命の綱の技術料 | kae-managementのブログ

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2008年から2025年9月5日まで約6400日のブログを書いてきました。
gooブログの終了に伴い、ブログも終了することになりました。
本ブログは、書き溜めた約6400日分のブログの備忘録です。

影響度は大きい。

平成24年4月~9月の処方せん1枚あたり調剤医療費の伸び率は、前年と比較すると▲5.7%下がっている。
この▲5.7%は単純に平成23年度の伸び率との差を表している。
その内訳は技術料が+0.7%、薬剤料が▲8.2%となっており、薬価の引き下げの影響が大きいとこが明白となっている。
ただし、これは前年の伸び率が大きかったせいでもある。
平成23年度は調剤医療費が+5.5%、技術料が1.1%、薬剤料が7.2%と比較的順調な伸びを示していた。
振り合えってみると、平成22年の改定で「後発医薬品調剤体制加算」の取得が、遅ればせながら始動して貢献しているのではないだろうか。
また、医薬品も新薬などが薬剤料を引き上げていると思われる。

それに比べて平成24年4月~9月は、技術料が1.8%と貢献しているが、薬剤料が▲1.0%と落ち込んでいる。
ここで考えて欲しいのは平成23年度も技術料は1.1%と伸びている。
さらに平成24年4月~9月も1.8%と伸びている。
ここだけみると2年連続で技術料が伸びていることになる。
1.8%の伸びは「薬剤服用歴管理指導料」の“ベタ取り”によるものかもしれない。
“ベタ取り”と言うと語弊があるかもしれないが、そんなうわさが行きかっている。
それなりに現場はきちんとやっていると思うが、一部の思わしくない行為があると全て怪しまれる。

さらに、平成24年4月~9月の内服薬の処方せん1枚当たりの薬剤費の伸び率は▲1.6%となっている。
これを3つの要素で分析すると薬剤種類数が0.1%、投薬日数が3.1%、1種類1日あたり薬剤料が▲4.7%となる。
投与日数が延びて処方単価は上がっているが、薬剤料が落ち込んでいる。
これは明らかに薬価が下がったことと後発医薬品への切り替えが影響している。
因みに、平成24年9月時点での後発医薬品使用状況は、薬剤料ベース10.2%、数量ベースが28.7%、後発医薬品調剤率が51.9%となっている。

長々と面倒なことを書いたが、言いたいことは薬局の収入が、ある程度維持出来ているのは調剤技術料がかろうじてアップしているってことである。
薬価はますます引き下げの傾向が強く、後発医薬品は既に目標が60%との方向が示されている。
ここはどうすることも出来ない。
残りは技術料となる。
この調剤技術料が狙われている事が怖い。
薬価が下がった分は医療側の診療報酬に流れている。
それが足りないと医療側が主張しだしている。
切り札は「医療への貢献度」の有無だ。

調剤薬局の生命線である技術料をもっと守る動きをしないと先細りにもなりかねない。

さて、さて薬剤師国家試験が終わった。
今年は難しかったのかな。
これからは薬剤師とは何をなす資格なのかが問われている。
国民の健康に対する貢献をどの様に担うのか。
今までは少し軟弱だが地盤が出来てきた。
これからは地盤を強化し、その存在を発揮する段階である。
新しく薬剤師になった方々にはやることが一杯ある。
まさに「薬剤師よ、大使を抱け」と言いたい。
お疲れさん!


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