私が初めて買った円銀は、

明治3年のNGCのUNCクリーンでした。

 

その2枚目は、下の明治18年です(2023年3月購入)。

(中国スラブで真品(本物認定の意味だと思います)の認定がされているだけであり、点数は無し)

 

 

この明治18年は、先日、NGCに鑑定に出したところ、INK CHOPの判定で手元に帰って来ました。

 

 

NGCでINK CHOPと判定された2枚について、INK を消すことを思いつきました。

 
もう一枚の方から試したところ、INK が薄くなる気配すらなく、

やはり、100年以上前のINK は取れないのかなぁと思いました。

 

が、ダメ元でもう一枚(明治18年)も一応試してみよう、と考えて、

やってみたところ、

墨汁が浮くような感じで、あっさりと簡単に取れて、

お~!!!

という興奮が頭の中に巻き起こりました。

 

やはり、何でも試してみることが大事だと強く実感しました。

 

INK が付いていた側のINK除去後の写真です。

 

INKは綺麗に除去できていますが。。。

何か変だ。。。

 

右側中央付近の葉の形が。。。

 

 

 
 
考察するべきことは、
このINK CHOPが、CHOP MARKを隠すために最近付けられたのか?
というところですが、
INK CHOPが極めて簡単に取れたことを考えると、その可能性が極めて高そうですが、
元のINK CHOPの全体は、なんとなく自然な感じに見えるし、
CHOP MARKの存在をINK CHOPでわかりにくくしても、コインの価値がそれほど高くなるとも思えません。
 
正常なINK CHOPは簡単にとれることもあるのかどうかで、結論が変りそうですが、
まぁ、現時点では、
最近付けられたINK CHOPではないかと考えていまして、
そうだとすると、
コイン収集には落とし穴がたくさんあり、
きわめて慎重に慎重に進まないといけないことになります。
 
もしかすると、
それもコイン収集の面白いところかもしれないと考えているところです。
 
〔追記〕
もう一枚のコインのINK CHOPの状況は、下記写真のように、
明治18年のもののようなハンコの形が残っておらず、
溝のところだけにINKが残っている感じです。
 
溝以外の部分のINKは、誰かがすでに消したのかもしれません。
私は、溝部分のINKを消そうとしましたが(素人なのでやり方が正しくないと思いますが。。。)、
消えませんでした。