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【あらすじ】
絵本としては異例の、10万部のベストセラーとなった『あおぞらリボン』の作者、高倉陽子。
しかしその物語は陽子の親友、晴美の生い立ちを元にしたものだった。
二人は同い年で、共に児童養護施設で育ったという“境遇”からか、強い絆で結ばれていた。
そんなある日、陽子の一人息子である裕太が何者かに誘拐されてしまう。
犯人からの要求は金銭ではなく、「真実を公表しろ」という、謎に満ちたものだった。
裕太を無事に返してもらう為に奮闘する陽子は、徐々に隠された真実に近付いていく。
【感想】
一冊の心温まる絵本を中心にしながら誘拐ミステリーが繰り広げられ、その先に切ない現実が待っている。
二人の過去と事件の真相が噛み合いながら解けていく様が心地よかったです。