『ガタカ』という映画をご存知だろうか。
あまり、メジャーではないけれど、
映画が好きな人は、わりとこれを好きだと言う。
(SF好きなタイプね。)

イーサンホークと、ユマ・サーマン、ジュード・ロウが
メインキャストで…とにかく、出演者が美しい。

そして、設定が【近未来】なため、出てくる建築物も
とても美しくて、カッコイイ!

私は何より、この映画の設定が好きだった。

遺伝子を操作して生まれるひとが、優遇される世界で、
操作なしに生まれた青年が、
自分の夢の実現のために、運命と闘う物語。

ガタカが公開された1997年(今から16年前)に描かれた
この近未来の世界は、絵空事ではないのだと、最近 思う。

もちろん、遺伝子操作はしないけど、
どんな遺伝子を持っているか、今では分かってしまうし、
アメリカのドラマでは たまに、
結婚を考えているカップルが、家族の病歴を
事前に報告するシーンなどが出てきたりする。

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病気になって、遺伝についても詳しくなり、
それと向き合う時間が沢山あった。
(乳がんは、遺伝的な要素が多いので…)

色々な決断も、迫られた。

 で、何が大切かと考えたら結局、
ガタカの青年と同じで、
「自分の運命に納得ができるかどうか」
じゃないかと思っている。

誰かに言われたからとか、そういうことではなく
自分で決断しなければ意味が無い。

私の体で、私の人生なのだ。

言ってくれた“誰か”は、私の運命に責任を取ってくれない。
(これは今まで生きてて、何度も味わって学んだこと。)

その代わり、自分が納得して後悔しないために、
徹底的に調べる。

そうしたら結果がどうであろうと、
自分が選んだ運命なのだから、
私は「仕方ないわ」と思えるだろう。

 柔軟な心を持ちながら、納得を探すって難しいけれど、
それって全てに、繋がる事な気がする。