いくら儲かる? | kae-managementのブログ

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2008年から2025年9月5日まで約6400日のブログを書いてきました。
gooブログの終了に伴い、ブログも終了することになりました。
本ブログは、書き溜めた約6400日分のブログの備忘録です。

「渦中のひと」とは…。

渦中とは、水のうずまく中、 ごたごたした事件の中、もめ事などの中心なんだそうだ。
そんな人として「日経ビジネス」に紹介されているのが日本調剤の社長である三津原氏である。
薬局業界では知らない人はいないのではと思うほど知名度がある。
先ずは、売上第2位の調剤薬局グループの創設者としての顔がある。
記事の中のアップの顔は確かに威厳がある。
と言うよりちょっと強面だ。
さらに、昨年度の役員報酬が6億5,100万円と言うのも有名な話しだ。
2010年から上場企業の役員報酬が公表されて3回目を迎えるが、2009年度が4億7,700万円であり、2010年度が5億7,000万円だったはず。
そして昨年度が6億5,100万円と素晴らしい。
尚且つ、この他に株の配当金が別に入ってくるから凄さを増す。
既にご覧になった方も多いと思うが、そんな内容が今月の「日経ビジネス」に取り上げられている。
今さら中身についてどうこう書くつもりは無いが、「日経ビジネス」に取り上げられるほどのビジネスになっていると言うことに注目したい。
そして、儲かることを世間に知らせていることになる。

最近思うのは世の中が不景気だと言うことだ。
私の東京での棲家は墨田区の下町である。
東京スカイツリーまで歩いて20分ほどにあり、床に布団をひいて寝そべるとベランダの窓からその全容が見渡せる。
昨夜は2020年夏季オリンピック招致を目指して点灯イベントがあった。
招致ロゴに使われている5色(赤、黄、緑、青、江戸紫)の光が下から上に動く特別点灯である。
そんなのが身近にある。
そして、マンションの玄関前には小さな居酒屋があり、71歳になる浅香光代に似たママさんが切り盛りしている。
ここには近所の中小企業の社長などもよく顔を出す。
ところがこの頃、客の入りが少ないそうだ。
彼女曰く、不景気を感じるとか。
そんな時代に、景気のいい話しは稀有な存在となる。

いろいろなお店があるが、その店の利益はどれくらいあるか、考えたことがあるだろうか。
例えば、床屋など分かり易い。
1人にかかる時間は約1時間だ。
その料金は、東京だと4,000円になる。
始めの設備投資はそれなりにあったと思うが、原価などは微々たるものだ。
丸々4,000円が利益としても、1日に何人のお客が取れるだろうか。
仮に8時間労働とすると休みなしにカットしても8人である。
これはかなり疲れそうだが、4000円単価で8人とすると、1日の利益は32,000円となる。
1ヶ月25日働くとすると80万円の利益が出る。
ここから家賃などの諸経費が引かれる。
さて、年収は…?
しかし、これってありえるだろうか。
1日平均するとお客は4~5人じゃないだろうか。

ラーメン店はどうだろう。
味によって異なるようだが、原価率は30~35%程度らしい。
仮に1杯700円とすると原価は210円となる。
面倒なので粗利益を500円とすると、1日に何杯売れるだろうか。
もちろん原価の他に水道光熱費なども含まれるので、実際の利益は500円など程遠い。
店の広さにもよるが1日に100杯売れたとして、5万円の利益だ。
これが25日とすると125万円となる。
ここからパート代が出て行き、家賃なども支払わなければならない。

そんな事を考えながら髪をカットしてもらったり、食事をしたりしている。
変な習性が身についてしまった。

ところで、1杯280円の牛丼の利益はどうなっているんだろう。


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