないって…

 どういう意味?

 今日だって、手くらい触れたでしょうが?爆弾

 

 ま、振られるのは仕方ないとして

 これは、ちとあざといんでないかい?…

 別れた後も、男の中ではいい女であり続けたい…。

 女性のしたたかさ、狡さ…。

 ああ、女性とか言っちゃいけないのか…。叫び

 

 「伊勢正三」も結構、悲惨な体験しているのかも…と思いつつ

 

 ま、「ショージ君」的憤慨はしてみたものの…わかんない例えだわ!ドクロ

 

 この曲が既にスタンダードになるほど、多くの人の心に今も残っているということは…

 通り一遍の切ない失恋ソング、別れ歌ではなく

 そんなリアリティのある「苦さ」を敢えてリリカルに描いているからかもと…

 そうか…深いんだあ…切ないって、こういうことだわ…

 と、改めて感じる今日この頃…。目がハート

 

 少しニュアンスが似てる感じのフレーズ

 

♪あの頃の生き方を あなたは忘れないで

 あなたは私の青春そのもの

 

 「荒井由実」の♪卒業写真(1975)ですね。

 

 こちらはご存じのように、学生時代の恋、淡い憧れを歌っているようで

 実は「荒井由実」自身のかつての恩師とのエピソードを歌っている…というようなこともあり…

 ひたすら清く美しく…何の「苦み」「えぐ味」もない訳です。

 

 ♪22才の別れ

 

 片想いに終わらず実った恋。ドキドキ

 それでも「心変わり」は如何ともしがたく…。泣くうさぎ

 

 17才から一緒に火をつけた蝋燭は5本で終わってしまう…

 例え、引き止めても変わる筈もなく…

 この恋が散る花ならば、いっそ美しく散ってやる…キラキラ

 

 でも、やっぱりつらいわ…わし…。

 当分、彼女の誕生日、憶えているんだろうなァ…。

 

 そんな女々しさを歌い上げた珠玉の失恋ソング。

 

 女々しい男には、やはりたまらない「永遠の名曲」宝石白です。

 

 

 余談です。

 

 この曲が収録されたアルバムのタイトルは前述通り「三階建の詩」

 「かぐや姫」のメンバー「南こうせつ」「伊勢正三」「山田つぐと(パンダ)」の三人がそれぞれ曲作りを担当…という意味。

 それと…多分ですが、もうひとつの「三階建」

 

 このアルバムには「瀬尾一三」「木田高介」「石川鷹彦」という当時気鋭の三人のアレンジャーが参加しています。

 ♪22才の別れの編曲は「瀬尾一三」

 ところが、翌1975年、「風」のデビューシングルとなった時の編曲は「石川鷹彦」

 つまり、あのギターギターによるあまりに有名なイントロは、ギターリスト「石川鷹彦」の手によるもの…。

 

 そう言えば「風」の相方「大久保一久」が亡くなってちょうど1年…。

 「広島フォーク村」から「猫」…そして「風」

 やはりあの時代は遠くなっていくのですね…。泣くうさぎ