平成が、あと数時間で終りますね。
なんだか、大晦日が再び…な気分。
 
この前、平成生まれの人と話していたら
平成になる時のことをちょっとだけ思い出しました。
 
私は昭和64年の当時、小学校6年生で、
1月に昭和天皇が亡くなられ、崩御(ほうぎょ)という言葉を
テレビのニュースや新聞で初めて知り、
大人たちが連日の報道を観ながら
「へー」とか「そうなんだ」と
言っているのを眺めていました。
 
今、考えると、大正天皇の時代はテレビがなかったわけですから
(=録画された動画の記録などは無いため)
昭和の時代の大人たちも、初めて目にすることや
知ることばかりだったわけです。
 
その後、「皇太子と雅子様のご成婚」で
十二単のお姿を拝見し、私は【自分の名前の由来】を
やっと目にし、理解できるようになりました。
 
こちらは、「源氏物語」絵巻


平安時代の方たちは、こんな感じで着物を重ねて着ていたんですが

オシャレなのが、「自分の香り」も身につけていたそう。

 

現代のように、香りを合成したり、簡単に抽出できなかったので

香木など香りがするものは、なかなか手に入らない時代。

で、その貴重な物で「自分の香り」を作って、存在をアピールする

素敵な文化がありました。

 

方法としては、カゴの中に香木などを入れて焚き、

その上に着物を被せて、香りをつける

薫衣香(くぬえこう、くのえこう)」というもの。


今の着物と、平安時代の着物は、着方も

枚数も違ったので、

絵で見たのでは、イメージがつかめなかったし、雛人形では 更にナゾでした🤔

 


説明が長くなりましたが、私の名前(香衣 かえ)は、

ここからきております。

(画数オタクだった父が、名字ともぴったりにしたので

姓名判断的にも良いらしく、本名のまま過ごしてきました。)

 

源氏物語が好きだった母から、名前の由来を聞いたとき、

「昔の人は、お風呂が無かったからじゃないのぉ〜?」

などと言ってましたが、

皇室の方々や、烏帽子姿の方を目にすると、

自分の名前のルーツと共に、日本に生まれたこと、

過去と今と未来についてを考えます。

 

私たちが、これから未来で実現し続けるべきことは、

世界の人たちと共に、平和であり続けることだと本当に思います。

 

人間が人間を無差別に殺し合う戦争は、決して、あってはならない。

たとえ理想論だと言われても、罪も無い人の命と

子供たちの未来を奪ってはいけない。

 

平成は、戦争こそはなかったものの、

日本には災害も多く、【痛みと苦しみ、悲しみの多い時代】でしたが、

だからこそ、次の世代には平和という幸せを のこしたいと感じています。