こんにちは!さちこと申します。
さちこの現況
都内の祖母の土地に二世帯住宅を建設しつつ、2人の未就学児の子育てに追われながら、親族介護問題に立ち向かうフルタイム共働き世帯でございます
ブログの趣旨
ブログでは、二世帯住宅建設にあたって直面した祖母の老人ホーム入居問題から、介護における嫁姑問題、親族介護における家族信託締結や二世帯住宅のアレコレについて書いていきます
物忘れか??認知症か??嫁が気付いた姑の異変 祖母の老人ホーム入居まで②
前回から続きます。
典型的な嫁姑問題が勃発している二世帯住宅(さちこの実家)にて、最初に祖母の異変に気が付いたのは母(嫁)でした。
というのも、祖父が他界してから祖母は全く自炊をやらなくなったのです。(恐らく元々自炊が嫌いだったのだと思います…)
なので、食事は基本的にお惣菜購入+母の用意したお米で済ましていました。
毎日のこのお米のやり取りを通して、母が最初に祖母の異変に気が付きました。
外で飲み会続きの父も、結婚して実家を出ていた私も、母から言われるまで、祖母に認知症の兆候があるなんて思いもしなかったのです。
物忘れなのか?認知症なのか?
異変に気づく前から、物忘れはありました。
物忘れは老化現象です。ちょっと言葉が出てこない…ド忘れ…から始まりますよね。誰にも起ることです。
この、物忘れが「あれ?ちょっと変だぞ?もしかして認知症なの?」となるまでに、かなり時間を要しました。
そして、この認知症なのか?物忘れなのか?判断が付かない期間がこの後も長く続くのです。(実は現在も要介護2ですが、認知症の診断はもらっていません。)
ここで言う認知症はいわゆる医療診断の認知症(脳の萎縮が顕著に見られ、判断能力を認められない状態)とはちょっと違うものです。
近親者だからこそ気が付く異変や物事の判断能力はあるけど物忘れの域を出た健忘状態…(いわゆる軽度認知症なのでしょうか?)そんな状態です。
実は、最初のこの状態が親族的には1番辛いのでは?と思っています(我が家も祖母が認知症なのか物忘れなのかで、父母が不毛な喧嘩を繰り広げてました…)
そして、1つ結論を言うとすれば、
「認知症の診断なんて貰わないほうがいい!!判断能力があるうちは物忘れで良し!!」
ということです。
判断能力があるうちは物忘れ!!
早期に認知症と決めつけるのは良くないと思いました。
なぜなら
その後の法律行為が出来なくなるからです
例えば、在宅で介護出来なくなったときに、老人ホームに入居する資金をつくるため、祖母名義の家や土地を売却したいと思うかもしれません。
その時点で、認知症の診断があると判断能力がないと言う理由で売買契約が出来なります。
その場合、一般的には成年後見人を立てるのですが、これが1度立てると祖母が亡くなるまで毎年30-50万円ほどの費用が発生したりするみたいで…
祖母のために、良い有料老人ホームに入れてあげたい!その為の資金づくりに祖母の土地を売却するのに、認知症のせいでそれが出来ない…
これ、本当に誰得なんですか…
認知症?物忘れ?判断が付かないうちは物忘れだ!認知症の診断など要らん!
これが、紆余曲折を経た我が家の結論です
認知症と法律行為についても、色々ありましたので、後々ブログに詳細を書きたいと思います。(特にローン審査と家族信託についてです。)
長くなりましたが、本日もお読み頂きありがとうございます。
次回は母が気付いた祖母の異変と家族の対応を書きたいと思います。