4月14日(日)晴れ
本日もお散歩。
午後になってから嫁さまと出かけた。
京都駅に行くつもりだ。
東大路通を歩いてきて、ここは東山七条。
本来ウチから京都駅に行くには河原町通りに向かったほうが近道。
ちょっと運動がてら歩く距離を伸ばそうと言うことで智積院前までやってきた。
このあたりはけっこうな観光地で、海外のガイドブックに載るような店もたくさんある。
清水一芳園もその一つで、連日行列ができている。
お抹茶とお菓子、またはお茶を使ったお菓子やちょっとした軽食が食べられることで有名。
東山七条から少し南に行ったところにある。
さて、七条通りを西に向かって歩き始めると、まずハイアットリージェンシー京都がある。
東山七条はハイアット、フォーシーズンズ、シックスセンスなど高級外資系ホテルが立ち並ぶ地域で、外国人観光客が拠点にしていることも多い。
向かい側には京都国立博物館。
通ったときには「雪舟」の展覧会をやっていたが、これに限らずいろいろな展示をやっている。
ときには世界各国の国宝級の展示物が並ぶので、割と混みあっている。
さすが国家権力なのか、秘仏を展示なんてこともあって、府外から訪れる人も多い。
その向かい側に三十三間堂。
昔は「蓮華王院」と書かれていた看板も海外観光客向けなのか、三十三間堂と言う書き方に統一されている。
世界一横に長い木造建築物である三十三間堂は、名前のとおり「お堂」の名前で、お寺は蓮華王院と言う。
すぐ近くの向かい側に「うぞふすい」で有名な「わらじや」がある。
「うぞうすい」はウナギのお雑炊のことで、こちらのお店は1624年創業の老舗。
ちょうど開業400周年ですな。
方広寺にあった京の大仏、秀吉がお参りの際にこちらのお家でわらじを脱いで休まれる習慣があったところから「わらじや」の屋号が付くようになり、うなぎ料理店として現在に至る。
建物は400年前のものではないが、老舗の風格がある。
少なくともボクが生まれた55年前から姿は変わっておらず、実際にお店に行かれた方も「歴史を感じる」とおっしゃる。
残念ながらボクは行った事がない。
その近所にカレーのココ壱。
意外に海外の方に人気があるココ壱のカレー。
今もちょうどガイジンサンご夫妻が出て来ようとされているところだが、少なくともこのお店はガイジンサンで持ちこたえているw
河端通近くまで進んだところにあるラーメンの坊歩(ぼんぼ)。
わりと美味いと評判で、京都名物鶏豚骨ラーメンが味わえる。
場所が場所だけにガイジンサンをはじめとする観光客が多く、待ち列ができることもしばしば。
さて、河端通りを渡ると七条大橋。
鴨川に架かる橋には東海道の起点である三条大橋や、義経と弁慶の物語で有名な五条大橋などがある。
先日訪ねた塩小路橋から七条大橋、正面橋、五条大橋、松原橋、どんぐり橋、四条大橋、三条大橋、御池大橋、二条大橋、丸太町橋、荒神橋、賀茂大橋までが「鴨川」にかかる橋で、約4.7kmの間に13の橋がある。
もちろん塩小路橋より下流にも九条大橋・十条大橋・くいな橋、と橋は続いてあるのだが、いわゆる「洛中」と言われる範囲で言えば鴨川には九条大橋を含め14の橋がかかっている。
賀茂大橋より北側は加茂川と高野川になるので「鴨川」ではない。
葵橋や御園橋などは加茂川に、高野橋などは高野川にかかる橋と言うことになる。
七条大橋は竣工が大正二年、全長82mの橋で、国登録有形文化財となっている。
まぁ、何て言うか、京都にはナントカ文化財が山ほどあって、日常的に普通に使っているのでありがたみはないw
昔は欄干に擬宝珠があったそうだが今はない。
鴨川の景観は昭和期よりずいぶん美化されて良い眺めになっている。
もっとも、このあたりでは三条や四条あたりでカップルや中○人が捨てたゴミが流れているがねw
そのたもとにあるのが松明殿稲荷神社。
一見小さな神社だが、948年に創始され、1711年にこの地に移ってきたと言われる。
創業1076年の老舗がコロンところがっている。
それが京都だ。
ここには大己貴命(おおなむちのみこと)、伊弉諾命(いざなぎのみこと)、伊弉冊命(いざなみのみこと)、猿田彦命(さるたひこのみこと)、倉稲魂命(うがのみたまのみこと)が祀られているが、天智天皇像や大友皇子像も安置されている。
江戸時代の古文書に、伏見稲荷大社春の稲荷祭のとき、神社の氏子の人々が松明をともしてその神輿を迎えるのを古例としていたことから「松明殿」の名で呼ばれたと記されている。
その向かいあたりにあるのが一軒の焼肉屋さん。
美味いから来てみw
と言うワケで、東山七条から七条河原町あたりまで歩いてきた。
ここらへんまでが京都東山界隈の観光場所って感じかな?
ただ、通りを歩くだけでブログ記事になるのが京都の面白いところ。
このあとは新しい街、京都駅周辺に向かってブラブラする。
続きは次回、しばし待たれよ♪