5/30（木）シアタークリエへ行ってきました。
この日は、有休を予定していたのですが、観劇の予定は入れてませんでしたが、韓国ミュージカルの日本初演の「ナビレラ」を見る事にしました。
元々バレエをずっとやっていた三浦君がバレエダンサーをやるのを見てみたかったし、川平さんがその相手役というのも気になったし…最近、川平さんが出演する舞台を見てなかったしね。調べたら、3年前の「フェイクスピア」以来でした。
上演時間は、こんな感じ。
今回の出演者は、この方々。
三浦宏規 川平慈英 岡まゆみ 狩野英孝 オレノグラフィティ 瀧澤翼 青山なぎさ 舘形比呂一 他
そうそう、コンボイの舘形さんも出演してるから、楽しみでした
というか、プロデューサーさんのキャスティングが、本当に素晴らしい
どのキャストも、適材適所で、文句のつけようがありません
さて、感想ですが、いやぁ～良かった
とても、丁寧に各自の心情が描かれているし、楽曲もこれまたメロディーラインさえも優しいし、歌詞も心情に寄り添ってるし、ミュージカルなんだけど、これでもかと歌い上げるというよりは、個人的には音楽劇って気がしたなぁ～笑いやほのぼのした部分もあるけれど、所々涙が滲んだし、最後は完全に泣かされた
三浦君のバレエは、さすが小さい頃からやってるだけあって、素敵でした
川平さんと舞台に立って、最後のシーンは、ポスターのまま、飛んでいく感じだったし、あの一瞬の照明の素敵さ。心のカメラに残るシャッターシーンでした。
彼の舞台をすべて見ているわけではないですが、演技も歌も、見るたびにどんどん進化していく気がします。
いつも元気な役が多い川平さんが、ちょっと年配で人生に疲れた感じって、珍しい気がします。でも、とてもリアリティがある役だったし、夢だったバレエへのひたむきな気持ちがとてもいじらしくて、見てるだけで応援したくなったし、いつも持ち歩くメモの理由がわかると、切なくなったし、三浦君とのやりとりは、孫とおじいちゃんのやりとりにも見えるけれど、なんていうのかなぁ～会うべくして会った二人で、ソウルメイトって感じかなぁ。色々ぶつかり合いながらも、お互いがなくてはならない人で…
川平さん演じるドクチュルの家族たちも、それぞれの立場を思えば、共感できる人達。
奥さんの岡さんは、太陽みたいに明るくて、気さくな人。そして、夫が見つけた夢の意味の重みを誰よりもわかってあげられる人。
あんな風に寄り添える夫婦は、見ていても本当に素敵ですね。
世間体も気にするし、思いを伝えるのが不器用だけど、父親を心配している長男。
いや～メガネかけてるし、今まで見た時と雰囲気違いすぎて、オレノグラフティさんだって、気づかなかった
新鮮だったわ～どうも、昔サンシャイン劇場でみたワイルドなイメージが強くて…
次男役の狩野さんの舞台初めて見たけれど、歌も良かったし、お芝居も自然でした
長男と違って、考え方が柔軟で対照的なのがハマっていたと思う。
お笑いの人って、ジャンルは違えど、ステージでお笑いを披露しているからか、生に強いって気がします。
チェロクの昔のサッカー仲間である瀧澤さんが、チェロクに対して恨みがあったにも関わらず、偶然ドクチュルを助けた事をきっかけに
2人の関係をみて、少しずつ心境に変化が表れていく様子が、とても良かったです。
老いたドクチュルの健気な頑張りが、周りの人を少しずつ変えていく様子は、まさにバタフライエフェクトだと思う。
ドクチュルの孫娘を演じた青山さんも初めて拝見しましたが、天真爛漫な感じが良かったし、家族の中で、クッション役を演じていた気がします。
バレエ教室の先生である舘形さんは、まさにハマリ役。
佇まいも、ちょっとしたコミカルな部分も、舘形さんの良さが前面に出てる気がしました。相変わらずのスタイルの良さに、美に対する悪なく追及をされてる気がします。
それにしても、公式HPのイントロダクションにも書いてありますが、ソウル芸術団はミュージカル化が上手ですね。
「ダーウィン・ヤング 悪の起源」は小説でしたが、今回はWEB漫画が原作とは…
この作品は、家族愛とか、病気とか、夢や挫折とか色々な要素が含まれていて、どの年代が見ても何かに共感できると思います。
公式ＨＰは、こちら
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色々なインタビューがあったかと思いますが、こちらの動画がおすすめです。
https:/
そうそう、カーテンコールで、スタンディングオベーションした時、我慢できずに声をあげて声援を送りました
本当に感激して、感動したことを伝えたくて…
最後に川平さんが「皆さん、お楽しみにいただけましたか？」と尋ねた時に、会場中沢山の拍手と歓声に包まれてました。三浦君も、とてもうれしそうでした