もう秋だよね、なんていっていてもどうにも暑い。

まだまだ行くもんか、の底力の夏でしょうか。

急に涼しくなると寂しいし、でも暑くなると「まだ秋じゃないの~」と文句を言ったり。人間って本当にいい加減。ブランケットを出したりしまったり、行きつ戻りつで秋が来ます。

 

昨日は久しぶりに虹色畑さんに伺いました。暑い暑いと言いつつも、あずまやに座っていると明らかに風はもう秋。思わず目をつぶって風を感じます。蚊取り線香のにおい。もう少しでこのにおいとも今年はお別れかな。帰り道。今年の夏はどんなだったかな、何をやったかなと考えながら歩きました。

 

いつもならカドベヤの火曜日がそのまま音楽のリズムになっていたのですがそれがなくなってしまうと、なんだか音楽がなくなってしまった気分。結構火曜日にこれ食べたな、あれやったな、というのが自分の時間の節目になっているのです。

 

でもまた10月からいよいよ再開します。

 

ワークショップも献立もいつものカドベヤで待っていますので、みんなでやりたいことを(マスクをつけて)大声出せずとも、身体で大声出してやりましょう。

そうそう、こども食堂も再開します。10月5日と26日、11月30日,12月21日はアート体験とこども食堂の日です。こちらについては別途情報を送らせていただきますね。

 

まだまだコロナウィルスにはさよならは言えないけれど、もう少しで夏とはお別れ。

きょうは写真と物語をちょっと紹介。

今年の8月は集中講座で「身体知」の授業を担当しました。カドベヤでいただいたアイディアをいろいろと試してみました。お互いに触らずに物を介して二人で動く即興ダンス。そして

子ども食堂のキッチン班の岡村さんがいつも送ってくれる写真には物語があるなあとしみじみ思っていたのですが、そこからヒントを得て、学生さんたちにある日、各自なんでも写真を撮ってきて、とお願いしました。

そして好きな写真をほかの人が選んで、選んだ本人に物語を付けてもらう、そしてそれを朗読する。

 

そんな一環でできてきた物語がみんな秀逸。写真を撮った人もこの写真からこんな物語が!とうれしい驚きとの出会いを味わいました。

そこでできたお話を一つ紹介します。今時分にピッタリかな、と思います。

写真を撮った学生さん、物語を作った学生さんからはほかの人への紹介の了承を得ています

ということで過行く夏に・・・突然やってきた夏を思い出しながら。

 

 

鎮魂歌

昨日、ヴァイオリンが折れた。突然ピキッと言って、真っ二つに折れてしまった。私は唖然とした。全く心当たりがない。「どうせあなたがやったのでしょう」と、警察が怖い顔で私を責めるのには随分と困った。「いいえ、私は無実です」— 必死に無垢な表情を作って訴える。そのとき、検死結果が明らかになった。どうやら2回目のワクチンのせいらしい。そういえば、2週間前に一緒に打ったんだった。警察は気の毒そうな顔をした。そのあと火葬場でヴァイオリンを燃やした。残骸をもらって、家に帰って、お庭に小さなお墓を作った。穴を掘りながら、私は涙をぽたぽた流した。どうしてあなただけ、先に逝ってしまったの?まだブラームスの途中だったのに。気がついたら、お墓は私の涙で溢れていた。でも私は泣くのをやめなかった。次第に土が水を染み込まなくなって、ついにお庭は大洪水になった。これは流石にいけないと思って、私はお庭の栓を抜いて涙を全部捨ててしまった。そしてやっとのことで、小さなお墓にヴァイオリンを埋めた。お庭に咲いていた立派なひまわりを、一本だけ添えておいた。

   今日、私の心が折れた。やっぱりピキッと言って、真っ二つに折れてしまった。私は唖然とした。全く心当たりがない。パトカーの音が聞こえるけれど、警察に見つかると厄介だ。家中に鍵をかけて隠れていよう。お墓はお家の中で作ればいい。書斎に格好の場所を見つけたので、まず床板を外しにかかった。なかなか外れないので泣きたくなったけれど、昨日全部捨ててしまったからもう出す涙がなかった。構わず床板を外し続ける。途中で木の屑が目に入ったけれど、それでも涙は出なかった。もうお墓はいらないかもと諦めかけたら、お庭の方からドアをノックする微かな音が聞こえた。警察かしらと疑いながら、恐る恐るドアを開けると、そこにはスリッパの右側がある。よく見るとスリッパの中には、私の涙がたんまりとあった。スリッパの中に残っていた涙を、影がドアの前まで持ってきてくれたらしい。影が守ってくれたおかげで、涙は蒸発していなかった。私は涙を手に掬って、こぼさないようにそっと目の中に戻した。すると視界が黄色くなって、突然夏がやってきた。ひまわりの花びらが一枚だけ、涙の中に浮かんでいた。

秋雨が続く9月。秋晴れはまであと少しでしょうか。

 

そして、予想していたとはいえやっぱり緊急事態宣言が延びました。

何度もカドベヤ再開の宣言をしながら、本当に申し訳ないし、嫌になる。

 

カドベヤも暑い夏をすっ飛ばして、あけてみたらもう秋。

カドベヤの夏と言えばスイカだったのに、そうめんだったのに、もうとっくにその季節も過ぎちゃった。今年は、まじぁとさんたちが持ってきてくれた「姫枕」スイカがカドベヤの食べ治めだったのか。なんだか寂しいばかりです。

 

でもそれだから特別な秋にしたい。

ということで10月にいよいよ再開します。

とはいえ、コロナウィルスの進化は相変わらずとまりません。

ハリケーンの名前ではありませんが、変異株につけるギリシャ語がなくなっちゃうんじゃないか。

最近はデルタ株の後に続けと、ミュー株、イオタ株にカッパ株と、コロナ兄弟続々出現。

次に来るのはいよいよ「クサイ株」の予定。さすがにコロナも「クサイなんてダサイ名前は嫌だ」とここで踏みとどまってほしい。そのうち「すみれ組のデルタ」、いや、うちは「ひまわり組のデルタ」です、とかになってしまうのだろうか。

まあ、カッパの次まで待っていられないので、こちらは「ヌリカベ」になって、カドベヤでどうにか阻止すべく、感染対策を十分に行っていきます。

 

小宮さんが一昨日電話をくれました。

「早くカドベヤでみんなで笑いたいね」と一言。元気そうだけれど、電話を切って思わずほろり。

何度も言うけれど、再開できたら、マスクの裏で微笑んで、笑っておいしいもの食べて免疫力付けましょう。

人呼んでこの元気株を「カドベヤ株」と呼ぶ、なんちゃって!

 

イギリスの友人は昨日野外コンサートに行って、久しぶりに踊りまくったとのこと。

ちとうらやましいが、こちらは小ぶりに盛り上がっていきましょう。

 

なんて言っていたらそんなイギリスで、「これってカドベヤだ」のお仲間が。

 

有名な彫刻家アントニー・ゴームリーさんが、少人数ながら友人とディナ―を食べた後にデザートの代わりに出すのが両手にぽんっと粘土の塊。

ゴームリーさんはそれを机の上に置いて、造形するよりも両手でこねこねして何かみんなで作ることをデザートタイムにしているそう。

 

「いやあ、無理無理、出来ないよ」なんて言わせない。ゴームリーさん曰く

 

皆子供の時は粘土遊びやったでしょう?絶対にみんな粘土があれば何かできるはず。

気が付いたら、机の上はちょっとした動物園!

 

ってこれ、前にまじぁとさんとこーたさんと一緒にカドベヤでもやったよね。

その時は洸祐や未来もいて、みんなで盛り上がったっけ。

作っているときは皆必死だからマスクしたままだってできる。カドベヤの場合はそのあとで

ディナータイムだ。

 

皆おんなじこと考えているのかしら。

ゴームリーのカドベヤと石川町のカドベヤ。

世界で思いがつながっているな、と思った次第です。手で何かに触れること、ただただ無心になること。

そしてみんなで作ったものを共有すること。

これってカドベヤの日常だ。ほんと、この2か月それが抜けている。

だからさびしいんだ。

 

ということで、10月からのカドベヤ再開。火曜日だけでも共にいる秋にしていこうと思います。

 

子ども食堂も休眠からお布団蹴って飛び出します。

10月のこども食堂は10月5日、26日です。

10月12日と19日にはカドベヤで集まります。

 

詳しいスケジュールはまた皆さんにお伝えしますね!

それまでまたメイルでお会いします。

 

どうぞ元気でお過ごしください。

 

よこやま

8月が来た・・・。夏真っ盛りなのに、はなれカドベヤリターンです。

明日8月3日の「こども食堂とアート体験」も延期となってしまいました。

神奈川県の感染者は今日も最高人数を更新中です。

現在のコロナウィルスの変異株はデルタ株。若い人たちを中心にどんどん感染が広まっている。日本はオリンピックの報道で詳しくはニュースにはなりませんが、アメリカでは連日のようにコロナウィルスの報道が最初に話題になっています。

火曜日のカドベヤも今日から始まった緊急事態宣言に合わせて8月いっぱい3度目の閉室となりました。

 

本当は開けたい。小宮さんの笑顔も見たい。庭田さんのご飯も食べたい。来る人の笑顔で元気になりたい。

そんな気持ちが募るからこそ、一生懸命コントロールする。

 

そして、そんなことを言っていても始まらない。どうにか皆とつながっていこうと思います。

子ども食堂とアート体験を主宰しているNPOのあっちこっちさんとも話し合って、子供たちにも食の話題を届けようということになりました。

同じように、はなれカドベヤでもこれから皆さんにつながっていくリモート居場所を展開していこうと思います。

 

ということで、子供たちにも届けた話題だけれど、今日は虫の話をひとつ。

とうとう8月になりました。なぜかしら8月になると、もう秋の気配がしてくる。まだまだ暑い盛りなのに。夕方になるとつくつくほうしの鳴き声。毎年だけれど、蝉の季節もうつろっていきます。ちなみに皆さんは「周期蝉」って聞いたことがありますか?今年は17年に1回発生する17年周期セミ(ブルードX: brood X)の発生年に当たり、北アメリカでは5月の終わりから6月にかけてこのブルードXが大発生しました。ニュースでも結構話題になっていました。その鳴き声たるやすごかったでしょうね。broodとは英語で「じっと考える」という意味があるようですが、そこから来た名前だろうか。なんだか、近未来的な名前です。日本語では17年か13年周期で現れる蝉なので「素数蝉」とも呼ばれるようです。

それにしても13年間、17年間、地中の中でじっと何をしているのかな。外に出ると人生、ならず蝉生は短いでしょうから、いよいよだ、と外に出るときはクライマックスなのですね。日本のアブラゼミなどは地中で過ごすのは5年間ぐらいだそうです。ということは、ブルードXはその3倍。姿は結構アブラゼミなんかより小さくて赤い目が特徴です。

 

日本でもそうですが、最近は森林伐採などで、地中で頑張ってきたセミたちがいよいよだと外に出ても、あれ、木がない!ということも大いにあるようです。上る木や草がないと、脱皮もうまくできないだけではなく、鳥などに捕食されてしまう。考えてみたら、5年のうちに地球の表面は変わってしまうもの。17年なんて言ったらますますです。地面の下にいる小さな命のためにも人間が考えなくてはならないことはたくさんありそうです。

 

とはいえとにかく数十億匹にもわたって発生するということで、今年はこのブルードX,、昆虫食としてもチョコレートになったり料理に使われたりしてかなり注目されたようです。蝉は一度揚げるとおいしいそうです。それをチョコレートでコーティングしたり、ソースにあえたりするというわけ。17年ののちに地表に出てきてからの時間は短いので食べてしまうのは少しかわいそう。

そういえば最近うちの近くのスーパーでも「こおろぎ煎餅」を見るようになりました。こちらのコオロギは養殖されているものだそう。それを粉末にして煎餅に混ぜるので、海老の姿がそのまま入ったえびせんとはまた異なるようです。たしかにコオロギの姿がそのまま入っているおせんべいはちょっと抵抗感があるかもしれない。とはいえ、イナゴやコオロギの佃煮は昔から日本でも作られていたようですね。私も食べたことがあるけれど、佃煮になると、あまり虫の味はわからない。ただクランチーでその食感はいいのかもしれません。

去年はアフリカではバッタの大発生で農作物が荒らされるということもありました。聖書の中にもイナゴの大群が出てくるけれど、昔から虫たちも自然の驚異だったのですね。しかし今度は人間が昆虫の捕食者になることで、食物連鎖はまたどのように変わっていくのかしら。

 

日本で虫の佃煮があるのは、やはり農作物を作るうえでの害虫を取って、そのままいただくということだったのでしょう。アフリカでも大発生した昆虫を人間がいただくというのはそれなりにわかるけれど、これからは虫も養殖の時代が来るのかな。

動物愛護と同じように虫の権利も考えられる時がくるのかもしれません。

 

この1年間、カドベヤは「食」についていろいろと考えた年でした。庭田さんと一緒に旬の食べ物の料理について考えて、虹色畑にもカドベヤの仲間と行かせていただくようになりました。

この1か月、庭田さんと一緒に畑にカドベヤの代わりに通わせていただいて、食と居場所の関係について考えていくことにしたいと思います。

 

これは昨日の虹色畑での白ゴーヤです。緑だけではないのですね。こちらも地面からの栄養をたっぷりとため込んだ身体です。私はバナナとゴーヤと豆乳のスムージーを作って飲みました。きのうの畑でもコオロギを見ましたが、やっぱり食べる気はしないなあ。

 

皆さん方の食卓の話も聞かせてくださいね。

 

(よこやま)

 

カドベヤでお世話になっている皆様へ

 

2日間天気予報とにらめっこをしておりました。

どうにもこうにも台風8号は本州に来たいようです。

オリンピックの観戦はできないのだけれどなあ。

台風仲間でちゃんと伝えあうべきだよ。

 

今晩から本降りでことによると、明日の夕方には雨風が弱まるかもしれませんが

こればかりは予測できません。

 

そこで、残念ながら明日、7月27日のカドベヤは閉室。

カドベヤのお茶会は師匠と庭田料理長と話し合って8月31日に延期といたします。

 

楽しみにしていた皆さん、ごめんなさい。

なお、来週8月3日はこども食堂とアート体験の日です。

こちらへの参加ご希望と質問は、NPOあっちこっちさんに連絡をお願いします。

チラシは以下の通りです。

 

8/3(火)親子で楽しむ♪ 子ども食堂とアート体験 @横浜市寿町健康福祉交流センター | 認定NPO法人 あっちこっち (acchicocchi.com)

 

こちらもコロナ対策で参加の制限が入る可能性があります。

よろしくお願いします。

なお、8月10日と17日のカドベヤについては、今度はコロナウィルス・デルタ株の感染

の様子を見ながら検討します。

 

自然の驚異には勝てないが(いや、勝とうとも思わないが)、閉室していても皆さんへの思いはたくさん持って心のカドベヤ🌸を、開けていきます。

 

ちなみに今後の予定で決まっているものをご紹介します。

 

8月24日 まりさんの「気づきの運動感覚ワークショップ」

8月31日 千晴師匠の「カドベヤ、夏のお茶会」

 

詳しくはまたこのブログにても紹介していきます。皆さんもお気をつけてお過ごしくださいね。

 

(よこやま)

 

 

 

暑いです。ついこの間まで、梅雨っていつ入ったの、などと悠長なことを書いておりましたが、

やっぱり夏が来ました。

でもそのうちに夜、虫の声が混じってくるのですよ。その寂しさ・・・。

だからガンガン汗かいてガンガン辛いもの食べて元気にこの夏を乗り切ろう。

 

きのうのカドベヤは楽しみにしていたまじぁと&こーたさんのワークショップ、そして暑さに勝つ!と受験生並みにチキンカツカレーに庭田さんが挑戦。先週号(正しくは先隔週号。そういういい方はあるのでしょうか)の『ビッグイシュー』に掲載されていたメニューから、小宮さんとこーたさんがリクエストしてくださった一品です。

今日は久しぶりにまりさんとこぐれさんもいらしてくださいました。それだけでテンションも上がります。

(まじぁとさんとこーたさんが来てくださって、小宮さんもうれしそう。)

 

暑さに勝つ!ためにはまずは体を動かすことから始めます。カドベヤにも来てくださった、そしてこども食堂でもおなじみのストウさんからこーたさんたちが伝授してもらったいくつかの動きです。

 

まずは折り紙を手の平に乗っけて自由自在に動き回る。人がそれほどいないので、自由自在に動き回ります。

大きく動いてもよし、静かに動いても良し。

 

続いて、一枚の折り紙を二人の手の平で挟んで、自由に二人で動きます。私はコグレさんと組みましたが、さすがダンサー。自在な動きに最初はついていくのが大変でしたが、そのうち息もぴったりと合ってきます。  

 

からだがほぐれたところで、続いて人とその影の動きのワークショップ。

寝ている人が影。本体の動きに合わせて影も動きます。これがなかなか大変。それでも息があってくると素敵なダンスが生まれます。続いて影の動きに本体が合わせるシリーズもやってみます。

 

 

十分に体がほぐれたところで、続いてクロッキーの時間です。

 

動いている人に「ストップ!」の号令と共に

 

見ている人たちは1分間でその様子をクレヨンで描きます。見たままでもいいし、抽象的に描いてもいい。

 

小宮さんも動き手となります。

 

 

同じ動きでも書き手が異なるとまた新しい絵になる。

 

残りの時間で描いたものを切り取って・・・

 

 

 

大きなコラージュにします。

 

まるでマティスの絵のようだね。描き方はそれぞれ、音楽が聞こえてきそう。こぐれさんの描いた小宮さんはおなかが特徴的。

短い間にたくさんからだも心も満足できたワークショップでした。まじぁと&こーたのお二人に感謝です。

 

そしてカレーもワークショップに負けじとショウガと野菜を丁寧にすりおろし、香味たっぷりのカレーが鍋でコトコトおいしそう。さあ、これからはカツに喝を入れます。

早速庭田シェフにバトンタッチしますね!

 

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庭田シェフの「お疲れの時はカツカレー!」

今日はリクエストがあった『チキンカツカレー』

前回のから揚げに続き2週連続の揚げ物。

油の消費に慄きつつも、揚げる時の音や思い通りの揚げ加減に出来たときの満足感など『揚げ物を作る』という快感を存分に味わわせて頂いている。

 

今回のチキンカツカレーだが、家で食べる際はレトルトのカレーにスーパーのお惣菜のカツを乗せるだけで、カツを自分で作るのは初めて。

まぁでもここで何度か揚げ物は作ってるし、何とかなるだろうとやってみる。

 

カレーのルゥは割とシンプルめに、野菜はゴロっとさせずに全てすりおろす。

玉ねぎ4つ、人参3本、途中で力尽きてニンニクと生姜はぶんぶんチョッパーでみじん切りに。

それぞれを大量に入れすぎたせいか、それほど水を足さずともすさまじい量に。

ニンニクと生姜は入れすぎだったか、ちょっと苦いな…。

 

そこへ『こくまろ中辛』とカドベヤに残っていた固形ルゥ・カレー粉を加えて大分まろやかになった"ほぼ無水カレー"が完成。

 

そして大本命チキンカツ。

カツカレーと言うからにはカツが命。

肝心の鶏肉がどれほど必要になるだろうと心配だったけど、カドベヤ近くの食品館あおばで鶏むね肉900g近くをかなり安く買うことが出来た。

これなら大丈夫だろう。

 

フォークで入念に突き刺してから薄力粉をまぶし、バッター液に投入。

しっかりとパン粉をまぶしたら準備完了。

 

(チキンは丁寧にフォークで刺して「喝」。これでおいしく柔らかくなるのです。)

 

  (粉をけまぶして)

(卵をつかったバッター液に浸して)

 

  (パン粉をまぶします。テマヒマかかっています。)

 

肉が浸かるくらいの量の油で3分間揚げてみた。

切ってみると中までちゃんと火が通ってる、一切れつまみ食い。

胸肉でもそこまで堅くないな、良かったよかった。

 

 

 

 揚げたて!

 

こうして無事にチキンカツカレーが完成。

個人的には満足の出来だけど、皆さんにも満足して頂けたかな。

 

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庭田シェフ、はい!大満足でしたよ!おいしかった!カレーの後は一息のデザート。

 

 

今日はこの夏最初のスイカだ!とカットスイカを買ってきたら、なんとまじぁと&こーたのお二人も「姫まくら」というまるで枕の形のスイカを丸ごと買ってきてくださいました。皮がうすくておいしそう。

配膳が終わると、いよいよみんなで思う存分カレーをカツにかけて、「いただきます!」

 

 

皆で堪能のひと時でした。デザートのスイカも本当においしかった。これからしばらくカドベヤでいろいろなスイカを楽しめそうです。

 

今、私の勤める慶應の日吉キャンパスはオリンピックのイギリスチームの事前訓練キャンプとなっていますが、導線が全く分けられ交流はありません。それでもトラックを走る選手と手を振り合ったりとささやかな交流があります。私はオリンピックはテレビでも見る予定は全くありませんし、今回の一件で今まで以上にオリンピックというシステムに疑問を持つようになりました。でもせっかく日本に来て、まったくその国の一般の人たちとの交流がないというのは非常に残念なことです。せめて手を振ることしかできません。

 

イギリスでも少なくとも2年前は「カツカレー」が結構人気でした。日本からの輸入です。そういえば、横浜は国際会議も多い町。昔、そんな会議に出ている海外からのお客さんもカドベヤに来てくれたっけ。イギリスからの選手たち。もしももしも、交流が可能だったら、こんなカレーを食べてもらいたかったな。

そんな気持ちで過ごした火曜日。

最後に岡村さんの素敵な写真を2枚皆さんにも贈ります。

 

一人だけ、こちらを見ているよ!

 

 あ、花びら落としましたよ!

 

誰かがきっと応援してくれている。そんな夏です。

 

(横山)

 

 

 



 

 

 

去年の6月に緊急事態宣言後にカドベヤを開けるようになって、台所をずっと受け持ってくれたのが庭田さんでした。今ではカドベヤ以外でもこども食堂でもシェフとして活躍してくれている。

 

カドベヤを開けていよいよ満11年も過ぎたのですが、何度も「気が付いたら一人・・・かな?」の状況に陥ってきました。今回は何と言ってもコロナウィルスです。会いたくても会えないのだから仕方ない。でもその前も、一緒に立ち上げた仲間が忙しくなって去って行ったり、コミュニケーションがうまくいかずに相手をがっかりさせたり、と理由はいろいろ。気が付いたら一人・・・かな?

 

何度も言うけれど、場所も空間も生きているので、・・・かな?と思うと、必ず「カドベヤ」さんがこの人に来てほしい、という人を連れてきてくれる。そうやって、いろいろな人たちに助けられてきたのです。そして今では庭田さんなしのカドベヤはありえなくなりました。同時に、庭田さんの仲間たちなしでもありえない。

最近はシェフが火曜日ごとに早く来てくれて、掃除や窓開け、換気など、全部やっていただいています。すでに台所も用意万端で、大切な部分の調理は大概すんでいる。そこで、今回の企画を私からお願いしたのです。

こんなおいしい夕ご飯。作り方のコツを少しでも教えてもらったら、みんな家でもできるんじゃないか???いや、知りたい。この秘密を少しでも!

 シェフは自分専用の調味料やキッチンツールはすべて持ち込んで調理を行います。だから今回のワークショップの名前も、ずばり、「庭田シェフの料理棚からひとつまみ」となりました。

今回は台所を少しだけ広げてみんなで庭田シェフのアドバイスのもとでご飯を作る、という企画です。何がいいかな、ということで、ぜひとも教えてほしかったのは、タルタルソース。そしてタルタルソースというと、から揚げが食べたくなる。私の方からお願いして、この2点をみんなで作ることにした。

 4時半にカドベヤに行くと、すでに庭田さんが今日の準備をしています。野菜たっぷりのスープがすでに鍋の中いっぱいに準備されています。私はさっそくから揚げのお肉と素揚げ用の夏野菜を買いに行きます。八百屋にはもうスイカがたくさん並ぶようになった。夏だ。

 フランス語の小林先生から頂いたズッキーニがあるから、あとはエリンギとアスパラかな。

唐揚げはたくさん食べたいから750グラムぐらい。戻ると早々と小宮さんが来ている。もう一度床の掃除を小宮さんにお願いして、シェフと一緒に下ごしらえをする。皆にタルタルソースを作ってもらうために、ゆで卵を準備。ズッキーニは1本はスープに。もう1本は素揚げ用にします。

 

 

ここで、シェフの一言。

・ゆで卵はゆでる前にちょっとひびをいれてゆでると、するりとむけますよ。

 

そんな準備をしていると、久しぶりのこーたさん。そして岡村さんとOさん。庭田さんの応援隊が来てくれる。早速皆でご飯を作ります。

 

軽く手順をシェフから紹介してもらいます。

まずはタルタルソース作りです。

入れるものは

・キュウリのみじん切り

・ピクルスのみじん切り

・ゆで卵

・マヨネーズ

・ピクルスのつけ汁

素材の感触を味わうためには野菜は粗みじんがいい。

 

 

 

右は私のゆで卵のみじん切り。左は岡村さん。どう見ても私の方がおおざっぱ。

 

でも合わせると、わからないでしょ…。いや、やっぱりわかるか・・・。

 

ほかの素材も入れて、マヨネーズをくわえて、

 

ピクルスのつけ汁も加えます。

 

(卵は多めで!)

卵は3つ入れましたが、味見すると、こーたさんとOさんが卵はもっと入れようということになる。結局全部で6つ入れました。お塩や胡椒をくわえるとぐっと美味しさが引き立ちます。

おいしそうなタルタルソースがたっぷり出来上がった次は唐揚げだ。

 

あらかじめジップロックの中でたれに漬け込んで冷蔵庫に寝かせておいた鶏肉に薄力粉を混ぜてもみもみ。今回のたれはショウガたっぷりです。

 

 ボールに移します。

 

密を避けるために今回のシェフの料理棚から一つまみは岡村さんに伝授されることになった。

 

その1 油

 

ちょっぴり深いフライパンに油を入れて、火にかけます。さい箸の先からあぶくが出るようになったら揚げ時。

 

2.まず3分間揚げる

ここでチキンを投入。まず3分間揚げます。

 

しゅわしゅわっと元気だね。

 

  おいしそう!

 

2.一度取り出して、3分間休ませる

 

3.そのあと1分間少し強めの火力で揚げる

こうすると中まで火が通ってしかも柔らかく出来上がるのです。く~。おいしそう。

 

その間にほかの野菜も用意します。

アスパラとエリンギは結局バターで軽く炒めました。

ズッキーニはバターで炒めた後でニンニクを投入。塩コショウで仕上げます。

ブロッコリーは軽く茹でます。

 

これに野菜のうまみたっぷりのスープと、甘いトマトたっぷりのサラダが加わって

 

盛りだくさんの夏の元気プレートです。皆で作ったタルタルソースもふんだんにかけます。

 

いただきまあす!

 おなか一杯夏の元気を堪能しました。

 

 

岡村さんが埼玉の渋沢栄一ゆかり?の焼ねぎ風味のお菓子を差し入れてくださって、こちらもなんとタルタルソースに合うのでした!

 

揚げものって、あとの掃除が大変だけれど、みんなで一緒にやればなんてことはない。最初から最後までみんなで楽しんだ「料理棚からひとつまみ」でした!

シェフ、ありがとう。

次の「一つまみ」は何になるかな?カドベヤに来る楽しみがまた一つ増えた初夏でした。

 

そしてシェフの仲間たち、来てくださって本当にありがとう。

来週はこーたさんとまじぁとさんの楽しみなワークショップ。何が食べたい?ってこーたさんにうかがったら、「食べられるもの」だって。庭田さんにまたまた楽しく悩んでもらいましょう。

 

(横山)

 

 

 

今年は梅雨が遅く始まったために、7月に入ってもじめじめが続きます。時々肌寒い日もあって初夏のさわやかさはいまだちょっと遠いかもしれません。

 しかし、庭田シェフは「ああ、この後に暑い夏が来るのだ」と思うと暗くなるのだそう。

早い時は今ごろからもうセミが鳴きだした年もありますが、私はセミの声を聴くと、いよいよだ、と身構えます。いつもなら、夏の間は通信教育部の方々がキャンパスに集まり、同世代の方々が頑張っている様子に元気づけられるものですが、今年も通信教育部の夏季スクーリングはオンラインとなりました。今年の夏も淋しいキャンパスとなるのでしょう。

 

 オリンピックはもうすぐ。実は私の勤める日吉の大学のキャンパスは、イギリス代表チームの事前キャンプ場となっています。しかし、選手と学生の接触と交流は感染症予防のために行われないことになり、大学の構内にはイギリスチームのための通行歩道や駐車場が設けられ、大学の学生も含め一般の人々はそこは通れなくなりました。

 本来だったら、国を挙げて国内の人々が交流し、海外の人々をお迎えすることが大切なはずなのに、そしてオリンピックとはスポーツだけの祭典ではないはずなのに、いや、むしろスポーツはほんの一部でしかないはずなのに、と大きな矛盾を感じます。

・・・・とオリンピックの5つの輪に振り回される私たち。じっと天を見て、星に願いをかけたいのだが、残念ながら曇った空の向こうに思いをはせるしかありません。

 とはいえ、会えない織姫と彦星も今はオンラインでつながることができる昨今。でもおいしいものは「おいしいね」と一緒に食べることができないこの頃。

 

 とにかく今日のこども食堂も、この美味しさとにおいと味と色を伝えたいと、キッチン班の4名は元気に腕を振るいます。

 

 (ニンジンも星形にくりぬきます。)

 

今日のご飯は星に願いをたくさん込めた具だくさんのちらし寿司。そして天の川に浮かぶお星さまのお吸い物。ちっちゃなお菓子もお星さまのあられと金平糖の星尽くし。食べてくれる子供たちやお子さんや、参加者の方々の願いが叶いますように、とたくさんたくさん願い事を込めて作ります。

 

 

オクラの切り口も星形。きぬさやは半分に切って天の川に漂う船になります。

庭田シェフがちらしずしの具材のしいたけ、タケノコ、そして星形に切り抜いた残りのニンジンを炒めている間に、錦糸卵を作ります。

 

 Nさんの見事は手さばき

 

 岡村さんにその技術が伝授され

 

 こっちもお見事!

 

お吸い物に入れる蒲鉾は岡村さんと私が用意しました。

 上が岡村さん。下が横山。ほんと、性格が出るよね。

 

 

今回も台所班の間では笑いと笑顔とジョークが絶えません。この楽しさも、お料理にたくさんの希望の星を降り注ぎますように。そんな思いにあわせて隣からは美しい「星に願いを」のピアノが聞こえてきます。

Nさんが盛り付けのモデルを作ってくれる

 

今回もちらし寿司の上に乗っける具材はバラエティ豊か。

・錦糸卵

・星形のニンジン

・オクラ

・きぬさや

・青じそ

・カニ足

・桜でんぶ

・切り海苔

ちらしずしをまずはお皿に盛った後に、Nさんがその上にきれいな絵を描いていきます。一つひとつの具材を丁寧に乗っけていきます。最後にはでんぶと切り海苔で描いた天の川の上にニンジンの星をのっけて出来上がり。最後にお菓子をちょこんと載せて、ちょっと時間が押しましたが、完成です。今回は、環境にも優しい木のお皿をあっちこっちさんが用意してくださいました。使った後もちゃんと土に戻すことのできるエコなおさらです。木の香りは料理のおいしさを引きたててくれます。

 

お吸い物にはとろろ昆布の天の川、そこに三つ葉を載せて、星形の麩を浮かべます。中には蒲鉾のお月様も浮いています。

 台所班の知恵が詰まった素敵な夕ご飯。食べてくださった皆さんの願い事がきっと叶いますように!!

 

 

(横山)

来週はもう7月。そして来週はこども食堂の日です。

だから、ちょっと早くカドベヤで七夕の夕べを開催することにしました。先週小宮さんから「今年は短冊書かないの」と言われていたのです。毎年短冊を送ってくださるお茶の師匠が今年も短冊と、カドベヤの皆さんへと七夕のお菓子を送ってくださっていました。今日はこの短冊にたくさんの思いを載せます。

 今年のカドベヤも特別です。もう1年以上も会えていない昔のカドベヤの仲間たち。それでも気持ちはつながっていたいもの。そんな思いを短冊に載せました。小宮さんはいつも通り、「ビッグイシューがたくさん売れますように」。でも今回はしっかりと目標がありますよ。目標400冊!それって多すぎない?いやいや、月2回だから合計で400冊。あ、そうか。

 

庭田シェフは「こども食堂で子供たちが楽しんでくれますように」。心がこもった短冊です。

 私は皆がまたカドベヤで集えますように。そしてお体を壊された順子さんのパートナーの方が早く良くなりますように。厚地さんは、健康で笑顔で過ごせますように!娘さんにいらっしゃるイギリスに早く行けますように…。

 

皆で思いをたくさん届けます。

 

続いてみんなで手紙を書くことになった。それぞれの好きな言葉をまず書きます。

小宮さんは「笑顔」。庭田さんは「冷夏」。夏の暑さに弱いのだそう。

それ、わかります。本当は皆でばらばらに書く予定だったのだけれど、なんとなく寄せ書きのようになりました。

小宮さんは新井さんに。

そして庭田さんは、いつもお世話になっている虹色畑クラブの皆さんに。

それぞれのはがきにみんなが一言ずつ加えていきます。小宮さんは自分が書きたいキャラクターを携帯で調べてそれをはがきに書いています。

どちらもとっても賑やかな一枚となりました。

 

 

ひと段落したところで、今日のご飯です。

今日もとっても豪華

 

・ほうれん草と油揚げの煮びたし 

   ほっとするお味。ご飯が進む!

・筍とピーマン、ツナ缶のホットサラダ

   しゃきしゃき感がたまらない

・佃煮海苔を入れた大きなオムレツ

  佃煮海苔がいい仕事をしています!

・豚しゃぶと豆もやしの香味だれ(ニラと葱)かけ

  先週に続いて豚しゃぶです。柔らかくておいしい。たっぷりのニラと葱まみれにしてしまいます。

・カレー味のコンソメスープ

  これがまた、ピリリとして本当においしかった!本格的なスパイスで作ったスープです

 

 

元気が出る定食!最近は彩をシェフが考えてくれています。

 

 

食後はお茶の先生が送ってくださったお菓子と抹茶で食後の一服。今日は厚地さんが抹茶を点ててくださいました。

とってもかわいい干菓子です。食べるのがもったいない!

 

お茶の先生からのうれしい絵手紙。

 

小宮さんも先生からのお手紙に大感激です。

 

 

厚地さんはこれから帰宅して、ZOOM会議。その前の一服です。

 

梅雨の日でもこんな風に集まれる嬉しさ。

そして会えないみんなはどうしているのかな・・・

思いよ届け!

そんな天の川なのでした。

 

(横山)

 

どうやら、梅雨は今年はかなり遅れて始まったみたい。今頃になって梅雨入りなんて言っている。

始まったのかな、いや始まっていないのかな…。なんて言っている間にあじさいはもうすっかり盛りを過ぎて、そんなときに関東の梅雨入り宣言です。

仕事の方もいよいよ忙しくなってきて、この季節なので、疲れがなかなか取れません。

そんな時に今日のアーティストUさんのワークショップ。いつものようにろうそくをともして、一呼吸。

 

 

今日のからだはどんな感じかと聞かれると、とにかく体中が痛い。ずっとPCの前に座って授業の準備。ハイブリッドで入ってくる学生さん方のためにスライドづくり。職場ではやはり人が集まる場所なので、COVID-19への対策としていよいよ昨日から職域集団接種が始まりましたが、副作用で熱が出たり筋肉痛がひどすぎて授業に出ることができなくなる学生さんのためにも、やはりZOOM用の授業も用意します。早速21日に第1回目の接種を受けた学生さんから、明日の授業はZOOMでお願いしますとの連絡。やはり熱が出てだるいようだ。それも免疫がついている証拠なんですよね。

 

(外を歩く人の足元にもろうそくの光がほんのりとともる)

 

 カドベヤについて、ろうそくの光を見ていると、それだけで気持ちがほぐれて、ドッと疲れてくる。いつものように体の声を聞こうと思うのだけれど、どうにも気持ちが集中できない。Uさんにいわれるように体を動かしてみるのだけれど、自分では、ただ言葉にあわせて動いているだけの感じ。頭だけがくるくる働いて、身体の声に耳を澄ますことができない。そんな中で言われるように体を動かすことはなんだかただ、つらいだけ。

 

 

 でもそんな日もあるよね。もう一人の自分がそういっている。そんな私とは裏腹に小宮さんのからだのしなやかなこと。Uさんの言葉にあわせて見事に二人三脚です。この日は体重を二つの脚にかけてそのバランスを取りながら重力そのものに体を預けてみる作業です。

 私はなんだか思うようにUさんの言葉に体が追い付かないままの60分でしたが、それでも小宮さんの様子を見ていることが気持ちの解れにつながっていく。

 

 

 それでも1時間終わると、なんとなくすっきりしている自分がいる。

 こんな体を元気づけるのはやっぱり愛情たっぷりのご飯だね。庭田さんが今日も早くからいらしてくれて、たっぷりの夕ご飯を作ってくれた。まずは庭田さんからの今日のシェフブログです。なんとなくしなッとしていた気持ちがしゃきっとしたのはやっぱり訳がある。

 

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今日のシェフブログ 「気持ちは落ちてもシャキッともやしとパプリカの赤で元気出る」

 

今日はネットで見たトマトの卵炒めに触発されて、にらともやしの卵炒めを作ってみた。

 

予め卵を超半熟に、ちょっと固まりがあるくらいまで炒めて取り出しておく。

フライパンにごま油を入れてにらともやしを強火でさっと炒めたら、改めて卵を投入。

味付けは塩こしょうとほんの少し醤油で。

いい感じにもやしのシャキ感残る卵炒めが出来た。

 

暑くなってくると無性に食べたくなるのが水菜とパプリカのサラダ

これにホタテの貝柱の水煮缶を合わせたものを、自分が中学生くらいの頃に母がよく作ってくれていた。

今回はホタテの代わりにカニ缶で、和風ドレッシングなどのさっぱり系のドレッシングが相性抜群。

 

(水菜とパプリカのサラダ、にんにくの芽とベーコンの炒め物、大根のあっさりしょうゆ漬け)

 

今日の汁物はネギと豆腐と油揚げのシンプルなお味噌汁にしようと思ったら、頂いたノーザンルビーと巨大な大根がまだ残っていた。

煮てもしっかりと形が残るほくほくのノーザンルビー、お味噌汁に入れてもうまいなぁ。

ネギはお味噌汁に味や香りを移すために半分を途中から入れ、もう半分は綺麗な色を残したいから仕上げの際に投入。

具だくさんで大満足。

 

 

横山さんが作ってくれた豚肉の冷しゃぶ、美味しかった…。

実は後日家で作ってたりする。

 

(右がもやしの卵炒め、左は豚しゃぶとカイワレ、そして豆腐の和え物)

 

 

(ずらっと並んだ今日の料理です。手前が味噌汁。本当に具沢山。見ているだけで元気が出るね)

 

庭田

 

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庭田さん、本当においしかった!実はシェフはそれ以外にもニンニクの芽とベーコンの炒め物も作ってくれて、これが本当にまたおいしい。それに余った大根であっさり漬けも作った。

私が慌てて作ったのは、忙しい時の定番の豚しゃぶ。でもおいしくやわらかいしゃぶしゃぶにしてくれたのは庭田シェフです。豚肉は疲れたときになぜかしら元気になる一品です。

 

シェフもおっしゃっているようにとにかく具沢山のお味噌汁がおいしくて、気が付くとちゃんと元気が出ている。あれ???あんなに疲れていたのはどこに行ったのかな?

 

(横山)

 

 

 

 

今日は楽しみにしていた瀬野さんのお話。早いものでもう15回目です。

皆さんがいらっしゃるのを待っている間に瀬野さんと少しおしゃべり。

ジェンダーやセクシュアリティの話題はここしばらく本当に重要なテーマですが、宗教でもそれは同じ。

そんなことを少し話しているうちに皆さん方が集まってこられました。

お話の内容を瀬野さんに語っていただきましょう。

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瀬野さんのお話  雪山偈

今日お話しするのは「雪山偈」でございます。偈(げ)っていうのは詩、ポエムのことですね。

まず、この偈文が発見された時のエピソードからお話ししてまいりましょう。

お釈迦さまが釈迦国の王子、ゴータマ・シッダールタとしてお生まれになる前世でのこと。一人の沙門(修行者)として、雪の山、今でいうヒマラヤ山脈で修行をなさっていました。

寒い寒い雪山でですね、人々を救い導くための悟りを、どうにかして得ようとなさっていたわけですね。でも、なかなかそれは得られません。ある日、吹雪の向こうから微かに歌が聞こえてきました。それは、こういう歌でした。

諸行無常(すべてはうつり変わっていく)

是生滅法(これが生滅の法である)

それで、童子は(なぜかここでの前世のお釈迦さまというのは、童子、子どもの姿で出てくるんです。それで、雪山童子と呼ばれます。いくらなんでも子どもがヒマラヤで修行しているというのはちょっとむちゃな設定なんですが、むかし話ではそうなっています)その歌にうっとりと聞きほれます。

なんという尊い歌だろう。これはきっと悟りの真実を表現した歌に違いない。ところで、歌が二行で終わるってことはない。きっと続きがあるだろう。何とかして続きを聞きたい。

それで彼は、細々と声が聞こえてくる方に向かって行きます。

すると、雪山の中に一人の羅刹が。羅刹っていうのは「鬼」のことですが、鬼のもっとぐれたみたいなやつですね。いつもイライラしているし、人相も悪い。醜い。そういう羅刹がいて、ゆっくりとこの歌を歌っていた。

これが並の人間だったら、いくら歌がすばらしくても、何だこんなやつが歌っていたのかってことで、テンションだだ下がりになるところですけれども、雪山童子は何しろ前世のお釈迦さまですから、近づいていって、丁寧に礼拝をして言いました。

「尊い歌だと思います。あなたはきっと悟りを得ていらっしゃるに違いない。どうか私をお弟子にしてください」

そうしたら羅刹の方じゃ「ふざけんなよ。おれが弟子なんか取るわきゃねえだろう。さっさとうせやがれ」てなもんです。なにしろ羅刹ですからね、言葉遣いも悪い。

けれども雪山童子は諦めません。

「だったらせめて、さっきから繰り返し歌っていらっしゃるそのお歌の、続きだけでも教えてくださいませんか。それはすばらしい、この世の人々を救う教えを説いた歌です。どうかどうか教えてください」と食い下がります。

羅刹は「お断わりだねえ。それにおれはもう何日もものを食ってねえから、腹が減って腹が減って、歌なんか歌えねえよ」と、断ります。雪山童子はもう必死です。「だったら、何か食べ物を持ってきます。肉でも穀物でも、どうにかして手に入れてまいります」と、そういって頼んだ。

そうしたら羅刹が「肉だの穀物だの、そんなありきたりなものを、おれが喰うわきゃねえだろう。おれが喰うのは生肉だよ。それもあんたみたいな生きているやつをその場でかぶりついて喰うのでなきゃ、駄目だね」とまあ、ぞうっとするようなことを言うわけです。

で、はい。お察しのとおり、この羅刹は帝釈天の化けたのですね。またまた、同じような話のすじで恐縮です。

シヴィ王のお話しと同じように、帝釈天は、雪山童子が悟りを求める姿を見て、これはほんものか、本気度をいっちょ見てやろうと思って、ここに来ているわけです。

ところが「おれが喰いたいのはおまえだよ」みたいなことを言われて、雪山童子がびびるかと思いきや、決してそんなことはありません。なんだ、そんなことならお安い御用ですとばかりに、うなづいた。

人々を救う歌を最後まで聞いて、それを伝えることが出来るのなら、私はべつに死んだって構わないんです、ということです。だからとにかく、その尊い歌を最後まで聞かせてください。と、お願いするんです。

それで、帝釈天が化けた羅刹は、とうとう続きを歌って聞かせます。

生滅滅已(生滅をすでに滅し)

寂滅為楽(寂滅をもって楽となす)

 

 

聞いた雪山童子は、これこそ自分が求めていた悟りの境地を歌ったものだ、と深い悦びを覚えます。そして、そばの岩に一字一字、きちんと歌を刻み、後世の人が読めるようにしておいた上で、約束どおり羅刹に食べられようとするのですね。

そこで、羅刹は本来の帝釈天としての姿を現し、おまえの本気はよく分かった、と。これからも、いっそうの修行に励むがよい。そしていつの世にか、釈迦国の王子として生まれていらっしゃい、とおっしゃったという。

これが、雪山童子のエピソードです。

 

それにしても、この「諸行無常/是生滅法/生滅滅已/寂滅為楽」って、そんな生命を賭けても聞きたいような歌かって、今の私たちは思うんですけれども。それはきっと、そういう言葉をすでに知っているからなんですよね。

みんな学校で国語、古文の授業で必ず『平家物語』の冒頭、「祇園精舎の鐘の声/諸行無常の響きあり」って習うんですから。むしろ、「諸行無常」って仏教の教えだってことの方が知られていないかもしれません。

それと、前二句と、後二句の間には、段差みたいなものがあります。前の二句「諸行無常/是生滅法」は現世のありさまを歌ったもので、後の二句「生滅滅已/寂滅為楽」は、悟りの境地を現した歌ですね。

「寂滅」っていうのは「死ぬ」ことではありません。燃え盛る煩悩の炎が消えた状態、みたいな感じでしょうか。

日頃、煩悩全開で生きている私たちは、まったく心の休まるひまがありません。そういうものを全部なくして、そもそも自分が「たのしいな」と思っていたこと自体も煩悩で、心の平安を損なうものであったとするならば、煩悩の炎が消えた状態というのは、もっとも静かで安らかな、「楽」よろこばしい状態である、とも言えるわけです。

さて、この「雪山偈」なんですが、実はすごく有名なかたちで日本語に翻訳されていると言われています。それが何かというと、弘法大師空海がつくったとされる「いろは歌」ですね。

「色は匂へど散りぬるを」 花の盛りは過ぎやすく

「我が世誰そつねならむ」 誰の命も永遠ではない

「有為の奥山今日越えて」 がんばったのも今日までだ

「浅き夢見し酔いもせす」 浅い夢に酔いもしなかった

「ん」          ん

こんなふうに、「雪山偈」というのは私たちの身近に、わりとむかしからあったものなんです。

ですけれども、ふだんはそれを意識せずに、私たちは生活しているわけです。

いろは歌は知っているけれども、それが何を意味しているかは分からない。歌の続きを聞きたいがために、自分の身体を羅刹に差し出した、雪山童子というお釈迦さまの前生譚も、ほとんどの人は知らないでしょう。

ですけれども、何かのときに、ああこれが「生滅滅已」ってことなのかな、とか。あるいは何かの景色を見てふと、「寂滅為楽」って言葉が浮かんだりすれば、それはやっぱり雪山童子の望んだことで、どこかでひっそりと童子が微笑んでいるのではないかなあ、と思います。

私のお話しは以上でございます。ありがとうございました。

 

合掌 

 

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今日もお話の合間にいろいろな質問が飛び交いました。

 

 

お話を背景に、庭田シェフが配膳の用意。今日は虹色畑の虹のような色とりどりの野菜を料理してくださった。その色どりがきれいに出るように、すでに配膳にも気を配る庭田シェフ。

 

ご飯を楽しみに、話に耳を傾ける小宮さん。

 

皆さん、話題が尽きないのですが、そろそろ夕ご飯の時間。今日も本当においしい料理のオンパレード。実はちょっぴり私もリクエストしたのです。

ということで、庭田さんからは料理の紹介をしていただきましょう。

 

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「虹野菜」 by 庭田シェフ

 

本日は虹色畑クラブさんの野菜をふんだんに使ったメニュー。

 

・じゃがいもとカニかまのペペロンチーノ風温サラダ

・ノーザンルビーのビシソワーズ

・ズッキーニのソテー

・大根の浅漬け

それと横山さんの一品。

 

温サラダは以前Youtubeで日高良実シェフの『タコとじゃがいもの温サラダ』を見て、少しアレンジをして作ったのが横山さんの印象に残っていたようで、リクエストを頂いてまた作ってみた。

 

本家日高シェフのレシピではその名の通りタコを使うのだけど、ここではカニカマで代用。

じゃがいもは虹色畑クラブさんから頂いたキタアカリ。

 

作り方はペペロンチーノのパスタがじゃがいもになった感じ。

 

フライパンにオリーブオイルとにんにくと鷹の爪を入れて、弱火でじっくりと香りを移す。

その後、串がすっと入るくらいにしっかり茹でたじゃがいもとカニカマを投入、ここで塩こしょう少々。

今回は寄付をして頂いたカニの缶詰も加える。

仕上げに追いオリーブオイルと青のりをかけて完成。

キタアカリのほくほくさと香りがたまらない。

カニ缶が入った分、前回より旨味が増した気がする…。

 

 

子ども食堂でも作ったノーザンルビーのビシソワーズ。

こちらもカドベヤ用に虹色畑クラブさんから頂いたものを使用。

一見サツマイモにも見える赤いじゃがいものノーザンルビー。

加熱しても綺麗なピンク色を保ったまま、不思議な感覚。

 

 

さらに頂いたズッキーニと玉ねぎ。

ズッキーニはバターソテーに。

玉ねぎはみじん切りにして、オリーブオイルとバルサミコ酢でドレッシングにしてズッキーニの上からかけてみた。

 

 

虹色畑クラブさんの野菜を堪能し尽くしました。

美味しい野菜をありがとうございました。

 

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とにかくおいしかった!こども食堂で食べたビシソワーズは、今日はもっとおいしい感じ。どう違うのかしらと聞いたら、バターを多めにしたそう。本当にコクがあって皆何倍もお代わりしました。シェフがおっしゃるように紫いろが本当に鮮やか。

 

そしてもちろん「じゃがいもとカニかまのペペロンチーノ風温サラダ」は去年食べてあまりにおいしくて今年もリクエストしてしまいました!ほんとうにほっくほく。フライパンに入る出番を待っているゆでたジャガイモは見事に粉をふいて本当においしそう。今回はカニかまだけじゃなくて、本当のカニ缶も加わってとにかくゴージャスなサラダとなりました。

 

私が慌てて作ったのはチキンステーキ。かなりおおきなもも肉を買ってきて、まずは皮を下にして、じっくり焦げ目をつける。そのあと一口大に切ってもう一度軽く炒めます。今回はきのことスナップエンドウとおろしにんにくをパートナーにオイスターソースとナンプラーで軽く味付け。簡単で美味しいのだけれど、油のとび具合がすごいので、あとの掃除が結構大変。

 

大根の浅漬けは虹色畑の大根を醤油と塩昆布で簡単に付け込みました。味が染みて、大根の甘味が増します。

 

結構ご飯が進む料理。

 

それぞれの個性が見事に一皿の上で目にも口にもうれしいハーモニーを奏でました。

 

庭田シェフ、虹色畑の皆さん、そして瀬野さん、来てくださった皆さん、ありがとう。

 

(横山)