12月13日「手品、まずはここから」
シリュウさんによると、彼の流派では手品は
1にかっこよさ、2に美しさ、3,4がなくて5の技量
なのだそうだ。
見ている人の立場に立つのではなく、見ている人の目線に立つ。
まずはマジシャン。その物腰にひかれる。次に手元。(シリュウさんの手ってものすごくきれいなのです。こんなこと言っては失礼だけれど)
だから目の前の高さで繰り広げられていることにくぎ付けになる。
その手さばき、リズム、テンポ、カードを広げるその時の指の表情。
本当に手品が始まる前からもうショーは始まっている。
最初からのその一つ一つが見えない「台本」と「筋書」だ。
つまり、マジシャンが観客と一緒になって進んでいくこの小さな物語でもある。
参加者をうまく取り込みながら、参加者に「選択」させながら、一緒に物語を作りながら「どうして~?」のゴールに進んでいく。 知らないうちに私たちはマジシャンの作り出した台本の中の登場人物となってはいるけれど、操られるパペットでもある。
ううむ。なるほどねえ。
そしてその物語はどこかしら落語とも似ているような気がする。シリュウさんはつかみがうまい。そのためにネタだけではなく、変な「もの」もたくさん持っていて、そんなものを使いながら、手品の世界へと引き込んでしまう。
ということで知らないうちに私たちは「折り紙」の手品(「王様のじゅうたん」)の練習へ。種明かししてもらっても本当にいまだに狐につままれた気分!
いや、手品の世界って実は数学の世界なのだ、ということも再確認。
とりあえず習うより慣れろ、じゃないが、Don't think why, just do it.なんだろう。
この1週間練習して、来週カドベヤで披露できるように頑張る。
最後はスプレッドのやり方を習うがこれがまたシリュウさんのようにできないのだなあ。
今日は和ちゃんと一緒にグリーンカレーに挑戦!具材を炒めるのもココナツオイルとココナツづくしだ。
これが思った以上においしい。もうブームは過ぎたが、ココナツオイルが認知症に利くと言われたではありませんか。これで少しは手品を憶えていることもできるだろうか。
いやまて、練習する前にもうどうやるのか忘れちゃった・・・。
どうしようもないのである。まずスプレッドだけでも練習しようかな。
よこやま