『セクシー田中さん』の

原作者がお亡くなりになった件に思い出した事

 

 

当ブログの古参の方はご存じでしょうが

ブログの書籍化が花盛りだった頃

このブログにも各出版社から書籍化の打診がありました。

 

それも13社からww

 

で、とりあえずお話は聞くわけですよ。

それがですね

最初は「書籍化されるお考えはありますか?」

「是非うちで!」と言ってくるわけです。

 

で、更に話を聞いていって

章割りやら内容の確認やらするんですが

徐々にですね

『これとこれは削りましょう』やら

『これはこうやって書き直してください』やら

言われだす。

 

「これとこれを削ると話が繋がりませんが?」

と言うと

『それはこう書いてください』と言いだす。

 

「いや、これをこう書くと違う意味になりますが?」

と言うと

『これをこう書けば繋がります』

と言う。

 

「いやいや、でもそう書くと今までブログに書いてきた事と違う内容になりますが?」

と言うと

なんと

『スタッフの会議で「これはあり得ない」と言う意見が出まして』

と言う。

 

「いやいやいやいや、『あり得ない』と言われても事実ですから」

と言うと

『会議に出ている若い女の子が「こんな事あり得ない」って言うんで、こう書いてほしいんです。』

と、まーだ言う。

 

「でもそれを書くと読者に今まで嘘をついてきた事になりますよ?」

と言うと

「普通の主婦が書いた本を誰が買います?」

と来たww

 

挙句に

『とりあえず1冊目はこちらの言う通りに書いてください。

売れたら2冊目に好きに書けばいいじゃないですか』

と言いやがるww

 

「1冊目が売れなかったら、2冊目は無いんですよね?

そしたら噓を書いた本だけが残りますよね?」

と言うと

『売れる本を作りたいんですよねぇ』

と言いだす。

 

なので

「本を出してくれってこちらから頼んでませんよね?

『本を出しませんか?是非うちで!』と言ってきたのはそちらですが?」

と言うと

『会議で言ってみます…。』

となり

『今回は残念ですが…。』

とお返事が来て

書籍化のお話は無しになりましたww

 

いいんですw

別に頼んでねーしww

 

他の社も結局は同じ似たり寄ったりの内容で

『本出してやるって言ってんのに

 言う事聞けよ!』

感満載で。

 

更に

あれしろこれしろと注文付けて来る編集社に

「言いなりで書く事はしませんよ?」

的な事を言うと

自費出版カタログを送りつけてきた!ww

 

自分で好きなように書きたいなら

自腹で本を出せって事でしょうけど

 

だから私から

出してくれって言うてへんやろが!

 

加えて

『様々な出版社との経験があります。

ブログの書籍化のお手伝いをさせていただけませんか?』

と、出版コーディネーターと名乗る方からのメールも数通ありました。

 

で、

「他社出版社と以前これこれしかじかの経緯がありましたので、『言う通りに書け!』は困ります。」

とお返事しましたら

それっきりでしたww

 

 

ですので

今連載している【毎日が発見】さんの担当者さんは

誤字脱字や禁止ワードの修正はあるものの

それ以外は全て書き直し無くOKを出して頂いているので

大変ありがたい事だと思っております。

 

コミカライズした『義母クエスト』も

作画の赤星たみこ先生が

「あの時代はそんな時代だったわよねぇ。」とか

「原作に引き込まれるように読んじゃって」とか

それはそれは私の原作を読み込んでくださっての作画なので

「その場で見てたんか!?」と思わせるほどの再現力で描いてくださっております。

 

つい先日も私と担当さんと、

赤星先生とその担当さんとリモートでお話しさせて頂いて

今後の進行や展開など色んな打ち合わせをしました。

また情報公開出来るようになったらお知らせしますけども

全く不審な事無く進んでおります。

 

疑問などについても

私は黙っておけない奴なんで

その都度担当さんにお聞きして

担当さんが直ぐ様色んな部署に確認くださって

最短で当日、遅くても2~3日で連絡が来ます。

 

あの時『言いなり』で本を書いて出していたら

一生後悔し続けていたんだろうなと思います。

 

 

芦原妃名子先生に

謹んで心からの哀悼の意を表させて頂きます。

 

 

ではでは

 

人気ブログランキング
人気ブログランキング