京都市東山~石畳を歩く(2)~ | 京徒然

京徒然

 
京都に住むおっさん「夕霧 楓」が日常を徒然に綴っています。
JA10クロスカブ『十六夜くん』に乗って走り回るのが趣味です。
温泉ソムリエ検定合格・温泉ソムリエマスター認定された『温泉ライダー』です。
バイクやラーメン、京都の話題、日々のネタを書いています。

1月16日(土)曇り一時雨

 

今日は京都東山の石畳巡りをしている。

 

 

三年坂を訪ねてから・・・

 

 

法観寺(八坂の塔)を見に行ったボクは二年坂の南側にいた。

 

 

これから高台寺・祇園方面に散策を続けるつもりで二年坂を下った。

 

 

下りてきた二年坂を振り返る。

ここも特段かわった石畳でもない。

 

今回のテーマは「特別な感じの石畳を探す」なのだ。

今までのところ、そうそう変わった石畳は見つかっていない。

 

 

二年坂には竹久夢二さんが住んだお家の跡がある。

建物は今はもうない。

 

 

少し進んで振り返ると京都らしい町並みが望める。

 

 

前に進むと高台寺道・ねねの道がもうすぐだ。

 

 

ここで一年坂(一念坂)に寄り道。

 

 

ここも石畳だが・・・

 

 

特に変わった様子はないなぁ。

 

 

一年坂はだんだん細くなり、高台寺道に出くわす。

 

 

高台寺の前に「高台寺公園」があるのでしばし休憩。

 

 

ここにはトイレや喫煙所があるので観光の合間にどうぞ。

 

何で喫煙所の案内などしているかと言うと、京都の一定の地域では歩きタバコをすると見つかるたびに罰金千円と言う条例があるからだ。

愛煙家の方には公衆喫煙所を上手く利用していただきたい。

 

高台寺から北に行く道は「ねねの道」と呼ばれている。

高台寺公園のすぐ横を通っているのだが、ご案内の前に寄り道。

 

 

こちら、石塀小路。

ちっとも石塀ではないが、名前は石塀小路で、昔ながらの石畳になっている。

 

 

なお、写真を見てお気づきの方もいらっしゃるかも知れないhが、石塀小路は立ち入ることはできても写真の撮影は禁じられている。

心無い観光客がずかずかと入り込んで、個人様のお家の前で記念撮影するなどのマナー違反が相次ぎ、自治会がこのような措置に踏み切られたのだそうだ。

 

同じように祇園花見小路の私道でも写真撮影は禁じられている。

まぁ、何だ・・・悪いのは中国人なんだがw・・・我々も気を付けなくてはならない。

 

 

さて、こちらが「ねねの道」だ。

石畳の向こうに八坂の塔も見えている。

 

 

こちらが本家本元の「ねねの道」かも知れない。

高台寺参道で、門まで石畳の階段が続く。

 

正式名称なのか愛称なのかわからないが、この坂を「台所坂」と呼ぶ。

ねね終焉の地として有名な圓徳院と高台寺を結ぶようにたたずんでおり、本当に北政所ねねが行き来したに違いない。

 

が、名前は「政所坂」ではなく「台所坂」だw

 

 

ねねの道を祇園丸山公園に向かって進んで行くと、道が細くなり、左右にお寺が目立つようになる。

 

 

こちらの「三面大黒」さんには境内に料亭と喫茶がある。

確かココの料亭で湯葉料理が食べられたような気がする。

 

 

こちら「月眞院」さんには御陵衛士屯所の跡がある。

 

 

まぁ、新選組と戦った勤王の志士たちのたまり場だなw

 

 

むしろ新選組に興味がある方も訪れてみられると良い。

 

 

ねねの道はますます細く、両側は土塀に挟まれ、時代劇の中にいるかのような感覚になる。

 

 

脇道も風情にあふれる。

 

 

と思っていたら、急に大きな道になる。

正面は大雲院、見えている塔のようなものも大雲院のものだが、塔ではなく「祇園閣」と呼ばれ、祇園祭の鉾の形を模している。

 

 

やろ?w

 

 

さて、すでにお気づきかも知れないが「ねねの道」の石畳は2種類の石畳が混在している。

コレが何かというと、この部分が歩道。

 

実はねねの道は車の往来が許されている。

なので、石の種類を変えることで、歩道を見分けられるようにしてあるんだ。

 

 

道はいよいよ祇園地区に入る。

 

 

見えてきたのは「長楽館」で、喫茶・お食事のほか、結婚式などもできる。

 

 

以前「京都周辺地域のレトロな喫茶店7選」にも紹介したが、そもそも明治時代に煙草王「村井吉兵衛」によって建てられた迎賓館で、造りの豪華さはハンパない。

一度訪れていただきたいものだ。

 

 

ここからが名勝「円山公園(まるやまこうえん)」になる。

石畳ではないが、進行上通り抜けなくてはいけないのでご容赦w

 

 

今回は通り抜けるだけなので・・・

 

 

つらつらと園内を見るだけ。

 

 

こちらが有名な「円山公園の枝垂桜」で、京都の桜の開花標本木だったこともあるようだが、現在の標本木は二条城にある。

たいそう立派な桜だが、冬は丸坊主だw

 

 

円山公園を抜けると・・・

 

 

知恩院が隣接している。

 

 

でけぇ三門だなぁ。

 

 

確か「華頂山」と書かれている額の大きさだけで1坪(畳2枚)以上と言う。

元和7年(1621)、徳川2代将軍秀忠公の命を受け建立された。

 

五間三戸・二階二重門・入母屋造本瓦葺で、高さ24メートル、横幅50メートル、屋根瓦約7万枚。

構造・規模において、わが国最大級の木造の門だ。

 

ちなみに知恩院の、この門は「三門」であって「山門」ではない。

タダの門ではなく、「空門(くうもん)」「無相門(むそうもん)」「無願門(むがんもん)」という、悟りに通ずる三つの解脱の境地を表わす門(三解脱門:さんげだつもん)を表す門なので「三門」で、間違ってもほかのお寺のように「山門」と書いてはいけないらしい。

 

 

さて、知恩院を詣でてから丸山公園に戻り、公園内の石畳を歩く。

 

 

石畳には別段変わったところはないなぁ。。。

と思っていたら。

 

妙なものを見つけた。

 

 

うむ。

京都にもピラミッドは実在したww

 

コレが何なのかは不明だが・・・

狼煙台?w

 

 

円山公園を抜けると八坂神社。

 

ちょうど八坂神社の裏側を通ってきた格好になる。

今日のところはここからのご参拝で勘弁してもらおう。

 

 

振り返れば四条通。

 

さて・・・

もうひとつふたつ、石畳をまわりますかね。

 

京都東山には石畳がたくさんあるのだが、どれも至って平凡なので困ったものだ。

ま、もう少し歩いてみよう。

 

ボクは四条通を西へ向かった。

 

 

と言う所で、京都東山石畳探訪の二回目(全三回予定)はここまで!

 

さて次回は、東山山麓から離れて、祇園を散策するよ。

 

請うご期待なのだ♪