先日、「利益が出る『在宅』とは何人必要でしょうか」と問い合わせがきた。
これはなかなか難しい問い合わせである。
薬局の状況にもよるのであくまでも、勝手な考え方だと思って欲しい。
先ず、個人宅への医師の訪問は最低でも月に2回はある。
医師の在宅に場合、「在宅時医学総合管理料」なる点数がポイントになるが、これは月に2回以上の訪問診療が必要となっている。
因みに、訪問診療とはあらかじめ計画をして訪問する。
この他に往診があるが、こちらは患者からの依頼があって訪問する。
従って、往診は比較的緊急時の対応となる。
その訪問診療時に処方せんが出る事が多いので2週間処方になる。
1回の処方せん単価は1万~1万2,000円程度じゃないだろうか。
この処方せんの粗利益として技術料と薬価差益で3.500円と言ったところではないだろうか。
通常、この処方箋を窓口で受け取ると3,500円が利益になる。
在宅では、これに「居宅療養管理指導費」などの5,000円が加わる。
では、窓口で受けた時とご自宅までお届けした時では何が異なるのだろうか。
先ず、移動と患者宅での服薬管理に要する薬剤師の人件費コストがある。
私がお勧めしている半径500m圏内だとお届け時間はものの10分もあれば足りる。
往復でも20分である。
これが16km以内まで大丈夫だなどと考えないで欲しい。
16kmは車でも20分はかかる。
遠いところには行くなと言っているのではない。
近隣の薬局にお願いしてもいいのではないかと思う。
分かち合いだ!
患者宅で困るのはおもてなしである。
これを受けると時間を要する。
私もお湯を沸かすところから始まり、出来たての超甘いコーヒーを火傷しながら飲んだ経験がある。
これがなければ一般的には15~20分もあれば十分である。
合わせると40分程度となる。
この他に報告書の作成がある。
これは医師用とケアマネジャー用が必要になる。
さらに、次回の計画書の作成も必要になる。
この書類作成に20分ではいかがだろうか。
全て合わせて1時間以内であれば、薬剤師の時給が2,000円としてもお釣りが来る。
但し、在宅をするにはこれだけでは済まない。
多少離れた患家へもお届けは発生する。
そうなると配達車が必要になる。
個人の自家用車での配達は何かあった時に面倒の元になる。
事故が生じた時の対応がないと揉める原因となる。
配達車が200万円とすると、月々のリース料は3万8,000円ほどになる。
この他にもガソリン代や保険代もかかる。
リースなので分からないが車検も必要なのではないだろうか。
これらに費用も考慮する必要がある。
結論からいうと個人宅への訪問は1時間を目安に考えて見てはいかがだろうか。
さて、分かった様な分からない様な話はさておき。
今朝は松山から東京に戻る。
今夜は、東京の「ネクスト経営塾」の最終回だ。
6ケ月間お付き合いただいた感謝として懇親会が待っている。
今日も楽しくお酒が美味い!
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