以前もブログに書きましたが…
終戦記念日なので、もう一度。
私がハワイを好きな理由の一つが
「日系二世」の方たちと出会ったこと。
特に忘れられないのは、ハワイでの撮影の
仕事で数年ご一緒し
プライベートでハワイへ行った時も
お家に行かせて頂いたり 仲良くして頂いた
日系2世のロイさん。
いつも優しく 冗談を言ってばかりで
明るい「ハワイそのもの」な おじいちゃんで
今は ハワイの墓地に眠っています。
この本には、ロイさんが 昔のハワイで
ほとんど人種差別もされずに
のびのびと暮らしていた子供時代や
家から
パールハーバーの黒煙が見えた
その日の朝の出来事、
"アメリカ人であること"を
アメリカの市民たちへ 証明するため
日系アメリカ兵が集められた
【第442連隊戦闘団: 通称 Go for a broke】で
ヨーロッパの最前線で戦ったそうです。
多くの友人たち、敵の兵士たちが
目の前で死んでいったこと…などが
この本には描かれていますし
「(敵を)3人 コロシタヨ。ヤラナイ ト
自分ガ シヌ。戦争ハ メチャクチャ ダヨ」
と ロイさんから聞いた時は
必死で泣くのを我慢しました。
私が知っている、穏やかなロイさんや
多くの方たちが経験した"戦争"を想像すると
とても胸が苦しくなります。
私の祖父も戦争経験者でしたが
きっと思い出したくなかったのでしょう。
一度も戦地での話をしてくれませんでした。
世界の人たちが、同じ過ちを繰り返さない事を
願ってやみません。