6/18(火)TOHOシネマズ日本橋へ行ってきました。
 



公開20周年記念で、映画館で上映されると知り、とても楽しみにしていました。
20年前に見た時は、大ヒットしてかなり長く上映されていたと思うのですが、混雑していたから、かなり後半に見に行った気がします。
その後、珍しくDVDが欲しくなり、あちこち探し回ったような…

あの頃より、映画館の音響も格段に進化してるし、どんな感じかなぁ~と楽しみにしてました。想像以上に、かすかな音も聞こえてきて、ビックリしました。
周囲が暗い中、大画面だけに集中し、音の洪水に飲み込まれるような感覚は、映画館ならではだと思いました。

今回は、あの頃は感じなかったものが、色々ありました。
なんといっても、ファントム役のジェラルド・バトラーの色気です。
撮影当時は、30代前半?の彼は、顔もスタイルもシャープで、顔が半分仮面に覆われていても、なんというか立ち上ってくるものがあり、あの声と共に、クリスティーヌが抗えない魅力があります。

一方、クリスティーヌ役のエミー・ブロッサムは、あの可愛らしい歌声と共に、2人の男性の間で、揺れ動く様子がより鮮明に感じました。
幼馴染のラウルへの安心感とは別に、どこか本能的な何かが、ファントムの方へと傾いてしまってる感じ。後半にある「ドン・ファン」の舞台での二人の様子を見ていると、歌いながら、どんどん2人が繋がっていくように見え、それを見ているラウルが哀れでならなかった。

当時、パトリック・ウィルソン演じるラウルに、あまり関心がなかった気がするのですが、今回は冒頭から、愛するクリスティーヌと共に人生を過ごす事ができたけれど、どこか寂しさも抱えていたような気がしました。
オークションで、あのシンバルを叩く猿を落札し、クリスティーヌのお墓へそなえる様子を見ると、クリスティーヌがファントムを忘れ得なかったのが感じられたから…

少し前に、劇団四季の「オペラ座の怪人」を見たせいもありますが、マスカレードのシーンが、色とりどりの衣装でなかったことにビックリ。あんなにも、黒白金銀だったとはびっくりまぁ、最近の記憶力の衰えを考えたら、20年前に見た映画の詳細を覚えてるわけもないかあせあせ(飛び散る汗)

今回、映画「オペラ座の怪人」の上映が決まってから、xをフォローしてるのですが、色々とプロダクションノートがポストされているので、見終わった後も、「なるほど…」と頷くエピソードが多いです。

クリスティーヌが墓地を尋ねるシーンの時、数々の彫像も、見入ってしまったわ。
あの場面も、華やかな場面ではないけれど、とても印象的でした。

映画は、あらゆる部分まで、細かく再現していたし、何より各キャストの表情が目の奥までも見えるから、舞台とは違った没入感が味わえますね。

今回は、平日夜、会社帰りに行ったせいか、場所のせいなのか、かなり空いてました。
本当は、翌日有休を取っていたので、昼間にしようかと思ったのですが、夜観劇予定があり、その前に「オペラ座の怪人」を見たら、間違いなく楽曲がぐるぐる回った状態になると思い、やめました。結果的にそうして、良かったです。
一週間近くたったのに、今でも、突然音楽がぐるぐる流れ始めてしまう時があります。そのタイミングがわからないですがアセアセ

しかし、映画版を見ると、先日見た劇団四季の「オペラ座の怪人」が、私の中でいかに満足感が高かったのかが、わかりました。生オケと共に見た舞台は、映画とはまた違った良さがあり、恐らく一番は、ファントムの演じ方なんだろうなぁ~と思います。

久しぶりに映画館へ行ったのですが、やっぱり大画面で見るのは、いいですね爆  笑