5月5日がカドベヤの日になることもそうそうあることじゃない。今日は先週こーたさんがほかの場所で行ったワークショップで作ったミニ鯉のぼりを見て、これをカドベヤでもやりたいとお願いしました。

 

そういえば、私の家の近くでは大きな鯉のぼりを泳がせている家は少なくなった気がします。というより、なぜかしら1軒もない気がします。ちょっと前は、4月の終わりからはたはたと青空を背景にした鯉たちが見えたものですが、今年は何しろ4月半ばから暑すぎるので、みんな力仕事はやめたのかもしれませんね。

そんなこともあって、自分専用の鯉のぼりを泳がせようと思いついたわけです。のぼらせるのは何でもいいよねと言いながらも、やっぱりみんな鯉になります。

今日は、懐かしい顔をもカドベヤに帰ってきてくれました。去年から北陸で働き始めたKさん。カドベヤに来てくれたのは何年ぶりでしょうか。

 

今日は相棒のまじぁとさんが来ることができなかったのですが、こーたさんがいつものように材料も全部用意してくださいました。

 

 

先週のカラー・ユニバーサル・デザインで使ったように、色とりどりの紙もたくさん。まずは鯉を固定するポール(日本語でなんというのかな、と思って調べたらやっぱりポールでしたが、「竿」もあり)を好きな色で作る。それからまず作るのは矢車です。正式には矢車の上に回転球を付けるのだそうですが、どちらも神様への目印。ここに子供が住んでいますよという合図と、矢車はその名の通り、矢をシンボルとしているので、これで子供に降りかかる災いを矢で射るそうなんです。

 

知らなかったなあ。

 

 

そんなおめでたい鯉のぼり、作るのは、簡単そうで実は難しいので、こーたさんがYoutubeの作り方動画を見せてくれました。これに沿ってこーたさんの説明も加えて皆で作っていきます。

 

 

 

(私は金色で矢車を作った。これなら神様にもきらきら光って合図が届きそう)

 

西森さんの矢車。見事に開いた花のよう。

 

矢車が出来上がったら今度は本体の鯉です。さて、何色にしようか。

 

私はオーソドックスに赤色の鯉にしました。見た目は筒にして先を切っただけのように見えるでしょ。でもこちらもなかなか手が込んでいるんです。

 

ほら、だんだんできてきたぞ。

折るだけではさみを入れるのはただ一度。折り紙って本当にすごいアートだなと思います。立体的に筒にしますが、お尻を大きくするか、細マッチョにするか、お尻に向かってスリムにするかでやっぱり鯉の個性が出ます。

お尻をスリムにして、細マッチョ。

 

あとは好きにデコレーション。こーたさんが用意してくれたシールで目を作り、うろこの部分を作ります。うろこの色も皆それぞれ。

 

 

親鯉ができたら次は子鯉。極小の生まれたての鯉にする人も!手先が器用な人向きだね。

 

こうやって個性豊かな鯉のぼりの完成です。小宮さんの周りに飾ってみたら、運とにぎやかになりました。吹き流しをちゃんと作った新井さんの鯉のぼり。風を感じられますね。

 

矢車の上に折り鶴が待っているのはやちよさんの鯉のぼり、よく見たら矢車二つ月と豪華だね。

 

今日はカレー。考えてみたら、子どもが大好きな料理と言えばカレーですからこれもぴったりかもしれません。今日は新井さんがお米も寄付してくださいました。

ありがたいなあ。

 

カレーを子供のご飯というなかれ。加賀シェフのカレーはスパイスを組み合わせて作る本場のカレーです。今回はお肉を食べないKさんのためにその場でまず肉無しカレーを用意してくれました。そして、厚揚げの料理もその場で作ってくれた。

 

畑のたんぱく質の厚揚げです。

 

 

そして、人参は川の部分を見事にすりおろして、水菜と虹色畑の新玉ねぎのサラダに合わせます。

 

 

 

彩がきれいなだけじゃない。玉ねぎの甘みと寄り添う人参の甘みがこちらもおいしさを上らせます。一つだって無駄にしないカドベヤ料理。ジャガイモの皮も油で軽く揚げてポテトチップスになりました。

 

(厚揚げステーキははみりんと醤油で見事な味付け)

 

デザートは、やちよさんお手製のかりんとう。胡麻の風味がなんとも言えません。そして、江草さんが持ってきてくだだったキンメダイのおせんべい。キンメダイの赤がほんのりと優しい色。

カレーによりそうご飯は順子さんが持ってきてくださったイランのサフランを入れて炊きました。今戦争状態となっているイランですが、ホルムズ海峡が封鎖されている状況で、国民の窮状はいかばかりだろう。私たちの食事は今回のカレーのスパイスもそうですが、日本以外の国からはるばる海を越えてきています。その国の人たちのことも思わずにはいられません。

 

(ご飯にはカレーをかけない派の人もいる)

 

 

なぜかしら、ご飯の時に西森さんがかけてくれた中島みゆきの歌がそんな思いに寄り添います。今の政治を考えるとすごく不安になってしまったというTさん。みんな同じ気持ちだから、そんな時は一人でいないでカドベヤに来てください。

 

 

帰りのみんなのバックからはちょこんと元気な鯉のぼりが頭を出しています。こんな幸せを

しみじみと感じる5月のさわやかな夜の夕べ。少し物悲しい気持ちの帰り道。

 

こーたさん、皆さん、ありがとう。Kさん、金沢でゆうゆうと泳ぐ鯉のように働いてね。Tさん、いつでも待っています。

 

 

 

 

居場所「カドベヤで過ごす火曜日」2026年5月

いろいろ鯉のぼりの5月です


 開所は18時、ワークショップのあとは、シェフの愛情いっぱいの、温かくて目にもおなかにもうれしい栄養満点の夕めしをみんなで食べます。

春が来て、もう5月。こどもの日。たまには子どもの自分をいたわってあげるのも大切です。〈こどもの日〉は、みんながちょっぴりあどけない自分に戻るとき。そんな気分でカドベヤにこ~い。そして、今月の火曜日は、なんと最初の火曜日がこどもの日!一緒にこいのぼりを作りましょう。そしてしげるカフェにサメのお話など盛沢山の5月の火曜日です。皆様のお越しをお待ちしています!

 

(18時・18時半・19時からのワークショップスケジュール)

 

5月5日 

まじぁと&こーた(カドベヤの宇宙人ふたりぐみ)  自分のこいのぼりを作ろう  19時開始

こいのぼりは、青い空に悠々と泳いでいるのもいいけれど、せっかくのこどもの日。自分の机の上で悠々と泳ぐかわいいこいのぼりを作ってみよう。この子を机の上にちょいと置けば、きっといいことがどんどん泳いでやってくる。仕事もがんがんこいのぼり。ついでに恋もこいのぼり…ってなことにならないかな。とにかく皆さんこいこいこい!

 

5月12日 さつきの空のしげるカフェ「梅雨の前に元気をちょっぴり」 19時開始

緑がきれいに見えてきた。雨のシーズンの前のみずみずしさ。そんなひと時を一緒にしげるカフェで過ごしましょう。今日もバリスタのNOZOMIさんをお迎えして、おいしくかぐわしく、そいでもって楽しい5月のしげるカフェを開催します。もちろんちょっぴりおしゃれなカフェご飯も用意して、楽しいだんらんを過ごしましょう。今年はもうすぐカドベヤ16周年。みんなの抱負も聞かせてね。

 

5月19日  出張カドベヤ 「こども食堂とアート体験」に参加 

作りたての音楽で自由に踊りだそう♪🌸

※この日は「カドベヤ」では行いません。開始時間は18時です。

 

寿町健康福祉交流センターで行われる食堂とワークショップ。認定「NPO法人あっちこっち」と協力して、こどもにも大人にも楽しいアートとおいしい食事を届けます!今日はストウミキコさんのダンスとピアノで体も心もウキウキ!そのあとはもちろんカドベヤのキッチンスタッフによるおいしいご飯も皆さんを楽しませますよ!

 

※別途参加の申し込みが必要です。詳しい内容と申し込み方法については

次をご覧ください。https://acchicocchi.com/news260425/

 

5月26日 知りたい・聞きたいサメの世界「人食いザメって本当にいるの?」   

      シャーク・アクティビストReinoさんを迎えて   18時半開始

こいのぼりだからってわけじゃないけれど、今日はI💛サメのReinoさんをお迎えして、じっくりサメの話を聞きます!

サメと聞いて、映画『ジョーズ』のような「怖い生きもの」を思い浮かべる人も多いかもしれません。でも、それはほんの一部の見え方にすぎない。今日のお話しでは、サメがどんな生きものなのか、わたしたちとどのようにつながっているのかを、クイズを交えながらやさしく解説!「知ること」で、サメや世界の見え方が少し変わるかもしれません。そして気づけば、「サメって面白い」と感じている自分に出会うことまちがいなし。そんな発見を、いっしょにしてみませんか?

 

(いつものようにワークショップの後はシェフのおいしい料理を食べます)

 

(参加方法)

・各回の参加費は500円です。

・ スケジュールはやむなく変更することがあります。ご参加の前に今一度「カドベヤのブログ」を検索して、変更や中止がないかどうか確認してからお越しくださいね。

 

 

あっという間に4月最後のカドベヤです。つつじが色鮮やかです。皆さんはつつじの色をどう表現しますか。濃いピンク?赤?晴れている日と曇りの日だとまたつつじの色は違って見えます。そして、雨の後も違った色に見えます。同じ色でも気分によって違って見えるときがあります。文化によっても異なります。色にはいろいろな意味がつけられているので、最初から偏見の目で見てしまうときもありますね。「真っ赤な嘘」とか「腹黒い」とか。英語ではイエロー・ジャーナリズムと言えば煽情的な報道を言うし、あえて『イエローブック』と名を付けたアンチメインストリームの雑誌もありました。同時に臆病の色もイエロー。緑を嫉妬の色にしちゃったのはシェイクスピア。嫉妬に狂うと緑の目の怪物になってしまう。

 

色と文化は奥深い話題なのですが、最初の問いに戻ると、私が見ている色はほかの人の見ている色と同じとは限りません。今日のワークショップのファシリテーターにお迎えしたウェブデザイナーで、カラーコーディネーターの長谷目静江さんは、そのとっても基本的だけれど、ついつい見逃し勝ちのその事実に私たちを気づかせてくれました。

 

みんな自分の体というこの枠の中から出ることは難しいのです。長谷目さんが取り組んでいるのは、カラー・ユニバーサル・デザイン(CUD)。つまり、どんなに色の見え方が個人個人で違ってもみんながその色の意味することを理解できるような世界を作っていこうという社会デザインになります。

 

私たちの色覚は4つに分かれるそうです。

・一般的な見え方

・赤が黒く見える

・赤と緑の区別がつきにくい

・濃淡のうち、薄い色の判別が難しい

 

2番目から4番目は、色覚特性を持つ方の色の見え方です。男性を中心に20人に1人程度いると言われているそうです。

日本では全人口のうち、3~4パーセント、世界規模では4~5パーセントというから結構な人口がいることになります。今回の参加者の中にも身近に色覚特性がある人がいるという人が2人いました。(実は私はその一人です。家族が色覚特性の持ち主です。)

ただ、これは異なる色の感覚にすぎないのです。でもマジョリティの色覚に合わせると、マイノリティは生きづらいことがある。色覚特性を持つ人々も生きていきやすい世界にするためにどうしたらよいのでしょうか。

 

まずワークショップで取り組んだのは、ごみ分別の色を考えるカラーワークです。

 

日本でも分別してごみを捨てましょうと言われますよね。最近は細かく区分されるようになってきたけれど、例えば

 

・もえる

・粗大ごみ

・ビン

・プラスチック

の4つをイメージする色は何でしょう。

長谷目さんは12色のカラーカードを用意してくださいました。

 

それぞれのイメージするカラーをこの4つに合わせて選びます。

そしてそのカラーカードを選んだ理由を横に書きます。

 

 

私の場合はこんな感じ

・もえる  オレンジ   炎のイメージ

・粗大ごみ こげ茶色 箪笥のイメージ

・ビン 青緑 ワインボトルなんかのイメージ

・プラスチック 赤 自分の持っているブラスチックカップのイメージ

 

 

みんなのカラーカードの違いも見ていて面白い。

 

 

それから今度はメガネ型の体験フィルターをかけて、自分が選んだ色を見てみます。

 

体験フィルターは濃い水色のフィルムをはったメガネです。それをかけてみるとあれれ・・・

 

こんな感じになりました。

・もえる  オレンジ  → 茶色

・粗大ごみ こげ茶色 → 濃い灰色

・ビン 青緑 → あまり変わらない あさぎ色

・プラスチック 赤 → 紫

特にオレンジとこげ茶色の区別はほとんどつきません。

 

 

みんなも同じような体験に驚きます。

 

長谷目さんがおっしゃるには、これこそが色覚特性のある人々が日常体験していることなのだそう。

なるほど!これは難しい。だから、文字やピクトグラムも併用する必要があるんですね。

つまり、燃える→炎→赤かオレンジという一般の色覚から来るイメージの連鎖ではなく、生活や命に係わる場合には、明確な区別が必要となってくるわけです。

そこで、最後のワークショップはメガネ体験フィルターをかけたり外したりして、誰でもが区別できるような色の区別を最初のごみ分別に当てはめていく作業をしてみました。

 

私の場合は最後にはこんな感じになりました。

 

・燃える オレンジから黄色に

・粗大ごみ こげ茶から薄い茶色に

・ビン こちらは前と同じ青緑色

・プラスチック 赤からピンクに

他の人たちのカラーカードも大体似たような色になりました。

 

一般の色覚者が特性を持った人の色の世界を体感できるもっと高度なメガネもあります。

 

様々な色覚を持つ人々に対応した商品のデザインがカラー・ユニバーサル・デザインです。

最後に長谷目さんは、私たちの身の回りのそんな工夫を紹介してくれました。

 

例えば

・テレビのリモコン

色のボタンにはそれぞれ「青」「赤」「緑」「黄」の文字も付けておく

 

・書類

テレビのリモコンと同じように書類にも色分けがある場合は、その色を書類の上に書き込んでおくとわかりやすい。

 

・シャンプーのボトル

もともと花王が始めたそうですが、シャンプーのボトルの横にギザギザを入れることで、リンスとの区別ができるようにしました。最近はより進化して、ボディソープとの違いも例えばボトルの上を触るだけでわかるようになっているようです

 

・チョーク

黒板で使われるチョークも色覚特性に合わせたものになり始めています

 

・カレンダー

日曜祝日は赤と思い込んでいる人も多いかもしれませんが、よく見てください。最近は朱色に近い色になっています

 

よくよく気を付けてみると、私たちの周りにはたくさんの配慮が行き届いているのですね。そして、人はもちろん五感を使って生きていますから、一つの感覚が機能しなくっても、他の感覚がちゃんと補佐してくれています。シャンプーボトルのギザギザや、目の見えない方のための点字ブロック(これは日本人が考案して、世界中で使用されるようになった)は触覚で補佐していることになります。信号機が青の間に横断歩道で流れる音もそうですね。

最近はデザインの世界でもこのように、それぞれの特性を持った人々に対応するデザインの必要性がごく普通に叫ばれるようになりました。それはただ、品物だけではなく、社会の仕組みそのものにも言えそうです。いわゆる社会デザインという考え方です。

最近は漫画やドラマでも異なる色覚を取り上げるものが出てきました。長谷目さんはそんな漫画も紹介してくれました。

『薬屋のひとりごと』と『刷ったもんだ』は、色覚特性がメインテーマではないのですが、どちらも話の中でさりげなく触れているそうです。

 

 

思うのですが、カドベヤのような居場所だって、気が付くと、ユニバーサルなことをごく自然にやっています。例えば食べ物。アレルギーがあったり嫌いな食材があったりする。ニンニクみたいにごく普通にちょっと入れてみる食材も嫌いな人のために、他のもので工夫してみたりする。

・・・ということで今日の夕ご飯はまさにそんな工夫にひと手間が感じられるご飯となりました。

 

 

今日パスタを食べよう、ということで、イタリアンというとどうしてもニンニクが欠かせないものですが、カドベヤの参加者の中にはニンニクのにおいもダメという方がいます。

今回、加賀さんはニンニクがなくてもおいしさを出せるようにと、人参、玉ねぎを大量に実に細かく刻んで、そこにセロリを加えることで、野菜のうまみたっぷりのミートソースを作ってくれました。セロリがだめな人はいませんかとあらかじめ聞いたうえでの投入です。

 

古くなってしまったワインも一度熱を入れてミートソースに混ぜて煮ることでコクが出ました。古くなったワインの特性を生かしてもらいました。

 

庭田さんの持ってきてくださったタケノコはネギと一緒にさっぱりスープに。

 

 

頃合いを見計らってゆでてくれたスパゲッティは、今日参加してくれた上野さんの寄付。オリープオイルになじませて、アルデンテでいただきました。

 

山盛りのパスタに山盛りのミートソース!

 

さやかさんのあさぎいろのセーターがミートソースの朱色とたけのこスープの黄色に合いますね。これはもうミートソースの山だ!

 

柔らかな朱色はそれだけで食欲をそそるものですが、これだったら色覚特性の方々もおいしく感じてくれるでしょうか。

 

 

そんなことを考えながら、心行くまで色と香りと味を楽しんだ夕べ。もうすぐゴールデンウィークです。外を歩きながら新しい感覚に出会ってみたり、自分と他者の感覚の違いについて話し合ってみたりするのもいいかもしれませんね。

 

長谷目さん、いろいろな気付きに感謝します。

 

 

 

 

4月は新しい月…ということであれもやりたいこれもやりたいと何でもやりたくなっちゃう季節です。選択肢って多くても少なくても困ってしまうものですよね。

 

ということで、今回のシェイクスピア第2弾は『ハムレット』。

かいつまんでお話を述べると

 

「デンマークの王子ハムレットが落ち込むのは父亡き後さっさと母が叔父と結婚したこと。しかしそんな王子の前に現れたのは、死んだはずの父の亡霊。
亡霊は語る——自分は弟クローディアスに殺され、母と玉座を奪われた、復讐せよと。
ハムレットは復讐を誓うが、疑い迷い、なかなか行動にうつせない。
狂気を装い、勢いで恋人の父を殺し、悲しむ恋人は川に身を投げ狂死。
そして最後、復讐は果たされるが——」

 

To be or not to be that is the question.で有名な悩める青年デンマークの王子、ハムレットの物語。やらなくちゃいけないことはわかっているのに、あれやこれやと考えると先にすすめない。これって結構今の私たちにも通ずるところがあります。私たちの場合は、あまりにやるべきことが多すぎて、どこから手を付けたらよいのかわからないということもあるでしょうし目的はわかっているけれど、選択肢が多すぎてどうしたらよいのかわからない。

 

ハムレットの場合は、自分の父を殺して母と再婚した叔父への復讐を父の亡霊に誓いながらも、いろいろな思いが胸中に沸き上がってどうしても実行に移せない。さっさと叔父と結婚してしまった自分のお母さんへ愛憎ないまぜの気持ちが復讐の邪魔をする。

母という女性への嫌悪はやがて、恋人だったオフィーリアにも向けられ、「修道院へ行け!」と非常な言葉を投げつける始末。

 

いやはや、誰に同情したらいいのかわからないこの悲劇。お母さんだってさっさと再婚することはないでしょうと思いながらも、シェイクスピア時代の女性の地位を考えれば、財産も何もない身分。次の王位継承者の義理の弟に求められれば結婚するしかなかったのかとも思います。・・・なんて突っ込みどころは満載のこの劇ですが、登場人物がそれぞれ粘りに粘って悩んだ末に最後はすごいスピードでどんどん死んでしまう。今日集まったのは少人数ですが、それでもこの劇をやるにはぴったりのメンツがそろった!

しかも西森さんが大きなキーボードを背負ってきてくれて、音響効果もばっちりです。

劇が始まる前から音楽で場を盛り上げてくれる。

 

まずは登場人物の紹介

 

 

ハムレット (デンマークの王子。優柔不断でマザコン)

•ハムレットの父 (弟に殺された。ここでは亡霊として出る)

•ガートルード[ ハムレットの母】

•クローディアス (ハムレットの父の弟。兄の妻、ガートルードと結婚)

•オフィーリア(ハムレットの元恋人)

•ポローニアス(オフィーリアの父。早とちりしやすい)

•レアティーズ(オフィーリアの兄。妹がかわいくて仕方ない)

•ホレーショ(ハムレットの大親友。ハムレットが唯一心を許せる人)

 

今回は私の一押しのハムレットの大親友、ホレイショ―も入れました。場面を分けてみんなで演じていきます。

今回はこんな感じで場面を分けました。

 

1.ナレーション (お話の紹介)

2.父の死と母と叔父の再婚。落ち込むハムレット

3.亡霊との出会いのシーン

4.有名な独白のシーンとオフィーリアとの対峙

5.母をなじるハムレットとポローニアスの殺害

6.ハムレットとレアティーズの対決。ホレーショを残しみんな死ぬ

 

場面が多いので早速みんなでレッツ!ハムレット!

ナレーションはこーたさん。そのあとの、第2のシーン

 

2.父の死と母と叔父の再婚。落ち込むハムレット

クローディアス「悲しみを乗り越え、妃ともども、今は皆して前に向かおうではないか!」

みんな「王様、仰せの通りに!」

ガートルード「ハムレット。そんな顔をしないで」

ハムレット「一ヶ月もしないうちに・・・ああ、考えたくもない」

 

3.亡霊との出会いのシーン

最初からどんよりのハムレットです。そのあとは一気に亡霊との出会いのシーン

ホレーショ「あ、殿下!出ました!」

亡霊「お前の父を刺した蛇は、いま王冠をかぶっている。 」

ハムレット「ああ、哀れな亡霊、この混乱した頭に記憶の座があるかぎり、忘れるもんか。 」

      「みんな、今夜ここで目にしたことは絶対に言うな!」

亡霊「誓え!」

ハムレット「皆、誓ってくれ!」

みんな「誓います!」

ハムレット「この世のたがは外れてしまった。ああ、それを正す役目がこの俺に!」

 

ここでは、西森さんの効果音が凄みを加えます。

そして、有名な独白のシーン

 

4.有名な独白のシーンとオフィーリアとの対峙

ハムレット「To be or not to be. That is the Question(トゥ・ビー・オア・ナット・トゥ・ビー、ザット・イズ・ザ・クウェスチョン)」

オフィーリア登場

ハムレット「俺はお前を昔は愛していた」
オフィーリア「私も殿下の愛を信じておりました」

ハムレット「でもその愛はもう失せた。修道院へ行け。人など信じるな!」

 

ここはあえて、最初のセリフは英語のままにしてみました。この訳はいろいろなバージョンがって、「生きるべきか死ぬべきか」が最も有名です。でも「亡霊はいるのかいないのか」など諸説あります。有名なセリフだから英語のままで言ってみましょう!

 

そして、母親の寝室で母のおじとの結婚をなじるハムレット!誤ってカーテンの陰に隠れていたオフィーリアの父、ポローニアスを叔父のクローディアスと勘違いして殺してしまいます。とんだとばっちりのポローニアスです。

 

5.母をなじるハムレットとポローニアスの殺害

ハムレット「さあ座って。動いてはなりません。鏡を立てて、お母様の心の奥を見せて差し上げましょう。あなたはお妃。あなたの夫の弟の妻」

ガートルード「私を殺す気?誰か、誰か助けて」

ポローニアス「おい!だれか助けてくれ!!」

ハムレット「王か!ねずみ、死ね!」(ハムレット、ポローニアスを殺す)

       「王ではないのか!」

 

(美帆ちゃんがハムレット。こーたさんが隠れて聞いています)

 

こうして一挙に悲劇の雪崩が起きていく。狂って溺れ死ぬオフィーリア。父と妹の死を招いたハムレットに復讐を誓うオフィーリアの兄レアティーズ。叔父のクローディアスの奸計で、レアティーズは毒を塗った剣でハムレットと戦うように仕向けられます。もしもうまくいかなかったときのために、毒を盛った杯をハムレットのためにも用意します。…てなわけでこんな感じでみんながどんどん死んでしまう最後のシーン。まずは解説。

 

6.みんながドミノ倒しに死んでしまう最後 決闘のシーンは動きで頑張る! 

1.最初にハムレットが一本取る

  クローディアス「祝杯だ!ここに宝石を入れよう」(ここに毒が入っている)

  ガートルードが代わりに飲む

2.レアティーズがハムレットを刺す。ハムレットがその剣をとってレアティーズを刺す(二人とも毒の剣でけがをしたということ)

3.レアティーズ、ハムレットに謝りながら暗殺の計画を告白

4.ハムレット、クローディアスを刺す

解説が終わったところで、役者たち、名演技を披露します。

 

こうしてみんなが死んだあと、以下の泣かせるホレーショとのやり取りでハムレットは死んでいきます。

 

ハムレット「ホレーショ、おれは死ぬ、君は生きろ、事情を知らぬ人々にことの顛末を知らせてくれ」

ホレーショ「そんなことはできません」(毒ぶどう酒を飲もうとする。ハムレットがそれを止める)

ハムレット「お前は男だろ!よこせ、俺が飲む。ああ、あとは沈黙」

ホレーショ「Good night. 優しい王子さま。天使たちが優しく歌ってくれますように」

 

(ハムレットの死を悼むホレーショ)

 

最後を悲しい音楽が彩ります。

 

とあっという間の1時間。

カドベヤ劇団のカーテンコール!ぱちぱちぱち。👏

 

今回はほとんど写真を撮れなかった!ごめんなさい。

 

さて、今日は『ハムレット』だからハムカツにしようなんて冗談のつもりで言っていたのが、本当になった。

 

薄手のハムを何枚も重ねてミルフィーユのように上げてくれるのが加賀さんのハムカツです。おいしそうでしょ!

これがまたふんわり優しい味。

そこにたっぷりのキャベツのごま油ドレッシング合えとわかめと豆腐のお味噌汁が加われば、いくらでもご飯が食べられてしまう洋食屋のハムカツ定食になりました。順子さんが持ってきてくださった胡麻のふりかけがまた合うこと!

 

加賀さんが味の舞台を開設してくれます。

 

上に見えるのは加賀さんお手製のタルタルソースです。

 

小宮さんともども劇の余韻を楽しみます。

 

そういえば、ハムレットたちはどんな食事をとっていたんでしょうね。

おいしい味の舞台でした。皆さん、ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いよいよ4月が始まりました。新しい生活が始まって落ち着かない人もいるのではないでしょうか。こんな時は、あまり何も考えずに一緒に楽しい時間を過ごすのも大切かもしれません。

今日はそんな思いで、カドベヤゲームナイトを開催。その昔、カードゲームをしている最中にちょっぴりつまめるものが欲しいなということで、その名もサンドウィッチ伯爵が作らせたのがサンドウィッチだと言われていますが、これは本当かどうか定かではない。ちなみにサンドウィッチも土地の名前だし。

ということで、今宵のゲームナイトのお供は、加賀シェフ特製のクラフトコーラと手作りピザです。

なんといっても生地からじっくり手作りです。

そして今宵のボードゲームは、ゲームマスターのゆーすけさんをお迎えして開始。なんといってもマスターの説明がよいとすいすい進むもの。今日はゆーすけさんがとっておきのゲームを用意してくれた。

 

ゲームはいろいろあって楽しそう。

まずは「ガムトーク」というゲームで自己紹介。それからボードゲームを開始します。

ゆーすけさんがいろいろ考えて、今日のメンツのために選んだのは・・・

 

これだ!

 

 

ゴブレット・ゴブラーズ。箱にも書いてあるけれど、まさに進化した〇×ゲームです。

 

 

ブルー(ゴブレッツ)とオレンジ(ゴブラーズ)とに分かれていざ対戦。 前にもやったことがあるけれど、その時もはらはらドキドキでした。

いわゆるそれぞれのコマを置いていくだけじゃない。大きいコマは相手の小さいコマを飲み込むことができるし、そのコマを今度は動かすこともできる。問題は、大きなコマの下にどっちのチームのコマが隠れているかすぐに忘れちゃうことです。開けた瞬間に相手のコマが隠れていてあっという間に相手に先手を与えてしまうこともある。そして、それぞれコマの大きさが異なると、それだけで死角が生まれてしまう。目の前の縦線横線に気づかないことも多い。人の視覚って案外頼りないものだなと思うゲームです。

ゴブレットとゴブラーのコマもかわいくてそれも騙されるポイントか。人間の心理をうまくついてくるんですよね。

これで結構時間をとってしまったので、続いてワードンというゲームに移ります。

 

互いに相手が考えた言葉を当てていくゲームです。2文字、4文字、5文字の言葉を考えて自分のページの上に書いておきます。漢字ではなく、音節で書きます。私たちは

「うめ」「かようび」「たんばりん」を書きました。

 

あとは、どの音をあらわす文字が使われているのかを当てていくもの。これがなかなか当たらない。一つでも単語が出てしまったらそれで勝負が決まりです。

 

簡単そうで全く当てられない。というか推理を使ってこの言葉かな、と思いつつ当てていくことが肝心だから。その文字がドンピシャなら「ドーン」と命中。隣の文字なら「水しぶき」になります。4方を囲まれていると、4つの文字が水しぶきになるので、そこから当てていくことになります。難しい!

 

相手チームの言葉は「ぴざ」「ちーず」「あかわいん」でした。「ピザ」(濁音などは省くので、「ひ」と「さ」になります。)が当たって私たちのチームの勝利。ということで8時をすでに回ってピザタイム!

今日はピザをみんなで作りました。

出来上がったピザ生地に加賀さんが作ってくれたトマトソースをたっぷりぬって、ミニモツァレラチーズを置いていく。

 

 

 

焼き上がったらこちらも加賀さん特製のバジルソースをかけます。

 

おいしそう!

ゲーム中もちょっぴり食べてしまいました。

それだけではない。順子さんが持ってきてくださった乾燥編み笠茸

これを水で戻し・・・

 

刻んで・・・

 

香り高いチーズリゾットを作ってくれました。

これでお米が好きだった小宮さんも喜びますね。

 

 

ベビーリーフはトッピングにいたします!

 

ずらっと並んだピザ!クラフトコーラを飲みながらみんなで心行くまで食べました。

 

実は4月3日は加賀さんと今日は来ることができませんでしたが、トミーさんのお誕生日です。そこで、ケーキの焼けない私は、ティラミスを買ってきた。それに今日初めて神戸から来てくださったTさんもおいしいお菓子を持ってきてくださいましたので、デザートにしました。

 

 

まずは加賀さんに願い事をしていただきます。

 

思った以上においしいケーキでした。

 

加賀さん、これからもよろしくお願いします。

 

そして今日はもう一つうれしいことが!

テディベアをプレゼントした方から心温まるカードをいただいたのです。

 

なかなかカドベヤにはいくことができないけれど、テディベアと一緒に心はカドベヤにありますよ!といううれしい言葉。

私たちの心も皆さんと一緒にありますよ。

いつでもカドベヤにいらっしゃることができるように待っていますね。

 

 

居場所「カドベヤで過ごす火曜日」2026年4月

またまた卵からかえる4月


開所は18時、ワークショップは19時から。そして20時からシェフの愛情いっぱいの、目にもおなかにもうれしい栄養満点の夕めしをみんなで食べます。

春が来て、また新しい季節が巡ってくる。学校が始まるし、仕事も新しい面子と共に一から始める。わくわくするけれど、ちょっと気も重くなる。そんなときはかえることができるカドベヤがあるじゃないか!・・・なんて思いだしてくれる場所で、この4月からもありますように。一緒に小さな卵をかえして育てよう。

 

(2026年4月のワークショップスケジュール)

 

4月7日 ゆーすけさんと楽しむカドベヤ・ゲームの夕べ 「今宵はボードゲーム!」 

 19時開始

 

お待たせしました!ボードゲーマ―の、名ゲームマスター、ゆーすけさんをお招きして、ボードゲームを楽しみます。ゆーすけさんが持ってきてくれるゲームはいつも最高の工夫と仕掛けが満載。アナログだからこその楽しさがみんなを全く異なる楽しい世界にいざないます。今宵はどんなゲームと出会えるか。ボードの上で知らない世界へ一緒に飛び出していきましょう。

 

4月14日 カドベヤ劇団第2回公演「5分で作るハムレット!」 19時開始 🌸

 

この春から始まったカドベヤ劇団。今回も役者は集まったみなさんです。毎回のテーマにあわせて各1分でそれぞれの場面を作り、みんなで最後はおよそ5分の作品を作ります。有名なセリフをもとに、喧嘩したり、パントマイムしてみたり!2回目のテーマは悩める青年ハムレット。薄幸の美女オフィーリアも登場します。皆さんは悩むより、まずは参加してみてね。

 

4月21日  出張カドベヤ 「こども食堂とアート体験」に参加 

お待ちかね、打楽器体験!みんなで刻む楽しいリズム♪🌸

※この日は「カドベヤ」では行いません。開始時間は18時です。

 

横浜市麦田地域ケアプラザ多目的ホールで行われる食堂とワークショップ。認定「NPO法人あっちこっち」と協力して、こどもにも大人にも楽しいアートとおいしい食事を届けます!今日は打楽器とピアノのリズムと調べで春の到来を楽しみます。そのあとはもちろんカドベヤのキッチンスタッフによるおいしいご飯も皆さんを楽しませますよ!

 

※別途参加の申し込みが必要です。詳しい内容と申し込み方法については

次をご覧ください。https://acchicocchi.com/news260318a/

 

4月28日 長谷目静江(はせめ しずえ:色彩講師/Webデザイナー/プリザーブド

フラワー講師)

「色の見え方はみんな違う?カラーユニバーサルデザイン体験」 19時開始

 

同じ色でも人によって見え方が違うことを皆さんご存じでしょうか?今日のワークショップではカラーカードを選び、そのカードを選んだ理由を話し合ったり、メガネ型フィルターを使って、色の見え方の変化を体験します。「伝わる」色の工夫を楽しく感じてみましょう。

 

ピヨピヨ元気なヒヨコ【Icon_B1117】 - 【無料イラスト・アニメーション素材|TELOPICT.com】(ワークショップの後はみんなでおいしい夕ご飯を食べますよ) ピヨピヨ元気なヒヨコ【Icon_B1117】 - 【無料イラスト・アニメーション素材|TELOPICT.com】

(参加方法)

・     各回の参加費は500円です。

・     各回の開始時間は異なります。お気を付け下さい。

・  4月21日の「こども食堂とアート体験」は別途申し込みが必要です。

・     スケジュールはやむなく変更することがあります。ご参加の前に今一度「カドベヤのブログ」を検索して、変更や中止がないかどうか確認してからお越しくださいね。

・      

 

年度末の最後の日。この日は春の嵐となりました。電車を降りて駅の外に出ると暴風雨。あっという間に傘の骨が曲がってしまった。

火曜日のカドベヤの日に傘が壊れることはしょっちゅうで、雨のことばかり記憶に残って晴れのカドベヤのことは忘れがち。でもこういった暴れん坊の天気も嫌いじゃありません。この日はレインコートのフードをかぶってびしょぬれになりながらカドベヤに向かう。加賀さんがちゃんと新聞紙を広げていてくれて、デイパックごとそこにまずおいて、ほっと一息。

 

迎えてくれる恵子さんと加賀さん。それにいい匂い。この甘い香りは??

「ラングドシャ―を焼いているんだって!」と恵子さん。

 

ホッカホカのラングドシャ―。恵子さんが作ってくれたマーマレードを載せて食べると苦みと甘さの競演となります。

 

今までの嵐がほろほろととろけてしまいそうな気持になります。

明日は新しい仕事場での仕事始まりの恵子さん。出来立てのラングドシャ―を食べてエネルギーチャージして、一足先にかえることになった。

恵子さんが帰る少し前に来てくれたやちよさん。こちらも懐かしいお菓子を持ってきてくださいました。キョロちゃんで有名な森永のチョコボール。くちばし部分に金のエンジェルが描かれていると、「おもちゃの缶詰」がもらえるのは昔から変わりません。

 

 

そして地道さんもこの雨の中、やってきてくださいました。「お疲れさまでした」の一言に、こちらも胸がほっこりします。

 

この天気だし、年度末だからもちろん人は少ないのだけれど、それでもやるぞ!のシェイクスピア。

今日は有名な「ロミオとジュリエット」をダイジェストでやってしまおうという、初の試みです。

話は知っていても細かくは知らないシェイクスピアの有名な劇。

今日集まった4人がいれば、どうにかできると早速リハーサル開始です。

 

 

お話は簡単に言うとこんな感じです。

 

「舞台は花の都、ヴェローナ。長く争う二つの名家、モンタギュー家とキャピュレット家。その中で出会ってしまった若い二人——ロミオとジュリエット。許されない恋は、やがて悲劇へと向かってまいります。」

 

ということで今回の登場人物は以下の4人に設定

 

•ジュリエット (キャピュレット家の令嬢。もうすぐ14歳の押しまくり女子!)

•ロミオ (モンタギュー家の一人っ子。優しい男の子だが、仮面舞踏会でジュリエットに一目ぼれ)

•マキューシオ (ロミオの大親友。お調子者だが実は複雑系)

•ティボルト (キャピュレット家。ジュリエットのいとこ。剣の名人。カッとなりやすい)

 

場面は以下の通りに分けました。

1.ナレーション 

2.モンタギュー家とキャピュレット家の喧嘩シーン

3.キャピュレット家の仮面舞踏会に忍び込んだロミオ。ジュリエットに一目ぼれ

4.バルコニーのシーン。ジュリエットもロミオにほれ込んで、あっという間に結婚の約束

5.マキューシオの死とティボルトの死

6.ロミオとジュリエットの死

 

考えてみるとシェイクスピアの劇ってすごくうまい構成となっています。

上の2から6の部分はちゃんと

 

1.喧嘩 (お話の紹介部分。大げさに!)

2.出会い (ドキドキ感)

3.愛が深まる!(しっとり感)

4.ハッピーからあっという間に悲劇に転換!(クライマックス)

5.主人公の死とある意味での愛の成就(動から静へ)

 

と緩急があるんだね。

 

今回は私も入ってそれぞれの場面をみんなで演じてみました。4人しかいないので、みんなそれぞれロミオになったりジュリエットになったりと忙しい。

今回はシェイクスピアの台本からセリフをいくつか抜き出して、それを使って演じます。

 

ナレーターを演じる地道さん。さすが、大学で身体知の授業をとっていただけあって身振り手振りも堂に入っている。

 

1.喧嘩のシーン

「モンタギューの犬っころを見ても頭にくる!」

「俺たちを侮辱しているのか?」

「男だったら剣を抜け!」

モンタギュー家とキャピュレット家のにらみ合い

 

(言葉の応酬はみんなその場で考えます。こっちが犬ならそっちは猫だ!)

 

場の設定や動きは各自で考えていきます。最初のうちは動けないみんなもやがて興が乗ってくると

「何か臭くないか。野良犬臭いぞ。あ、モンタギューの奴らだ」とか「そっちこそ、ネコの肉球みたいにぶよぶよしやがって」といろんな言葉が飛び交います。

 

2の仮面舞踏会のシーンは

ロミオ「あの人は、夜に輝く松明のようだ・・・今まで愛したことなどなかった。」

ジュリエット「ねえ、今出ていった人は誰?」

乳母「ロミオよ、モンタギュー家の」

ジュリエット「ああ、私の初めての愛の相手が敵だなんて」

 

ここはなんといってもダンスのシーンです。本当は音楽をかけることができればよかったけれど、音楽無しでも踊れてしまうカドベヤ劇団です。

 

3.有名なバルコニーのシーン

バルコニーに見立てた椅子の上に立ってため息をつくジュリエットの場面から始まります。

「ああ、ロミオロミオ、あなたはどうしてロミオなの?モンタギューの名前を捨てて私を受け取って!」

 

(恋する乙女の地道さん)


「君のためならモンタギューの名前を捨てる!」

ただ、この二つだけのセリフだけれど、間合いが大切。さすが、カドベヤ劇団。ため息のつき方や恋する乙女の様子、そして一世一代に決断するロミオ(やちよさん)を見事に再現。

 

4.マキューシオの死とティボルトの死

ハッピーなはずの劇が一気に悲劇に転ずる場面。

立ち回りが大切。みんな思い切って演じてくれました。

 

•ロミオ「ティボルト、お前を愛さねばならぬ理由がある……」

•マキューシオ「ティボルト、俺が相手だ!」

•マキューシオが刺される「両家に呪いあれ!!!」

•ロミオ「マキューシオ~~~。ティボルト、待て~~~」

セリフの合間に動きを入れ込んで、なかなかの白熱の演技が出来上がりました。もうあっという間にみんなシェイクスピアの世界に入り込んでいる。

 

(ジュリエットとの結婚を伝えようとルンルン気分でやってきたロミオ!)

 

(しかし、出迎えたティボルトにぼこぼこにされる羽目に。「ロミオ、昨日は俺たちを馬鹿にしに来たな!」さすが順子さん、とっさにいろいろなセリフが出ます)

 

(ティボルトにぼこぼこにされるロミオ。もちろん手は出していません。あくまで演技。みかねたマキューシオのやちよさんが割って入る「俺が相手だ!」)

 

(ところがロミオの代わりに刺されてしまう)

 

(死ぬ間際のマキューシオのことば、「両家に呪いあれ!」)

 

(友を殺され怒り狂ったロミオ、ティボルトを刺す!刺される順子さんの刺されっぷりが素敵)

 

6.ロミオとジュリエットの死

ティボルトを怒りに駆られて殺してしまったロミオは島流しに会う羽目に。その間、二人を結婚させた牧師さんのアイディアで薬の力で仮死状態になったジュリエット。うまく情報が伝わらずロミオは愛する人が本当に悲しみのあまりに死んだと思いこんでしまう。戻ってジュリエットの前で服毒自殺を図るも一瞬の差でジュリエットが目を覚ましてしまうその場面です。セリフは二つ。

 

•ロミオ「こうして口づけをして死のう」

•ジュリエット「あなたの唇にまだ温もりが・・・さあ、剣よ、私をロミオのもとに連れて行って!」

 

(死んでいるジュリエットのそばで服毒自殺を図るロミオ)

(一瞬差で目覚めたジュリエット!)

 

(恋する乙女はロミオの短剣で自分を刺します。やちよさんの迫真の演技です)

 

最後は今までのシーンを全部繋げて「5分でロミオとジュリエット」を演じました。

観客がいなかったことが残念だけれど、かえってはっちゃけたかな。

みんなくるくると配役を変えながらも全員がキャラクターになり切った!

終わって明かりがつくと、おいしいご飯の競演です。こちらも劇と同じ6シーンです。

 

・マグロのカマと柵のねぎソース

・マグロの切り身の竜田揚げ

・切り干し大根

・水菜とカニカマのサラダ

・シメジと舞茸の卵スープ

・待ってましたのラングドシャーとやちよさんの持ってきてくださった猫クッキー

 

マグロの刺身の柵でねぎソースを作ります

 

こちらは切り干し大根の煮物。優しいお味です。

 

マグロの刺身を漬け込んで竜田揚げに

 

竜田揚げの右隣は堂々のマグロのカマ。順子さんが持ってきてくださったものです。

後ろはねぎソース。たっぷりのねぎと柵で作りました。

 

 

やちよさんが差し入れてくれた猫のかわいいクッキー。加賀さんが作ってくれたラングドシャ―はフランス語で「ネコの舌」だから今日は猫つながりですね。

 

ちなみに地道さんのチョコボールのくちばしは銀のエンジェルが付いていました。でも5枚集めないとおもちゃの缶詰はもらえないんだよね。とはいえ、なんだかいいことが起こりそうな予感です!

 

次はどんな劇をやろうかな???皆さんもカドベヤ劇団に入団してね。音楽担当も大歓迎です!

 

 

 

 

 

 

 

 

3月は別れと出会いの季節。私の勤務する大学も昨日が卒業式で、晴れて卒業した学生さん方があいさつに来てくれる日でもあります。そこここで、先生と正装した学生さん方の小さな集まりが見られます。

そして私も24日、本日いよいよ研究室をあとにしました。思い出がたくさん詰まった部屋ですが、カドベヤ関係の資料もたくさんあり、どうしても捨てることができません。結局そのほとんどをカドベヤにもっていくことにしました。

 

そして、この3月いっぱいで虹色畑も畑としては10年の区切りで場所を離れることになりました。理由の一つは、昨今の温暖化です。夏があまりに暑く、参加者の健康が危ぶまれることや、野菜たちの健康のためにも、いったんここで毎週の活動を見直すことにして、お世話になってきた近所の畑での収穫イベントや麦踏みなどの農業作業を季節に合わせて無理のない形と頻度で行っていくこととなりました。

 

つまり、仲間たちのネットワークはそのままですが、「畑」という場はいったん閉じることになったというわけです。

 

NPOタネとスプーンができてから、カドベヤは「虹色畑」というタネに支えられてきました。その意味で「虹色畑」に感謝をささげようと、今日は「感謝祭」の日にしました。ちょうど私の研究室からの卒業とも相まって、同時卒業となりました。カドベヤの資料も虹色畑の原田さんが車で運んでくれて、最後に部屋を出るのも原田さんに助けてもらい、私にとってもなんだかとても象徴的な一日となりました。

虹色畑の最後のイベント「虹色畑感謝祭」は3月15日に畑で行いましたが、本当に大勢の人たちが駆けつけてくれました。それに対して、私の引っ越しは、自分の選択として一人で行いました。一つ一つの本や物に思い出があるので、そんなノスタルジーに浸りながら行いたかったということもあります。でも考えてみたら、私も過去のいろいろな人や思い出に囲まれて引っ越しをしたことになるので、一人感謝祭をしながら大勢の思い出や人々に囲まれていたことになる。つまり根っこでは虹色畑での感謝祭と私の引っ越しも同じかな。

 

今日は、カドベヤでの虹色畑の感謝祭、ということで、いろいろな野菜で虹色畑の虹を作ってカレーにしようと加賀さんと打ち合わせました。お野菜の料理がとても大変で、みんなが来てもなかなか全員でのお話にもっていくことができず、けいこさんが全面的にバックアップしてくださったおかげで7時半から今までの虹色畑を皆で振り返る時間を持つことができました。

 

 

・原田さんが虹色畑を始めたきっかけ

・農業体験の心身への影響

・コロナ禍の中での虹色畑とカドベヤ

・そんな中でのそれぞれの参加者の活躍、カドベヤは特に庭田さんの活躍

・こーたさんが虹色畑とカドベヤをつなげてくださったこと

・その後二つの活動がNPOの立ち上げにつながったこと

・今後のたねとスプーンの連携について

・これからの夢

 

尽きることなくたくさんの話が沸き上がるように出てくるのでした。

 

考えてみたらお話の一つひとつが虹の色のよう。もちろん辛いことも互いにたくさんありました。というか虹は雨のおかげでかかるものなので、ただの幸せからどちらの団体も生まれたわけじゃない。

そして、虹色畑という場を失うことの喪失感は、カドベヤの参加者も感じていることです。

順子さんは、カドベヤの料理が並べられると、「これ、虹色畑の野菜?」と毎回問いかけます。その問いかけがしばらくなくなってしまうのも寂しい。でもきっとまた新しい場所で生まれたおいしい野菜を届けるから順子さん、また質問してくださいね。

 

同時に虹色畑もカドベヤも実に多くの人々の支えられてきました。参加者の方々だけではありません。いつも寄付をしてくださるOさん。おいしいお米をいつも送ってくださるM先生ご夫婦。今回もM先生のお米を炊いて虹色カレーを作ることができました。

ではどんなカレーになったのかを紹介していきますね。

 

加賀シェフの豚バラの塩釜焼

本格的な塩釜でした。まるで彫刻を見ているよう。豚バラの油がしっかりと塩と卵白を混ぜた覆いの中に染み出して、なんとも言えないうまみです。

 

 

(まるで彫刻を作っているよう)

 

 

(塩釜をたたいて割ります)

 

野菜は本当にとりどり

人参、なす、ジャガイモ、菜の花(揚げていただきました)、虹色畑の春キャベツ(蒸しました)

カイワレ、そして庭田さんが調理してくださったカレースパイスで味付けしたタケノコとピーマン、シメジ、ほうれん草

 

 

 

 

ポタージュのスープ

デザートはけーこさんがご自身の手作りマーマレードをトッピングにしたヨーグルト

 

 

そして、おなじみ加賀シェフの滑らかプリン

 

まじぁとさんとこーたさんの差し入れの和菓子。

 

 

(お皿の上に乗りきらない!)


(本当に色とりどり)

 

終わりと始まりはいつも交互にやってくる。

カドベヤの場合は毎回の火曜日が始まりで終わり。だからまた来週がある。

 

原田さんの車で帰りながら、しみじみとそんなことを考えたのでした。

 

皆さん、本当にありがとうございます。

 

横山千晶

 

 

 

 

3月に入って暖かくなったかと思うとまた寒くなる。こんな時ってからだと心のバランスをとってみることが案外重要です。そこで、今日は楽しい時間を一緒に過ごしながら動きと言葉と感情をつなげてみるカドベヤダンスタイムを楽しむことにしました。

 

 

まずはおなじみの「はあっていうゲーム」から始めます。私に回ってきたのは「ぷ~」という音。この音を聞いて皆さんどんなこと想像するかしら。怒っているとき?私はもちろんお尻から出るあの音。おならも、いろいろな音があるけれど、なぜ語尾を上げるとおならっぽくなるのかな。ちなみに「おなら」の語源は、やっぱり「鳴らす」ことから来るみたいですよ。「お鳴らし」だとか。おならだけは一人の人の中でも音はそれぞれですが、くしゃみって各自特徴がありませんか?私の友人で必ず「はっくしょい」と最後に「しょい」で終わる人がいますが、これはなかなか勢いがあってよろしい。聞いているほうもくしゃみする人の方も気分がいいものです。

 

「はあっていうゲーム」の次はいよいよ、好き勝手な言葉を紙に書いて、みんなで表現する時間。なるべく具体的ではない、「踊りにくそうな」言葉を紙に書き連ねていく。続いてその紙を裏返しにして、好き勝手にひきます。

 

そして、そこに書かれている表現を体で表してみるというもの。

ぼろぼろの雑巾

わたしの方にちょうちょが飛んで来た!

 

というのもあれば

 

山の奥に隠れた宝物

虹の家を作る方法

 

なんてちょっとした物語ができそうなものもあれば

 

飛び跳ねる悲しみ

ばさばさの心

言えないさよなら

 

なんて難しそう

 

とろける黄色

甘えん坊の声

 

は果たして体だけで表現できるのか???

 

うごくヒゲ

においに気が付いたとき

 

はお茶目です。

 

さて、ではショータイム!みんななかなかのダンサーです。難しいお題も結構書いた人が「これは私のかな」と気が付いて当ててくれる。同時に体の動きにみんながまたまた勝手にタイトルをつけてみるのも面白い。みんなが着けたタイトルからあれやこれや身体表現を変えてみて、正解に近づけていく過程もなかなかダイナミックです。

 

とはいえ、タイトルをつけなくても、その人の動きそのものが美しかったりして、思う存分楽しみました。

 

 

さてはて・・・どう表現しようと思案中。

 

(新井さん、一言も話さなくてもちゃんと言葉の内容が伝わってくる!!「言えないさよなら」)

 

最後はみんなで一斉に自分の動きを表現して、大きなダンスにしてみました。

 

今日はちょっぴり寒いので、加賀さんがたっぷりのポトフを作ってくれました。それに水菜のサラダ。とってもシンプルだけれど、おなかから暖まるとっても満足のいくご飯。言葉と体と心とおなかが一緒になった一晩でした。

何倍もお替りしたら結構なくなってしまった!

 

皆さん、完食、ありがとう。

 

今日はお雛祭り。でも女の子だって楽しみたい!というわけで今宵はその名もコロンビア・ナイト。

最近はご存じのようにベネズエラのマドゥロ大統領がアメリカに逮捕されたり、カリブ領域のキューバにアメリカが攻め込む勢いを見せたりとやりたい放題のアメリカです。なのに北アメリカから下の諸国のこと、私たちは知らない。こんな時だからこそ、もっとしっかり知りたいもの。ちょうど友人が滞在していたコロンビアから帰国したこともあるし、時々来てくれる友人の明子さんがコロンビアのおいしいコーヒーをいただいた、ということで、今回はバリスタのNOZOMIさんにお願いして、コロンビア・ナイトを企画しました。

今日は加賀さんも全料理、コロンビア料理という力の入れようです。

 

用意されたコーヒーは2種類。そして、コーヒー味のコロンビアのチョコレートも明子さんが持ってきてくださいました。

 

飲み比べてみようと、まずは食前に明子さんの持ってきてくれたコーヒーを賞味します。

花のように匂いたつアロマの後に苦みがしっくりとくるとっても味わい深いコーヒー。さすがにコロンビアのコーヒーはおいしいということがよくわかる。でもあとからコロンビアに長年いた友人に聞くと、おいしいコーヒーはほとんど海外に行ってしまうとのこと。

(トミーさんも香りを楽しみます)

 

 

(おいしいひと時にほっとします)

 

今日はコロンビアナイトということで、みんなで加賀さんの料理を手伝います。

 

 

まずは

アロス・コン・ポーヨ

はコロンビアのチキン炊き込みライス。

チキンを入れて炊いた味付けご飯から一度チキンを取り出して、ほぐす。

 

ご飯にたっぷりの野菜を混ぜ込んで、

 

(田治米さんは背が高いから難なくきれいに混ぜ込んでくれました)

 

チキンと合体させてなんともおいしそうな炊き込みライスが出来上がりました。

 

そしてスープは

チャングア

 

 

牛乳のスープですが、何と加賀さんお手製のクラッカーを添えて、

 

(出来立てのクラッカーをぱりぱりと割っていきます)

 

その上、一杯一杯にポーチドエッグが加わります。いわゆる落とし玉子。一つ一つ手間暇かけて落とし玉子を作っていく加賀さん。すごすぎる。

 

 

 

(やちよさんが壊さないように運びます)

(春にふさわしい菜の花と満月のスープです)

 

サラダはレタスとリンゴのサラダ。ドレッシングは明子さんのお手製。

(けいこさんがクラッカーをきれいに切り分けていく)

 

虹色の大根と大根の葉の黒ゴマサラダは原田さんが作ってくださった。

 

虹色のブロッコリーも加わります。

 

そしてデザートはナティージャ。冷静のカスタードです。上にはこども食堂でいただいたたくさんのキウイを並べました。

そこに加賀さんお手製のビスケットも加わる!

 

(料理の合間に仕込みをして・・・)

(おいしそう!)

 

ご飯の準備の合間合間に西森さんがコロンビアの曲を選んでくれて、順子さんが踊りを教えてくれる。みんなで時々料理の手を止めて思い思いにダンス!それだけで気分が盛り上がることと言ったら!

 

そして迎えたご飯の時間。

 

お皿に花が咲いた!

 

小宮さんももちろん参加。コーヒーにはミルクを入れるのが小宮さんでした。やちよさんが

ミルクを用意してくれる。

 

ご飯を食べる前に、のんちゃんが小宮さんに捧げる詩を読んでくれた。

 

朗読を聞いていると、ずうぅっと続く青い空が見えてくる。もう一人ののんちゃんがなくなったときもいつも空を見上げて歩いていたことを覚えている。そこにみんながいるからか。

でも今日はやっぱり小宮さんはここにいるに違いない。

 

 

食後にここにいるバリスタののんちゃんがもう一種類のコロンビアコーヒーを淹れてくれた。苦くて甘い、小宮さんみたいな味がした。みんな一緒にここにいるんだな。