「お疲れ~」
裏口から声がした。足音が休憩室に向かってくるのが解かった。
ひょこっと顔を出したのは、先ほど話していた柳原だった。
「おー、高校生お疲れ~。」
この人はいつも優しい笑顔だよなぁ、そう思いながらはじめて見る私服姿に少しドキドキしていた。
社員の人はいつもスーツで来ている。それはそれで、幼い利香にとってはドキドキもんなのだけど、休日のラフなカッコもいつもより身近に感じ、つい顔が緩んでる自分が恥ずかしかしく、すぐに視線を戻した。
柳原は、二人の間の席に座りタバコに火をつけた。
「利香、うちの人にばれちゃったんだって ?。大丈夫だった?。」
あいかわ・・・、いつかこいつ・・・(-""-;)。
「あっ、そうなんですよ。私、遅刻しちゃって・・・。店長が家に電話してばれちゃったんです・・・。」
決まり悪そうに話ながら、きっ、と相川を見ると、
・・・、タバコすってるよ( ̄□ ̄;)。しかも、ふつーに。
しばらく状況がイマイチ飲み込めず、固まったまま相川を見ている利香に
「あ、大丈夫だよ。この時間はあまり人来ないし、塚田店長は結構ゆるいから。チーフの前はまずいかも知れないけどね。」
そうなんだ~、良かったぁ~(ノ´▽`)ノ。
って、そこじゃなくて柳原さん・・・。私が思ってるのはさ・・・。当の相川は
「今日、どこ行きます ??」
凄く楽しそうに話してるんですけど・・・。あなたの話を私はしてるんですけど。
・・・、私がおかしいのでしょうか ??。
あまりにも自然な態度に、自分が疑問に思っていることがおかしいのかと思ってきた。