今、角海老で最もランカーに接近した位置につけているのが、S・バンタム級の金沢知基 選手。
ここ3試合はいずれも日本ランカーと互角に渡り合う激戦を演じてきました。
明日22日の「DANGAN14」(東京・後楽園ホール)で
4度目の正直を成就させようと意気込む金沢選手に計量場に向かう直前、話を伺いました。
-前回10月の中嶋孝文(ドリーム)戦は最終8Rに起死回生のダウンを奪って、引き分けに持ち込みました。ご自身もポイントでは負けているという意識があったんじゃないかと思いますが、8R開始前はどのような心境だった?
飛ばさなきゃヤバイなという気持ちでしたね
-ダウンを獲らないと、ポイントでは追いつけないと
いや、そこまでは気負ってなかったですね。
-あのダウンで、中嶋選手をグロッキーな状況まで追い込みました。逆転KO勝ちは脳裏にチラついたのでは?
正直、俺も疲れていたし、ずっと手を出し続けてはいたけど、ガードもされていましたからね。
-試合が終わった瞬間の自己採点は?
殿(加藤良紀トレーナー)は「勝った、勝った!」と言っていたけど、俺としては引き分けか1ポイントやられてるか。勝ちはないかなと思っていました。今度こそは白黒をはっきりつけます。
-ここ3試合のランカー戦では、1ポイントないしは2ポイントという超僅差で涙を呑んできました。あと半歩届かなかった差はどこにあったと分析していますか?
勝ちたいという気持ちじゃないですかね。今回はこの気持ちが一番強いですね。もう一歩、ニ歩の意地を練習でつけてきたし、俺も今までで一番練習もやってきました。向こうも「勝ちたい」という気持ちが強いだろうし、もちろんこっちにもその気持ちがあるので、意地とプライドをかけた死闘になると思います。今回は今までで一番面白い試合になると思うし、自分でも楽しみです。
-中嶋選手と前回対戦して抱いた印象は?
巧さがあるなと思いました。やっぱ最後は気持ちも感じました。
-金沢選手といえば、思い切りの良い攻撃が持ち味。今回もガンガン攻めて行く戦い方で行きますか?
そうですね。それが持ち味ですからね。俺はあんまりテクニックや巧さもないので、自分の持ち味を出せていけたらと思います。
-今回の再戦にあたっては約3ヵ月の練習期間がありました。短期間ではあるけど、前回からのプラスアルファを上積めたのではないかと思います。
練習期間的には2ヵ月半ですが、今回は走り込みをしてきました。前回は正直、足を痛めて、ロードワークがあまりできませんでした。それで(もあれだけ)できたという自信はついたので、そこがプラスになると思います。あとは打ち合いの時のガードに気をつけたいと思っています。
-最後に応援してくれる人たちにメッセージをお願いします
本当に楽しい試合になるんで、楽しんで見て下さい。死闘を制するのは俺です!!
金沢選手の登場はセミファイナルの第8試合。S・バンタム級8回戦です。
ここ最近の激闘王の試合には外れなし。
本人も仰っているように、見ていて楽しい試合になると思いますので、
お近くの方は是非、後楽園ホールまで金沢選手の応援にお越しいただければと思います。