最後を我が家で過ごせるって幸せなような気がする。
国が2008年に調べたところ、「自宅で最後を迎えたい」と希望した人は5割を超えたそうだ。
しかし、実際には自宅で無くなった人が10年度は12.6%と低く、病院で亡くなった人は77.9%と圧倒的となっている。
この主な理由が「介護する家族に負担がかかる」(64.2%)からだそうだ。
では、負担をかけるのが家族でなければいいのかとなる。
そんな事からか介護が必要になって、施設に入所するニーズは、高齢者の遠慮からますます高まることが予想できる。
さて、日経新聞(12/6)の夕刊に「訪問薬剤師 アシスト」の見出しが飛び込んできた。
自宅療養している患者に薬剤師が薬の飲み忘れ防止や、病状の変化に応じた用量調整などの管理・指導で活躍しているといった内容である。
確かに、現場で頑張っている薬剤師がいる。
そして、薬剤師ならではのサービスがあることも確かだ。
そうは言っても個人宅への訪問はいろいろな面で大変だ。
独居生活者のご自宅はかなり入りづらいことも多い。
その他に訪問して服薬管理だけでなく書類作成も気が抜けない。
その反面、儲からないからと言って取り組まない薬局も多い様な気がする。
新聞によると2009年度に訪問指導を調剤報酬で請求した薬局は約4千軒らしい。
これは5万4千軒ある薬局の1割も満たない。
その理由として薬局の約7割は常勤薬剤師が3人未満で、訪問指導に人員が割けないかららしい。
本当に割けないのだろうか。
親の代から地域の健康の担い手として活動している薬局がある。
薬剤師は経営者1人だ。
訪問管理をしたくても行政の許可が下りない。
1人薬剤師では留守中の対応などが出来ないと言うのが理由らしい。
全国には薬剤師が3人未満の薬局が7割もあるというのに、1人薬剤師だっていいじゃない。
逆に3人もいてもやらない薬局もあるんだから。
診療所は1人でも訪問診察が可能だ。
何か変だ!
人生90年時代を迎えている。
いつまでも外来に来られる患者ばかりとは限らない。
これからは医療機関が出かける時代だ。
ご存知のように薬局も医療機関だ。
もっと出て行き易い環境整備が必要じゃないだろうか。
公園の鯉は誰かが餌をやるせいか人影を見ると寄って来る。
そして大きな口をパクパクさせて餌を求める。
いつしか自分で餌を獲る術を忘れたようだ。
そのうち誰も餌をやらなくなったら、この鯉はどうなるのだろうか。
自分で餌を探せるように野生に戻るのか。
それても痩せこけて死んでいくのか。
そう言えば、日経新聞は地方によって夕刊がない。
従って、先ほどの新聞記事は見れていないかもしれない。
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