”北海の白クマ”鎌田卓、12・2「角海老ボクシング」第1試合出陣 | エビ☆ログ

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角海老ボクシングジム公式ブログ

「北海の白クマ」というよりは

「角海老のバタービーン」の方が

言い得て妙な気がする鎌田卓 選手が

来月2日(金)に開催される

’11角海老ボクシング―SLUGFEST― 」で

第1試合に出場する核弾頭役を務めます。

復帰3戦目で初のインタビューをお届けします。


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―白樺学園高校時代、03年の静岡国体少年の部で準優勝しているんだよね?既に8年も前のことになりますけど(笑)。

鎌田:一応、インターハイなど主要な大会には全部出ているんですよ。1回戦で負けちゃいましたけど(苦笑)。国体の時は凄い真面目に(練習を)やったんです。


―白樺学園OBということは、スピードスケートの清水宏保の後輩だ。

鎌田:(スピード)スケートでオリンピックに出る選手は大体、白樺学園出身なんですよ。清水宏保が知ったら、「こいつは俺の後輩じゃない」って言うでしょうね(笑)。


―そして04年9月にプロデビュー。榎洋之選手が日本フェザー級王座を獲得した興行の第1試合でしたよね。その後、1試合を消化してから、長期ブランクを作っていますが、ボクシングから離れた理由は?

鎌田:1度投げだしちゃったんです。嫌になってしまったというか、ボクシング自体やりたくなくなってしまいました。


―カムバックしようと発起したのは何故?

鎌田:中途半端で終わってしまったという気持ちからですね。


―ブランク中に身体を動かす機会は?

鎌田:(スポーツジムで)筋トレをしていたくらいです。


―何故筋トレを?

鎌田:運動不足で太ってきていたからですね。


―ブランク前のトレーナーは?

鎌田:(フセイン・)シャー です。


―カムバックしてからは木内(勲) さんがトレーナーだよね。

鎌田:ジムに行かなくなってからも、「寿し常 」(ジム近所の寿司屋)でバイトしていたんですけど、店の前を木内さんが通りかかる度に「「俺が見てやるから練習来いよ」と言ってくれて、で、「またお願いします」という流れですね。(木内さんには)文句言ったこともあるけど、やっぱ俺、木内さんじゃないとダメだなって思いますね。


―竹内護選手(ヨネクラ)は昨年6月に新人王予選で対戦して、今年の新人王予選でも対戦を予定していたものの、誰かさんが肋骨を負傷してキャンセルになり、仕切り直しで対戦が決まりました。何か縁があるよね。

鎌田:そうなんですよねぇ。


―前回対戦した際の竹内選手の印象は?

鎌田:前に出て、手を出してくるタイプですね。


―自分の得意パンチは何ですか?

鎌田:左ボディですかね。


―出身は北海道帯広市ということですが、最後に里帰りしたのはいつ?

鎌田:実を言うと、土曜日に結婚式で、金曜日の練習終わってから、帰っていたんですよ(笑)。土曜日は結婚式前にスポーツジムで練習して、で、今日(取材日は11月21日)帰ってきたばっかりなんです。


―地元の空気はやっぱり格別だった?

鎌田:やっぱ静かで良いですねぇ。


―帯広自慢は?

鎌田:花畑牧場ですね。バイトしていたこともあるんですよ。あと豚丼も自慢できますね。


―木内さんからどんな技術を重点的に教わっていますか?

鎌田:教わっていることはないんですけど(笑)、居てくれるだけで良いお父さんみたいな存在ですね。


―木内さんは「角海老更生道場」みたいなもんだもんね。

鎌田:そうなっちゃいますかね(笑)。


―帯広から上京するにあたり、どうして角海老を選択したんですか?

鎌田:俺のイメージだと「角海老=ファイター」だったんで、ファイター(の自分)が行けば強くなれるんじゃないかと思いました。


―デビュー戦以来、実に7年ぶりの勝利となった10月の佐藤竜平戦(新宿イマオカ)。

鎌田:そうですね。出てこなかった分、自分のボクシングができたと思います。


―過去の2勝はいずれもKOで挙げていますが、今回もKOする展開に運びたい?

鎌田:別にKOを狙うつもりはないんですけど、ファイターなもんで中入って連打しないと負けちゃうし、そこしか良いところがないんで、そのボクシングができれば勝てると思います。負けた試合は減量に失敗して負けているんで、それさえできれば、勝てた試合だったと思うんです。


―前回は緒方勇希 選手(日本フェザー級7位)のトランクスを拝借して試合に臨みましたが、今回は自前?

鎌田:あっ、そうだ。ボクシングシューズも買わなくちゃいけないんですよね。ビリビリに破れてしまったんで。去年の試合の時は普通の靴で試合をしたら、怒られてしまいました。


―最後に意気込みをお願いします。

鎌田:初戦なんで、お客さんが沸くような試合したいです。


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「ドカベン」の岩鬼が山田太郎を

「や~まだ~」と呼ぶのと同じイントネーションで

木内トレーナーから「か~また~」と呼ばれる鎌田選手。

とはいっても、正式には「かまだ」と読むんですけどね。