謹 告
今回より日・木曜更新です。
見繕ってお読みいただけましたら
災害です…?わっ!
い、いえ!幸いです…
で、日曜更新1発目です。
えー…
新しくも懐かしく…
そういう訳で1回目
「ウエストサイド物語」
どこが…?
第1部終了・特別編
遅れに遅れて…ようやくだわ…
追悼 白土三平
「白土三平」が永眠したのは、昨年、2021年10月8日。
そして10月12日、まるで後を追うかのように、片腕であり実弟の「岡本鉄二」が亡くなります。
「赤目プロダクション」
初期スタッフ「小島豪夕」も既に亡くなっており
「白土三平」のDNAを受け継いで存命する作家は
「小山春夫」一人ですか…。
「源とツグミ(「少年サンデー・原作「李春子(白土三平夫人)」)」
大好きでした…。
さて、ごく一部の「貸本漫画」を除けば、私の初「白土三平」は
前に書いたと思いますが…
「風の石丸(1960・少年マガジン・講談社)」と
「サスケ(1961~少年・光文社)」。
1964年の創刊以降「月刊ガロ(青林堂)」で連載されていた
「カムイ伝」。
ところが私が「ガロ」を購読し始めたのが1967年頃。
どういう訳だかわかりませんが…
「COM(虫プロ)」の創刊と同時に、「ガロ」も購読し始めたということです。
♪赤い夕陽が校舎を染めた…高校3年生、受験のさ中です。
何をやっているんでしょう…?
気分転換にも程があるってお思いでしょうか?
ああ、そうですか…。
したがって「カムイ伝」を読み始めるのは…
同じく1967年に刊行が始まった「ゴールデンコミックス(小学館)」。
何かややこしいこと書いてるようですが…
つまり「カムイ伝」より先に…
1965年、既に購読していた「週刊少年サンデー(小学館)」で連載が始まった
「カムイ外伝」を読んでいたと…こういうことです。
同じ年、これも毎週、欠かさず読んでいた「週刊少年マガジン(講談社)」では
「ワタリ」が連載開始です。
「外伝」は所謂スピンオフですから…本編とは多少、趣が違います。
でも抜群におもしろかったです。
何より「少年サンデー」で「白土三平」が読める訳です。
今思うと、小学館編集部の「白土三平」への惚れ込みは半端じゃなかったですよね。
一時は「青林堂」買収しようとしたくらい…?
ま、漫画界の至宝であったことは間違いないですし…。
「手塚治虫」の「虫プロ商事」でも「カムイ外伝」の単行本、出してたし…
「COM名作コミックス・1972」
あんな作家はもう出てこないかも知れません。
未完に終わった「カムイ伝」
彼らはまだどこかで、命を削り、戦い続けているのでしょうか…?
当時、特に「忍者武芸帳 影丸伝」そしてこの「カムイ伝」などの壮大な叙事詩…
これを読み解くカギとして、「マルクス主義」だの「唯物史観」だのと取り沙汰される風潮がありました。
そういう「政治の季節」でしたからね。
「社会科学」にさほど精通していた訳でもないので、そう言われればそうかも知んない…とか迂闊に考えたりもしましたが…
個人的には…「白土漫画」のおもしろさは、そんな単純なものではないと思ってもいました。
ま、どうでもいい話ですが…。
たしかに…他の漫画家と一線を画す「作家性」というものが際立った漫画家ではありましたね。
その「作家性」を感じさせるひとつに「背景描写」の拘り…
突き詰めて言うと、飛びぬけて巧みな「自然描写」。
それは当然、ある種の「心象描写」でもある訳で…。
唯の背景ではない、登場人物(忍者たち)の息遣いに呼応するような…
風・雨・嵐
せせらぎ・激流・渓谷
そして木々・草花が織りなす山々
更に鳥・小動物を含めたけものたち…。
この描写への徹底した拘り…。
当たり前ですが、ちょっとやそっとじゃ真似のできない画力。
私にとって「白土三平」のもうひとつの大きな魅力でした…。
好きな作品を…と思い、何冊か引っ張り出してみましたが…
そういう意味を込めて…
「シートン動物記・灰色熊の伝記」。
動物…大好きだったんだ…と思える見事な描写です。
あらゆる自然描写を含め…
どれほど多くの漫画家…あるいは漫画家志望者が、これをお手本にしたことか…。
そう言えば「カムイ」って…
サブストーリーで出てくる「狼」の名前でもありましたね。
違ったかな?
遅まきながら…改めて、ご冥福をお祈りします。
本当におつかれ様でした。
※「全力漫画少年・第2部」スタートは8月下旬を予定しています。
で、来週、次の日曜更新(7月24日)ですが
懲りもせず…ごくごく一部で好評でした?
頑なに音源を貼らない音楽コラム第2弾
「青春の坂道ソング考」その1です。
新・ミニコラムでおます。
不意に…何の脈絡もなく
思わず口ずさんでしまうフレーズ
…みなさんはおありでしょうか?
最近のお気に入りとか…はあるでしょうけど
え!突然何でこの曲?…というヤツです。
まあ、ある種の老化現象なんでしょうけど…?
突発性口ずさみ症候群?
最近、気が付くと口ずさんでいるのが
♪パイナップル・プリンセス
若いみなさん、ご存じでしょうか?
そもそもが1960年、「アネッサ・ファニセロ」が唄ってヒットした
オールデイズ。
日本では翌1961年に
「田代みどり」がカバーして大ヒット!
この日本語ヴァージョン
♪背高ノッポの彼ェとぉ
い~つでも一緒なの…
とか…
何気に口をついて出てしまうんですね。
深夜、PCのキーボードを叩きながら独り
♪パイナップル・プリンセスをひたすら口ずさむ爺ィの姿…。
怖いですねぇ…。
しかし、何でやねん!?
最近、聴いた記憶はまったくないのです…。
そう言えば…と爺ィは回想します。
少し前でしょうか…ご存じの方はご存じ
「You Tube」の「エド山口のOh!エド日記」
あれで「三原綱木」との共演がありました。
まあ、お馴染みのギター談義でしたけどね…。
そう言えば「三原綱木さん」、無事、退院されたようで…
わしら往年の「ギター小僧」にとっては憧れのギタリストのひとりです。
どうぞご自愛を…。
これもご存じの方はご存じ
「三原綱木」はかつて「田代みどり」と結婚していた時期があります。
「綱木&みどり」…♪愛の挽歌 なんておぼえてます?
今でも唄えます…唄わんでよし!
しかし…それだけで♪パイナップル・プリンセスが…?
いやいや…♪パイナップル・プリンセス唄ってた頃…1961年くらい
「田代みどり」は13才…。
ならば…思い当たるのは映画…
このところ、60年代の「日活映画」を観直す機会があって…
もちろん…ほぼ「吉永小百合」主演作…むふ!
例えば「青い山脈(1963・西川克己)」
「こんにちわ20才(「は」じゃなく、なぜか「わ」)(1964・森永健次郎)」
「風と樹と空と(1964・松尾昭典)」
コレ全部、「田代みどり」、女優として出てんです。
「青い山脈」では女子高生
「高橋英樹」の「安吉」にひそかに心を寄せる「和子」。
「こんにちわ20才」では「吉永小百合」の妹「タマ子」。
「風と樹と空と」では「吉永小百合」の相手役の「浜田光夫」の妹役。
当時「妹役」でよーく「日活青春映画」に出てたんですね…。
懐かしくて…それで「田代みどり」がインプットされて…
♪パイナップル・プリンセスが思わず…
なるほど…
ひとりで納得
この流れで少し思い出したことが…
彼女の出身校は「精華学園」。
現在はたしか「東海大学付属市原望洋高等学校」
1960年代…まだ新宿にあった中高一貫の女子校時代
その後の「堀越学園」のように芸能人が多く通う学校でした。
実を言えば「吉永小百合」も卒業生のひとり…
それでこの学校の名前をおぼえたんですけどね…あ~あ。
他にはあの「美空ひばり」!
「星由里子」「和泉雅子」「小川知子」「中尾ミエ」とかね。
そう言えば…
中学の頃…ギターを買う前に、何故かウクレレを買って…
そういうの、多かったです。
取り敢えず4本弦で…ってね。
で、私もこの曲、弾いたりしてました。
何せ、コードは三つの循環コード…。
♪背高ノッポの彼はァ
ヤキモチやきワイキキィ~
何ちゅう、ぶっとんだ訳詞!…by 漣健児
そんな♪パイナップル・プリンセスでおました。
追悼 山本コウタロー
♪くだける波の あの激しさで
あなたをもっと 愛したかった
・・・
詞・山上路夫
「ソルティシュガー」、その名の由来を含め
憶えている人も少なくなったでしょうね。
こちらは「ウィークエンド」の
♪岬めぐり
ご冥福をお祈りいたします。
ということで初の日曜更新版でした。
次回更新は7月21日木曜です。