知らぬが仏 | kae-managementのブログ

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2008年から2025年9月5日まで約6400日のブログを書いてきました。
gooブログの終了に伴い、ブログも終了することになりました。
本ブログは、書き溜めた約6400日分のブログの備忘録です。

今月で終わりのはずだが。

「調剤ポイント」が今月で原則禁止となるはず。
ところが、始まった時は大きな話題性があったが、あと1ヶ月も残っていないにもかかわらず、ほとんど話題に上っていない。
何となく怖さを感じる。
この「調剤ポイント」は確実にドラッグストアなどの処方枚数を増やす助っ人となっている。
今さら止められるはずもないのだが。

今年2月10日に中央社会医療協議会から「保険薬局及び保険薬剤師療養担当規則等の一部改正」が厚生労働省に出され、厚生労働大臣が10月1日より施行を決めた。
この内容はお役所言葉なので難しくて理解に苦しむが、中医協で議論されていた内容からすると「現金と同様の支払い機能を持つ、クレジットカードや、一定の汎用性のある電子マネーによる支払に伴い生じるポイントの付与は、これらのカードが患者の支払の利便性向上が目的であることに鑑み、やむを得ないものとして認めることとしてはどうか」とある。
要は、クレジットカードや電子マネーに付与されるポイントは構わないと理解できる。
構わないと言うより、クレジットカードや電子マネーは患者の利便性から一部負担金の支払いに使用を認めるということになる。
こうなると話しは面倒になる。
実は、入院費用のクレジットカードでの支払いは、取りっぱくれがなく医療機関にはもってこいなのだ。

さて、従来の「調剤ポイント」のみのカードではダメであるが、クレジット機能付きや電子マネー付きだとどうなるのか。
ある大手のドラッグストアのホームページを見ると「カード会員募集」とあり、これはクレジット機能付だ。
ここに100円ごとに2ポイント付与される。
また他では「Tポイントカード」を採用しており、これにもクレジット機能がある。
イオンの店舗に行くと「調剤のお支払いはワオンカードがお得です」って感じのコピーを見たような気がする。
ワオンカードは電子マネーらしい。

結局、中途半端な規制は中途半端に終わる。
そんな薬局の動きを横目で見て、歯科が動き出した。
こちらは一部負担金ではなく、自費診療についてポイントを付与すると言うものだ。
そんなサービスが今月から「Ponta(ポンタ)」で始まる。

何だかんだと形を変えて「調剤ポイント」は生きている。
そして、確実に処方せんの流が変わりつつある。
気が付いてか、いないのかのんびりしている様な気がする。

最近思うのだが、調剤薬局はやっぱり儲かり過ぎじゃないだろうか。
油断大敵、火がぼうぼう。

昨夜は少し涼しさを感じ、窓を開けて網戸状態で寝た。
すると1時半ころ目が覚めた。
右手がかゆい。
どこから入ったのか蚊がいるようだ。
3箇所も刺された。
まさか、まさかの油断だ。


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