今年最後のインタビューは土屋修平だ~~~!! | エビ☆ログ

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角海老ボクシングジム公式ブログ

2010年の全日本新人王MVPを獲得し、

注目のルーキーとして期待を集める

11戦11KO勝利中のライト級8位・土屋修平

8月の福原寛人(江見)戦で

左拳を骨折して現在休養中だが、

徐々に練習も再開し、来年早々のリング復帰を目指している。

完全復活に向けて「来年こそは飛躍の年にしたい」と言う

土屋に話を聞いた。


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――怪我の具合はどうですか?
土屋:「骨はほぼくっついていて、着実に良くなってます。たぶん来年の2月には完治してると思います」


――練習の方は?
土屋:「少しづつやり始めてて、左はまだ思い切り打てないんでスパーはしてないですが、軽い感じで体は動かしてます」


――そうすると怪我で完全に3~4カ月は休養を余儀なくされたわけですが、これまで大きな怪我の経験は?
土屋:「これだけ大きな怪我は初めてです。理想を言えば月に一度くらいのペースで試合をしてもいいぐらいのタイプなので、正直最初はすごくイライラもしたし、ボクシングができないストレスも感じました。でも、時間が経つにつれて悔やんだり落ち込んでもしょうがないって割り切るようになりましたね。今は逆に良い休養ぐらいに思ってます」


――デビューしてからの2年間、11戦11KOと注目のルーキーとして高いテンションで走ってきたと思います。ここで一息つける時間が作れたのはかえって良かったかもしれない?
土屋:「そうですね。考える時間も大切だなって。それと体を動かしてても、追い込んでガンガンやってる時には気づかないことが見えてくるんですよね。僕は『ボクササイズ』(笑)って言ってるんですが、軽く体を動かすことも大事だなって。自分を少し引いた目で、客観的に見てるっていうか。あと最近は体幹を鍛えたり、体の感覚、体の使い方を覚えるフィジカルトレーニングもやってて、そういうことも追い込んだ練習をやってるとなかなかできないですからね」


――なるほど。逆に今しかできないことをやってると。まさにブログのタイトル同様「ポジティブで行こう」のスタイルで。
土屋:「ですね(笑)。今しかできないことと言えば、運転免許を取るべく教習所に通ってるんですが、仮免に2度落ちて、ちょうど今日3度目も落ちてきました… 」


――もしかして怪我よりも落ち込んでる?
土屋:「正直… はい 。いや、でも普通仮免に落ちると『えー、なんで仮免落ちるの?』とかそういう絡みが一通りあるじゃないですか。でもそれももう3度目なんで慣れてきました(苦笑)。ぶっちゃけ最初に落ちた時は結構ショックでした… 」


――仮免ってそんなに落ちるものなんですか?
土屋:「話を聞いてるとそんなことはないと思うんですが… 。ただ教習所にも最近は金額別にランクみたいなのがあって、自分が通ってるところは結構安いところなんで、もしかしたらそれが原因なのかも。安いだけに何度か落ちるっていう」


――ありそうですね。確かにそれで一発で受かったら高いところの存在価値みもないですもんね。やっぱり世の中そう美味しい話はない的な…
土屋:「あ、たぶんそうですね。結局最終的に払う金額は一緒っていう。なんかショックっすね」


――いや、次は頑張りましょう。持ち前のポジティブ思考で(笑)。では話をボクシングに戻しましょう。実際にこういう怪我を経験したことが自分のボクシングにも影響を与えることは?
土屋:「ありますね。やっぱり怪我をしない打ち方を心がけるようになるし、もちろん相手にも打たれないように、効率の良いボクシングがしたいなと考えてます。ペース配分や心理戦、そういうことも含めて無駄のないボクシング、良い意味で楽をして勝つことが目標です。体は10ラウンド問題なく動くことは分かったんで、後はもっと頭を使って巧い試合運びができればと」


――なるほど。それでは次戦の予定は?
土屋:「まだ相手は決まっていないんですが、来年3月の角海老の興行ですね」


――3月のリングで完全復活となるわけですね
土屋:「そうですね」


――怪我を乗り越えて、一回り大きくなってリングに帰ってくるのを期待してます。最後に今年を振り返ってみて、来年への抱負などを
土屋:「怪我もありましたけど、今年は負けなかったから良しとします。来年こそは『飛躍』の年にしたいです。年が明けたら一気にギアチェンジしてやってきますよ。来年はとにかく強い相手とやりたいですね。格上のランカーと勝負して、タイトルマッチまで視野に入れられたらいいと思います」