名作マンガと完結と作品や作家の寿命 | マンガ大好き! ~漫画のよろず屋的ブログ

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マンガ ときどき、色んなホビー。
そんなブログです。

こんにちは。かどえもんです。

2024年4月に
キャプテン翼の
連載終了が告知されました。



キャプテン翼オフィシャルより

作者である
高橋陽一先生自身の
体力面だったり

このままだと終了まで
更に40年以上
かかるかも……

といった様々な理由で
決断されたらしく

今後は「マンガ」
としてではなく

ネームなどの形式をとって
物語り終了まで
発表していくとのこと。


近年では
鳥山先生が亡くなったり


ハンターハンターや
バガボンド、美味しんぼ
などのように

完結できるのか!?
という心配もある作品も
増えてきましたね。



健康面は勿論、メンタルや納得するアイデアが出ない、出版社との事情など、様々な要因もあるでしょうね。そう考えればキャプテン翼のとった手法は大英断とも言えるのでは。


そこで今回は
あまり
考えたくないことですが

完結できなかった作品や
完結が危ない作品
について調べたり
考えたりしてみました。



作品の現状や歴史を知ることで、マンガや作品に対する感謝の気持ちを再確認できるといいなあ(´∀`*)

それでは
どうぞ!
 

こんなにあった!?
未完の名作たち


未完の作品たち。

そこそこ長い間
マンガを楽しんでいた
あなたなら

そんな作品の1つや2つは
あるのではないでしょうか。

私の場合だと2018年に
佐藤タカヒロ先生が
亡くなって未完となった

鮫島、最後の十五日
が記憶に新しいです。

鮫島、最後の十五日1巻。週チャン読者や相撲ファンなら絶対同意するはず! バチバチ、バチバチBURST、鮫島、最後の十五日と続く作品。未完ですが相撲のリアルさ、熱さを感じさせてくれる名作です。


以前ブログで紹介した
風雲児たち
みなもと太郎先生は
2021年に逝去。
74歳でした。

風雲児たち1巻

歴史ものなので
結末がわかるのは
幸いですが

みなもと先生自身の考察や

ちょっと笑えて
ためになる作風が
もう読めないのは
本当に残念です。

記事も
リライトしておかないとなあ…。

 

 

未完の大作といえば
手塚治虫先生の
火の鳥も挙げられますね


手塚治虫漫画全集 火の鳥1巻より。火の鳥はいろんな版で出ていますが、現在だとキンドル版辺りがスタンダードなのかな

不滅の存在火の鳥の視点から
様々な時代、場所で
生きる者たちを描いた作品です。

手塚先生が1954年から
30年以上続けて執筆していた
ライフワークとも
言える作品ですが

黎明編、未来編、ヤマト編等々
全12エピソードあり

各エピソード別で
完結しているので
あまり未完っぽくないのが
不幸中の幸い!?


こちらはキンドル版1巻。かどえもんは子供の頃に読んだきりで。大人になった今、また情報シェアも兼ねて読み返してみたい作品(´∀`*)



ちょっと変わった
事情としては

パタリロ!で有名な
魔夜峰央(まやみねお)先生の

飛んで埼玉
が挙げられます


翔んで埼玉 Kindle版表紙。未完ですが全3話として配信されています。

映画化もされた
高評価な作品なのですが

埼玉県に対する
悪意のある作品と
なってしまう

アイデアが出ない
等の理由で

連載を中止。
未完の作品と
なってしまいました

先生自身は
2024年現在で71歳!
まだまだお元気なのですが

こうした決断を下せるのは
本当に素晴らしいことです


NHKさいたま放送局より魔夜先生。お金稼げるのに勿体ない! とかじゃない、自分の気持ちに従った決断に敬意を(`・ω・´)ゞ ちなみに先生自身は新潟出身!

その他有名どころとしては

学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD



神聖モテモテ王国



アクタージュ

上3点、各作品の1巻

等々。

未完理由も様々で
他にもたくさんありますが
この辺は省略。
(ヘコむ理由ばかりですし……)

他の作品も
興味がありましたら
wikiに色々掲載されていますので
こちらもご確認ください!

https://ja.wikipedia.org/wiki/Category:%E6%9C%AA%E5%AE%8C%E3%81%AE%E6%BC%AB%E7%94%BB%E4%BD%9C%E5%93%81



 

 

 

完結を見届けたい!
そんな気になる作品たち


先ほどは作者
(出版社?)の事情で
続行不能な作品を
紹介しましたが

こちらはまだ
完結できる可能性のある
作品を…

この話題なら
HUNTER×HUNTER
(ハンター×ハンター)は
外せませんよねっ(´;ω;`)

ハンターハンター1巻表紙

 1998年に
 週刊ジャンプにて連載開始
2022年の400話で
週刊連載をやめて

今後はどのような形で
掲載されるかを検討しつつ
次回を待つ
といった状況です。

最初は
サボってるんじゃないの?
みたいな噂もありましたが

本当に体調が悪い中での
執筆なので
どのような結末になるかは
気になりますね。

実は富樫先生自身は
結末をABCの3案構想していて

更にそれ以外の
D案があるとのこと。

もしも未完のまま
先生に不幸があった場合は

D案で……
ということに
なっているようです。

願わくば
ABC何れかの案を
見届けたいですね。(´;ω;`)


後は前述した
キャプテン翼
今後が気になる作品です。


キャプテン翼1巻

連載開始時は
小学生だった翼くんが
大きくなってプロ契約

海外での活躍や
オリンピックの出場なども
描きつつ

ちょっと戻って
昔の掘り下げもあったりと

あれ……
これ終わらないのでは!?
という深みを
見せてくれます。

そう言えば高橋先生原作で
作画が戸田邦和先生の
キャプテン翼 BOYS DREAM
という作品もあります。


翼たちの中学生時代を描いた作品!

原作に専念することが
公表された今となっては

この作品が出た時点で

高橋先生は
原作に専念する案を
構想されていたんだろうな~

と予想しちゃいますね。

高橋先生自身の
作画された作品としては
2024年の
キャプテン翼マガジンvol.20で
終了。

次はどのような形で
物語りが続くのか注目です!


キャプテン翼マガジンvol.20表紙。 ライジングサン THE FINALが最後の作画ということになるのかな。こち亀みたいにたまに復活してもいいのよ……。



一方海外では
完結なんて
ナンセンスだよ!

とでも聞こえてきそうな
システムが確立されています。

スパイダーマン
バットマン等のように

複数の作家が様々な世界観で
様々な物語を
表現する手法ですね


スパイダーマンの中の人といえばピーター・パーカーがお馴染みですが、マイルズ(マイルス?)・モラレスも最近では有名ですね。表紙はマイルス・モラレス版、ストレイト・アウタ・ブルックリンより

作家性という点では
多少弱くなりますが

ずっとそのキャラクター
世界観、作品などを楽しめる
という意味では

アメコミのように
多数の作家が同じキャラ
世界観を描く作品も
いいものですね。


こちらはスパイダーマン偽りの赤(フェイクレッド)。こちらはマガポケで連載していた作品で、著者は大沢祐輔さん!

世界、キャラ
テーマ等が共通で
作品が続いていく……

考えてみたら
火の鳥やジョジョも
これに近いような。

あとはガンダム系マンガ全般や
アニメのサザエさんなどの
長寿アニメ全般も同じかも(´∀`*)

日本も
そんな作品が
もっと出てくるかもしれません


フルカラー版機動戦士ガンダムTHE ORIGIN1巻

例えば
アメリカ発ですが
日本で独自の作品が
多数生まれている

クトゥルフ神話の世界観も
終わらないコンテンツと
言えますね

上図は田辺剛先生のクトゥルフの呼び声より


 

世界は終わらない!
魂が受け継がれた作品も


作者が亡くなっても
作品そのものが
続いた作品も
幾つかあります

例えば
ベルセルク

ベルセルク1巻表紙

作者である三浦建太郎先生は
2021年3月に
亡くなりましたが

完結までのストーリーを
聞かされていた
親友の森恒二先生や

三浦先生のお弟子さん
編集部の方々の思いもあって

原作:三浦建太郎
漫画:スタジオ我画
監修:森恒二


として
同年11月に連載を再開。

2024年現在も
ヤングアニマルで
連載が続いています。



上は新体制で刊行された42巻。コアなファンの間では三浦先生は作品を全部1人で描いちゃうことで知られていましたが、晩年は自身が設立したスタジオ我画にトーンや背景などを助けてもらっていたようです。それでも、これほぼ1人で描いてるのか…と驚くほどの描き込みなので、未読の方は1~41巻も手に取ってもらえると嬉しいなあ。


同様に
ゴルゴ13
作者が設立した
さいとう・プロダクションで



くれよんしんちゃん
先生のアシスタントたちで
構成されているUYスタジオで

「新クレヨンしんちゃん」として
今も続編が
作られている状態です。


上2点、各1巻の表紙。クレヨンしんちゃんは50巻で完結しています。

ここから更に何十年も経つと
元アシスタントさんたちも
いなくなるでしょうが

サザエさんがそうであるように
スタジオ、プロダクションで
作風やクオリティを
保つことに成功しているなら

この先もずっと作品が
楽しめるんじゃないでしょうか。

人の命は有限だけど

その作品や世界観は
無限と言えるのでは。

そう考えたら
何だか明るい未来も
見えてきますね



作者の終わりは作品の終わりじゃない! 受け継がれる想いは、あるのです(`・ω・´)



 

感想。


色々と調べてみましたが
そんなに
悲観することのない題材だった
……のかな

私たちが生きている以上
様々なトラブルは存在します。
それは避けて通れないことです

でも
作品自体が
完全になくなるわけではない。
むしろ続くこともあるし

何なら自分自身で
その結末を妄想するのも
悪くない。

楽しみ方は
人それぞれだと思うんです。


俺たちの戦いは、これからだ!

もっと年月が経てば
自分自身が生きている間に
大好きなこの作品は
完結するのか!?

といった心配も
するようになってくるのかなあ。


なにはともあれ
死ぬまで漫画は
読み続けている気はしますw


私もあなたも。生涯オタク!? いや、死んでもオタクという可能性も…∑(゚ω゚; )



というわけで。
あなたも
作品の終わりについて
考えてみませんか。


ヘコみそうな現実を
敢えて見据えることで

見えてくる
情報や気持ちがあります!

 

 

いつものあなたも。はじめてのあなたも。読んでくださってありがとう!
記事を楽しんでいただけたなら、ぽちって頂けると嬉しいです!

4か月ぶりの更新ダァ…orz 今年はブログのリライトも少し行う予定なので、読んだことある記事が更新されてる場合はサラっと流し読んで頂ければ幸いです(/ω\)