ツイッター短文をまとめ

後半にちょっと書いたようにあまり気力がわかなくてうまくまとめきれなかった…


 今日は探偵の日だそうで、ふと思い出したのがたしか英国の作家でミステリの約束を壊すことを意識した方がいて、シリーズ探偵の特徴がその推理が正しいとは限らない、間違える探偵だということ。

 ある長編で事件を解決するものの、後に発表した短編で作者の別シリーズの主人公が再調査をしてその探偵の推理が間違えていたと証明するものがあると何かの本で読んだ時、ミステリというものは色々と出来るのだと思った。

 そういえば古い本の既刊情報のあらすじで、時として探偵は犯人に敗北することもある、という考えから書かれた短編集があったと思うけれど題名や著者がわからない…


 子供の頃にジュブナイル向けで読み、後に完訳を読んだパット・マガーさんの「探偵を捜せ」は題名の通り殺人者が探偵を探す物語だったけれど、著者の初期作品は犯人はわかっているのに新聞が破れていたため誰を殺害したのかわからない、友人からおばさんが夫を殺したと連絡を受けたものの主人公にはおばさんが七人いてどの夫婦のことかわからない、ある殺人事件の目撃者がいてその人物が証言すれば事件が解決するのに誰が目撃者なのかわからない、ある人物が四人のうち誰かを殺害する計画をたててそのうちの一人がその計画に気がつくもののその人物が誰を殺害するつもりなのかわからない、という作品を発表していて読もうと思いながら未だに本すら手にしていない…


 ミステリはある意味お決まりの形といったものがあるけれど、わりと色々とそれを破るものがあったりして意外に思うことがある。

 それこそシャーロック・ホームズの時点で探偵の敗北や事件がうやむやに終わるものがあったりして、たまにミステリをお決まりのものとしてネタにするものがあるけれど、そういったのを知っているからちょっとモヤモヤするものがあったりする。

 それ以前に色々と読み逃しが多いから読まないと…


 今日は探偵の日ということでなにかしら書こうと思ったけれど、うまくまとめきれない…

 それこそある意味でゴーストハンターという紹介文で気になったアガサ・クリスティーのハーリ・クィンのことを書こうかと思ったのだけれども、ただ色々と繰り返しになるなと…


 とりあえずブログに書いている探偵に関するタグでまとめたものを…

 他にも作家別のタグを作っているけれどちょっと気力がわかない…久々に「僕が気になる名探偵」を書こうかなとちょっと思ったり…

ツイッターの短文をまとめ。今回もちょっと文章がまとまっていない…


https://twitter.com/naohikoKITAHARA/status/1782744028137783634?t=4oMBIHs9p4V3z9MjeaZsIQ&s=19

 レイモンド・チャンドラー氏の完成した遺作が創元推理文庫から田口俊樹さんの新訳が出るそうだけど、度々書くように興味がありながら自分は短編いくつかと「高い窓(田中小実昌さん訳)」しか読んでいないけれど、それでも度々引用される名台詞は知っていた。


 帯をみると今回はその台詞は「タフじゃなければここまで生きてはこられなかった」のようだけれど、それで思い出すのは昔ミステリマガジンで木村二郎(仁良)さんがハードボイルド特集のコラムで大きな声では言えないけれどしっかりもタフも誤訳ではないか、皮肉だから逆に訳さないといけないのではないか的なことを書いていたのを思い出した。


 自分は英語ができないから翻訳頼りだけれども色々と読むと翻訳というものは大変だと思う。

 それこそシャーロック・ホームズすらあるブロブを読むと

https://freeenglish.jp/category/peruse-sherlock-holmes

訳によって二階なのか三階なのかすらわかれていたり、ネイティブだからそれが本当に正しいのかという問題提起を読んだりすると翻訳をすることは本当に大変だと思う。

 ものすごい余談だけれど、今回元々引用した北原尚彦さんのことを長い事、翻訳家の方だと思っていてゲームの小説版であるスターオーシャン3の著者で名前をお見かけして驚いてしまったし著者紹介で元々作家としてスタートに、翻訳だけでなく小説もかける方で本当にすごいと思った。

 話を戻してそれで思い出すのがアガサ・クリスティーファンクラブのサイトにあるコンパニオンブック

http://www.ab.cyberhome.ne.jp/~lilac/christie/cbook.htm

その趣旨に関してはサイトを読んでほしいのだけれども原書でクリスティーを読むための手引だけど、その改訂や様々な情報が集まって今までわからなかったことが判明したり、間違えていたことが判明したりと色々な方が集まることのすごさを知った…


 ちょっとうまくまとめきれなかったのでここまで…


アガサ・クリスティー生誕記念贋作用メモ 

 「彼はすべての財産を失い、職も辞めされ余命宣告を受け、さらには室内から鍵が掛かっていたのにもかかわらず、あなたは彼は自ら命を絶ったと思っていないのですか?」 

「はい、そうですよ。あなたは彼のことを知りませんがわたしは彼のことを幼い頃から見ていて知っています。彼は驚くほど楽天家で余命宣告にしてもどうにかなるだろうと気楽に考えていました。あなたには命を断つほど追い詰められていたと思うかもしれませんが、彼は人生はどうにかなると思う人間でした」 

「しかし密室の方はどうなります?」

 「そのことに関してはわたしは難しいものだと考えていません。彼の家は古いだけのどこにでもあるものです。特殊な鍵だとかそんなものが普通の家にあるわけではありません…その室内に掛かっていた鍵の先が新しい傷が出来ていたら万事解決ですわ」 

(終盤) 

「彼はそれを知らずにこの世を去ったとは不幸なことですね」 

「そうかしら?彼は楽天的な人でしたからたとえ手にしていてもうまく扱えたとは思えません。それに彼を利用とする人間は遅かれ早かれ現れたでしょうから」 

「しかし命を奪われることは不幸なことではありませんか?」 

「それはもちろんのことですよ。わたしが言っているのは生きていく上の不幸のことで、おそらく彼はそれすら気楽に乗り切ったことでしょう」

  今年のネタはまだ出来ていないけれど、とりあえず思いついたメモを… 

 意図的にキャラクターの名前はあげていないけれど、一応探偵とその相手の想定はしている。 

 まだそこまで書き込めていないけれど、これだけでピンとくる方がいたらすごいと思う。

 ちなみに密室トリックに関してはアガサ・クリスティー原作ドラマのある回を観ていて(原作は未読)そのミステリファンをおちょくるような密室の謎解きに驚いたものからでそちらはピンとくる人もいると思う。