日本人の死亡原因のトップはガンと言われる悪性腫瘍である。
このガンの引き金になっているのがタバコである。
厚生労働省によると、本人の喫煙が影響した死亡者数は12~13万人と推計されている。
そしてガンの原因の中で最大の予防手段が禁煙となっている。
ガンの死亡率のうち、男性で40%、女性で5%が喫煙によると考えられている。
特に、肺ガンとの関連が強く、男性で70%、女性でも20%が喫煙が原因とされている。
喫煙は、ガンだけでなく、冠動脈心疾患(狭心症、心筋梗塞など)や脳卒中など循環器の病気、肺炎や慢性閉塞性(へいそくせい)肺疾患(COPD)など呼吸器の病気の原因でもある。
厚生労働省が今年の1月31日に発表した2010年国民健康・栄養調査によると、たばこの喫煙率は全体で19.5%(前年23.4%)となり、初めて20%を割り込んだ。
男性は32.2%(同38.2%)、女性は8.4%(同10.9%)と、それぞれ前年より低下し、1986年の調査開始以来最低となった。
これを弾みにと考えたのかどうか分からないが、厚生労働省では2022年までに喫煙率を12%まで引き下げる目標を示した。
これは国民に健康になって欲しいと言うより、これ以上医療費を使って欲しくないといった本音が感じられる。
そして、その具体的な内容として、禁煙に関する電話相談や病院紹介などを行う「たばこ相談員」を病院に設置することになった。
名称を「たばこクイットライン」と呼ぶらしい。
クイットとはやめる、断念、放棄するの意味らしい。
今年4月時点で全国の397箇所にある「がん診療拠点病院」への配置を目指すそうだ。
相談を受け持つのは主に保健師となっている。
禁煙を希望する方からの電話相談や面談などを行う。
この他に禁煙補助パッチなどの使用法や禁煙外来を持つ医療機関の紹介なども行う。
そして、この事業に1億6,000万円もの予算を組んでいる。
この予算を全国に5万3,000軒あるといれている薬局では出来ないのか。
電話相談や面談による指導はお手のものだ…のはず。
禁煙外来のある医療機関は医師会から情報をもらえばいい。
さらに禁煙補助パッチなどは身近で、売ってもいる。
こんなインフラがあるのに、今更有効活用しないのがおかしい。
厚生労働省は禁煙補助パッチなどがどこで売られているのか知らないのか。
ついでに言わせてもらうと、喫煙家には怒られそうだが喫煙率を上げるには、タバコ料金の値上げがある。
1本100円ならなかなかに高嶺の花になる。
我が息子は貧乏なので、これを機会にやめてくれる事を密かに願っている。
それよりも不健康に根元まで吸うか。
薬剤師も声を出して欲しい。
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