日本人の誰もが、多くの学習時間を費やし、
コンプレックスまで抱きつつ、できないもの…
それは、英会話

なんなんですかね…
中高あわせたら、6年間も勉強したのに喋れない。

そして、どの程度なら「私、喋れます」って
言っても良いレベルなのかが…

そんなことをぼーっと考えていたら先日、
NHK「プロフェッショナル」で、
同時通訳の長井鞠子さんを密着していた


私、あの職業が不思議でならなかったんです。
だって、訳した言葉を同時に喋ってるって、
どういうこと??
と。

もちろん、スピーチする内容の元となる原稿や
資料はあるでしょうけれど、質疑応答とかになったら

両者が、何を言い出すか分からないわけで、
「どうやっているんだろう?」と、長年の謎だったことが
この番組でわかりました。

ほとんどが、努力

世界のトップなどが話し合うことを
瞬時に理解し、訳すために、
「出てくるであろう単語」を事前に手書きし、
また、喋っているニュアンスで、適切である単語を
選び、その人の言葉として伝える…スゴイ仕事です!

番組の中で、長井さんが
「準備と努力は、裏切らない」
言っていましたが
まさに、その積み重ねがあってこそできる
職人技なんですね。

で、もっと長井さんを知りたくなり、
著書を読みました。


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英会話だけでなく、「人に伝えるということ」の
大切さが書かれていて、とても勉強になりました。

「英語は、道具である」と冒頭から仰っているんですが
確かに、日本語を使わない人と理解し合うための道具
英語であり、伝えたいという気持ちがあれば努力する…

学校での英語の勉強も、これを基本にして
教えていった方が、いいんじゃないかなぁ。

せっかく、6年後にオリンピックがあるのだから
その時、海外からきた人に、「日本のこと」を
英語で一つでも伝えられたら、楽しいと思う。