ずっと興味があったけど、「敷居が高い世界」だと思って
なかなか入り込めなかった香道

そもそも、香道って何なのか?が分からないし、
やっている人に出会う事もなかったんですが…

偶然、同級生の高須香奈ちゃんが
「水の和の聞香」という、香道体験を実施していると知り、
まず、『初歩の初歩』へ、参加しました→

毎回、神社でやっているというところも、興味深い♪
(東京も神社だらけだけど、知らない所が多いし…)

今回の開催場所は、市ヶ谷 亀岡八幡宮

江戸城を造る時に、城を守るために 鎌倉の鶴岡八幡宮から
分霊して祀ったので、
「鶴」に対して、「亀」って名前なんだそうです。
(へぇー!)

photo:01

前日が、「新嘗祭(にいなめさい)」だったので
新穀が供えてありました。

11/23=勤労感謝の日だけど、もともとは
収穫を感謝し、みんなで祝うということだったそう。

photo:02

左が、伊達晟聴 先生、右が高須さん。

何でもそうですが、文化って
歴史とは切り離せないものなので、
そうした時代背景を聞きながら、
「当時の人たちは、どう思って何をしたか」まで
教えて貰るのって、本当に面白いです!

香道というと「香りをあてる」のが
メインになってしまうそうですが、
そもそも知らないと、そんなことできない…

なので、伊達先生は「歴史背景と人と香り」を
結びつけて、お話して下さいました。

photo:03

初歩なので…お道具を使って
聞香炉の灰の形を作るところから( ̄▽+ ̄*)

楽しい♪(あ、写真は高須さんのお手本です。)

灰の中には炭が入っていて、持つと温かい。
で、この上に銀葉という、網みたいなものを乗せ
そこへ、香木を乗せると燃えて香りが漂う仕組み。

今回は、新嘗祭ということもあり、
「スサノオノミコト」という神様が、
ヤマタノオロチっていう八個の頭と八個の尾がある
大蛇をやっつけて、
その際に助けたクシナダヒメと結婚することになり、


「僕は幸せだなぁー」と、
加山雄三さんのように歌った和歌

「八雲立つ出雲八重垣妻ごみに八重垣作るその八重垣を」

…をもとにしたストーリー展開の香りでした。

嗅覚と思考を結びつけるって、とても楽しい。
高須さんの選んだ香りから、色々な想像をし
感覚の中で遊び…一緒にいる人たちと共有する。

日本人が作った、一期一会の遊びです。

これは私の考えですが…

昔の人も、私たちと同じ人間なので
「喜怒哀楽」だったり、恋しいとか寂しいとか、
そうした想いが、文化として発展し
長い歴史と一緒に継承されているだけで
本当は、そんなに小難しく考えるものではないのかと。

行きたい時に参加できるそうなので、
ご興味のある方はぜひ→「水の和 聞香体験