『霧太郎天狗酒盛』![]()
最近、天狗づいていますね。(*^▽^*)
歌舞伎のなかに描かれる「天狗」のなかにも様々な形があります。
そのなかでもこのお話は、やはり天狗を悪者として描かれています。
こういう異形のものは、どうしても人間から畏怖される存在なのですね。![]()
さて、111年ぶりの復活上演となる当作品。![]()
橋之助さんのパワーにまず圧倒されます。
全体をぐいぐいひっぱってゆかれる。
始めは『静』の芝居。
ただそこにいる存在感。![]()
じわじわとそのエネルギーは上昇して、一気に噴き出す。そんな感じ。![]()
そして、『動』に移行する。
長い、長い宙乗り。
体力的にはとてもつらいと思います。(´・ω・`)
吊られているのではなく自分の力で跳んでいる演技を、あれだけの時間維持するのは観ているよりもかなり至難の業でしょう。
すごいっ(-^□^-)
悪党・霧太郎の屈強な部分が大きく描かれてはいますが、それよりも私の胸にぐっときたのは彼のコンプレックス。
それがすべての行動の裏返しだと感じるから。(;´▽`A``
天狗という異形のカタチはとってはいても、根本ではとても人間に近い感性なのです。
愛之助さん。よいですね。
一生懸命さが裏目
に出て人生いたるところで空回りをしてしまうという喜之平という役をよく掴んでみえると思います。
人間の弱い部分、ずるい、けれど憎めない性格。![]()
物語のなかで、どうしても天狗の奇想天外な部分に目がいってしまうところを現実に引き戻してくれる大事な役どころなのだと思います。o(^-^)o
こういう復活狂言は、古典歌舞伎に比較してやはり調子が軽快になるのでしょうか。
これからもっと上演を重ねて練りこんでゆけば、きっともっと深みがでてゆくに違いない。
東京で上演される日はいつでしょうね。(≧▽≦)


