エネルギーを巡る環境は、東日本大震災及び東京電力福島第一原子力発電所事故を契機として大きく変化し、再生可能エネルギーへの取り組みが注目されています。千葉市でも蘇我地区で太陽光発電所が設置され、２０１４年３月１０日に運転を開始しました。年間約２７０万kWhの発電量で、一般家庭約７５０世帯分の年間電力消費量に相当します。
政府のエネルギー基本計画が４月１１日に閣議決定されましたが、この中でも再生可能エネルギーの役割は重要なものとなっています。原子力発電所は現在すべて停止し、安全性について原子力規制委員会による厳格な審査が行われています。この間、原子力を代替するために石油、天然ガス等の海外からの輸入が拡大し、貿易赤字、電力価格の上昇、また化石燃料依存による温室効果ガス排出量の増加が進んでいます。
原発依存度を可能な限り低減しつつ、エネルギーの低コストでの安定供給と環境負荷の低減を実現していくことは、経済成長を実現していく上での前提条件となります。太陽光以外にも、風力、地熱、バイオマスといった発電方法も取り入れ、エネルギーのベストミックスを実現していきます。