居場所「カドベヤで過ごす火曜日」2026年1月

今年もよろしく!のカドベヤ

  今年は1月6日から始まります!お正月・新年 | フリーイラスト素材集〔イラストミント〕 - Part 2


 

はじめて居場所としてのカドベヤの扉が開いてから今年で16年目。毎日鍵を開けてみんながこの扉を開けてくれて、ただそれだけの繰り返しでここまで来ました。開けてくれたみんなが受け入れて、作ってくれた場所。これからも作ってもらう場所、受け入れてもらう場所が火曜日のカドベヤです。今年はどんな出会いがあるかな。嫌なこと、悲しいことがある日もあるだろう。もちろん、うれしくって誰かに話したいこともあるでしょう。背中を押してもらいたい日もあるだろう。でもこのまま帰るのもなんだからカドベヤで人にあってご飯を食べようかな、という普通の日がほとんどかな。ぽっとともった灯りを目指していらしてくださいね。にっこりとほっこりとおいしい、の3つを用意してお待ちしています。

              

(18時/18時半/19時からのワークショップスケジュール)

ワークショップの開始時間は日にちによって変わります。1月20日は18時、27日は18時半開始、そのほかの日は19時に開始します。

 

1月6日 徳永彰 (書遊人) 「カドベヤで書初め!2026」 そのあとは、新年のお雑煮

 毎年1月恒例のカドベヤの書初めです。徳永先生の新年の書も毎年の楽しみ!

言葉には力があります。あなたの今年の漢字や夢を紙に記してみよう。こんな年にしたいという思いを込めて、元気、勇気をその思いに込めて、筆と墨と真っ白な紙に全集中!そのあとは恒例のカドベヤのお雑煮です。今年はいくつお餅を食べることができるかな。

 

1月13日  新春カドベヤゲームの日

 新春といえば、ゲームでしょ!今宵はどんなゲームを楽しみましょうか。結構頭を使ったり、体を動かしたり、相手の表情を読んだり、その場の思い切りで決断しなくちゃいけないものもたくさん。今宵は体も頭も相手の表情を読み取る直観力も使うゲームで新春を寿ぎましょう。笑う門には福来る!

 

1月20日  出張カドベヤ 「こども食堂とアート体験」に参加 

★☆★大人気のヴァイオリン体験 弾いて聞いて楽しいみんなのステージ☆★

※この日は「カドベヤ」では行いません。開始時間は18時です。

 横浜市寿町健康福祉交流センターで行われる食堂とワークショップ。[認定NPO法人あっちこっち」と協力して、子供たちに楽しいアートとおいしい食事を届けます!今回はヴァイオリンと新春ごはんのマリアージュ!詳しい情報は、以下をご覧ください。

 https://acchicocchi.com/news251209/

 

1月27日 創造力とコミュニティ研究会 第34回 

「命をいただくということ(2)~野生とともに生きていく私たち~」

                            西伊豆ジビエフード代表 保苅優雅さん 

※別途申し込みが必要です。この日の開始は、18時半です。

 2022年11月に第16回目の「創造力とコミュニティ研究会」の講師としてお迎えした保苅優雅さん。引きこもり経験を経たあと、西伊豆で狩猟資格を取り、地元のジビエ(イノシシやシカの肉)提供者として起業したばかりの頃でした。あれから3年。私たちの野生と自然との共存の在り方も変わりつつあります。そんな中で保苅さんが歩んできた道のりや、自然との共存、そして今後のことを語ってもらいます。参加希望者は、chacky@keio.jp (横山千晶)まで申し込んでください。

 

(いつものようにワークショップとお話のあとはみんなでおいしい夕ご飯を食べます。)

            

(参加方法とお願い)           

 参加費は500円(1月27日の研究会のみの参加は無料です。)

・ 1月20日の開始時間は18時。27日は18時半です。この2日の参加は別途申し込みが必要です。 

・ 熱があったり、体調がすぐれなかったりする方は、参加をご遠慮ください。

・ スケジュールはやむなく変更することがあります。ご参加の前に今一度「カドベヤのブログ」 を検索して、変更や中止がないかどうか確認してからお越しくださいね。

 

 

 

クリスマスが終わったら、いよいよ年越し。今年はうまあく火曜日が12月30日が最後ということで、大掃除と年越しを皆で過ごすことにした。

今日お誕生日を行う予定だった順子さんは体調不良で早めに帰ることになった。残念!それでも魚を入れた箱を持ってきてくださったのに、どうにも入れる場所がなく、また持って帰っていただいた・・・。順子さん、すみません。1月にお祝いしましょうね。

 

ということで、さすがに30日とあって、去年よりも人は少ないけれど、それでもワイワイとにぎやかな年越しです。皆で別れて、来た人から作業開始。

西森さんと私は戸棚と文房具箱の整理。

大坪さんは冷蔵庫の中の整理。賞味期限切れのものは処分して、冷蔵庫の中をきれいに掃除。

庭田さんと江草さんは台所の整理。いつも小宮さんは床下収納庫に入って掃除してくださったけれどそちらも一緒に掃除していただく。

やちよさんはハイター使って窓ふきをしてくださる。

Sさんは、次々と出るごみをせっせと運んでくれる。

加賀シェフはその間も黙々とかき揚げの準備。

結構汗をかいてしまいます。

ひと段落したところで西森さんがライブでキーボード演奏をしてくださる。リクエストすると、それに合わせて弾いてくださるので、お掃除にぴったりのBGMになる。

 

スピーカーも全部持ってきてくださった西森さん。赤のセーターも決まっている。

 

今回は思い切っていろいろなもとお別れした。大藪さんやかんちゃんたちがいたときにみんなで作ったコラージュも。ただ思い出はちゃんと胸の中にあるから、断捨離とは違う。断るとか、捨てるとか、離れるとかはありえないので。

必死になって掃除していたら、写真を撮るのをすっかり忘れてしまった。

 

掃除を終えると、なんとなく寂しい気持ちになる。すっきりするのもいいけれど、1年分の、いやもっと多くの思い出とお別れしたからか。

 

そんな気持ちをアゲてくれるのは、かりっかりのかき揚げで食べるうどんと蕎麦!

加賀さんが必死になって大鍋でゆでてくれる。

 

蕎麦とうどんの2色。今日のお茶にはやちよさんが持ってきてくださったクランベリーとチェリーのジュースも加勢します。

 

やちよさんが持ってきてくださったカボス、そして、加賀さんが作ってくださった白菜の梅和え。

野菜たっぷりのおつゆともちろんかき揚げ!

 

お菓子も果物もそろって・・・

 

さあ、食べよう。

しっかり硬めに上げてくれたかき揚げは、おつゆに溶けずにかりかりとおいしいこと!

気持ちがぐぐっとあがったひと時でした。

 

来年も皆さんとのなが~~~いお付き合いが続きますように。

皆さんにとって来年が素晴らしい年となりますように。

カドベヤがうれしい縁を紡いでくれるように。

 

月並みだけれど、祈ります。

 

 

 

1年は早いなあ。特に12月は。でもウキウキするときでもある。去年の2月に亡くなった小宮さんは年が明けてしばらくたつと「もういくつ寝ると~」とうたいだす。でもその前にはクリスマスもあるよ。つくづく日本はイベントが好きなので、10月はハロウィーン、それが終わるとすぐクリスマスの飾りつけ、それが終わるとすぐにお正月と商店街も忙しい。最近はきれいなクリスマスツリーのデコレーションをそのまま新年まで残しておく商店街も増えてきました。

 

ということで、今日は年内最後のしげるカフェ。今日はのんちゃんのおいしいコーヒーに、さやかさんのダンスと五感で楽しむクリスマスとなりました。ダンス会場を広めにとるために、のんちゃんのコーヒーストールは、キッチン前のテーブルにて開店。

 

赤いテーブルクロスを引くだけで、場が華やかになる。

 

西森さんがコーヒー用のコップを用意して・・・。加賀さんが用意しているドライトマトの赤も一緒に華やかさの演出に加わる。キャベツの緑もいいかな。

 

真っ赤なリンゴをするすると向くNさん。見事に赤い皮のネックレスが出来上がった。

今日はNさんのギターでさやかさんがクリスマスのダンスをおどってくれるのです。ところがだ!ギターを誰も持ってこなかった!

カドベヤのみんなは臨機応変なので、そこで、のんちゃんがすぐにホステルビレッジにひとっ走り!

 

ギターを借りてきて、まちの弾き語り師さながらに抱えて走って戻ってくれました!

かっけえ~。

 

そのまままたバリスタになったのんちゃん!Nさんがコーヒー豆を挽く。

 

ということでおいしいコーヒーのにおいがカドベヤを包み込む。

まずはいっぱいということで、みんなでストールの周りに集まって…。

 

(コーヒーカップもクリスマス仕様。シールを貼って素敵な演出)

 

今年がどんな年だったかをみんなで考えてみる・・・。う~~ん。一言で言うとどんな年?Mさんは「疲れた~」。わかるわかる。でもここではほっと一息ね。

庭田さんは「そろえる」!一人暮らしをしながら環境に優しい節約を考えている庭田さん。最近はそれに合わせて家電にも配慮するようになった。最近買ったのは、圧力鍋。鯖の味噌煮も15分で骨までほろほろになる!なるほど~。カドベヤにもこーたさんが持ってきてくださった圧力鍋がある。今度庭田さんに教えてもらって使ってみよう、という話になりました。

そんなこんなでおいしいコーヒーとリンゴで話がはずみます。

 

その間にもテディベアをまだ選んでいない皆さんが、里親になってくださいました。

庭田さんはもちろんシェフのクマさんを選んでくれた!庭田さんの分身です。

 

 

7時半からいよいよダンスタイム。Nさんのギターに合わせてさやかさんが躍る。コーヒーをもって隣に移動します。

 

 

手作りのチラシが配られました。

 

「人ののぞみとか、よろこびとか」 今日は栄えある第1回公演。

バッハの『主よ、人の望みの喜びよ』の演奏に合わせてさやかさんが表現するのは、「主」よりも「人」。決して善き存在というわけではなく、下品だったり、無垢な面もある。それこそが人がおかしくって愛おしい存在にしているのだ。そんないろいろな面を併せ持つ人のありようを踊りで表すさやかさん。

それはまるで私たちが今手の持っているいっぱいのおいしいコーヒーのような5分間。

Nさんのギターとの競演です。

 

さやかさんの動きに合わせて演奏するNさん。

激しかったり。

静かだったり。

 

Nさんのギターパーカッションに合わせて踊る。

動きが止まるとNさんが演奏で場を満たす。

静かな感動も場に満ちます。時間は不思議。たったの5分でも永遠の5分です。

 

もちろん場を満たすのは匂いでもある。コーヒーにかぶさるようにおいしい匂いが後を追う。

 

今日の主役はさやかさんリクエストの「マリーミー・チキン」!加賀さんがドライトマトから作ってくれます。

 

お供は焼き立てアツアツのベーグルです。

 

ちゃんと焼き色が付くように、途中でオーブンの中の位置を変えるのです。

 

サラダには、順子さんが持ってきてくださったオリーブ漬けの山羊乳チーズ。参加してくださった明子さんがそのオリーブオイルを使ってドレッシングを作ってくれた。チーズの味を生かすためにお塩はほんのちょっと。

 

それだけじゃない。ごぼうの一品は、お粉を振ってあげたもの。香ばしい!

 

明子さんが食べやすくほぐしてくれた。

 

スープはコーンポタージュ。コーンの粒粒が口に残るのが食べごたえあり!

 

加賀シェフの説明を受けて・・・。

 

さあ、たべよう!ベーグルはほっかほかでどのおかずともよく合う。おいしい・・・。

 

しばらくぶりのみんなの食卓です。思いっきりふかふか食べてね。

 

頑張ってくれたNさんにはホカホカのベーグルをプレゼント。手のひらのハートに収まります。

 

そしてのんちゃんは、最後にちょっぴり猫背のくまくんの里親になってくれた。その名も「くま」となったそうな。

ギターとホステルビレッジにおすそ分けのベーグルとコーヒー、そしてギターと「くま」を抱えてのんちゃんとさやかさんのパーフェクトパートナーが寒い外に元気に飛び出していく。

 

あ~楽しかった23日。12月はワクワクするけれど、一日が終わるとちょっと寂しい気持ちになる。でもまだカドベヤにはコーヒーと優しい匂いが残っている。また来週までこの記憶をカドベヤが覚えていてくれますように!

 

 

 

 

 

 

 

12月。先週は年賀はがきを書きました。こちらは白黒の世界に思いっきり筆を走らせて、馬を走らせましたが、今日は地道に織りこむ作業。織姫の赤﨑さんが講師です。織物や刺繍と言うと、なぜかしら女性が行うイメージがわいてくるかもしれませんが、最近はジェンダーに関わらず縫物や刺繍を趣味とする人たちも増えてきました。考えてみたら黙々と縫い針や刺し針と向き合う時間ってちょうど瞑想に似ている。自分の呼吸にあわせてものが出来上がっていくのは作品が自分の身体から生み出されるのに等しいからかもしれません。

 

(赤﨑さんがさっそくテーブルごとに材料を並べてくれます。)

 

(この台紙も赤﨑さんが作ってくださった。右は完成例)

 

でもみんなでワイワイ言いながら作るのもいい。ということで、今日は一人で黙々向き合いたい人も、隣の人の作品を見ながらワイワイと作るのもどちらもありの織物栞作成の日となりました。

 

(赤﨑さんが飾ってくれた巨大な毛糸のツリー。なんだか生きているよう)

 

 

今日は人々の織り成す色も美しく、カドベヤが大きな織物となった日でもありました。

まずは虹色畑から原田さんがたくさんのお野菜を持ってきてくださった。私も便乗して車に乗せてもらって、カドベヤで使えるお皿を持ち込みました。

 

今年の虹色畑のサツマイモはとにかく巨大で、まるで大きなこけしみたいなサツマイモも!さて、甘いのかなと原田さんも私も加賀さんも手でもって大きさを確かめます。

 

(大皿が隠れちゃうほど巨大なサツマイモ)

 

そして、もう一つ。友人の送ってくれたテディベアたち。友人のご近所のご夫婦が大切にしていたものだそうですが、妻さんが亡くなり、夫さんもホームに入ることに決めたので、行き場がなくなった熊たちです。このままだと捨てられてしまうと友人が全部引き取り、洗濯できるものは気をつけて洗濯してくれたものです。里親を探そうと、カドベヤでみんなを迎えます。何ともかわいいでしょ!

 

(一匹一匹個性豊か。なんともかわいい)

 

そして、本日はカドベヤをいつもサポートしてくださるお茶の先生の千晴師匠と千晴師匠の大師匠の増美さんが来てくださいました。たくさんのお茶とお菓子を携えて、こちらも冬に花が咲きます。

 

(千晴さんと増美さん。お茶の席が用意されます!この風景だけでもあったかい)

 

 

(江草さんと西森さんがお茶菓子をきれいに並べます)

 

(お菓子もきれいに盛られました!)

 

千晴さんはお母様からいただいたたくさんの林檎を届けてくださいました。皆種類が違うんです。

 

 

ということで、まわりから見守られながら、赤﨑さんの織物栞の作成開始。赤﨑さんがすでに用意してくださった台紙にみんなでツリーを毛糸で織り込んでいきます。小さな台紙ですが、毛糸は丁寧に専用の針を使って織り込んでいくのですが、これがとっても楽しい。

 

(まずは説明)

 

(これは今赤﨑さんが作っている大作です。絵からインスピレーションを得るんですね)

 

(世間話をしながら始めます)

 

 

(一人で黙々と取り組むのもいい)

 

(西森さんの鮮やかな運針)

 

幹と枝の部分が織れたら次は個人個人でデコレーションを施していきます。松の木がクリスマスツリーに変わる瞬間。ゴージャスなツリーもあれば、凛としたツリーもあります。それから台紙に張りこんで個性豊かな栞が出来上がりました。栞ではなくってカードに仕立てた人もいました。

 

(このパーツをつけようかな‥悩むところ)

 

(ゴージャスなやちよさんのツリー)

 

(次は台紙を決める番。ここでも悩みますね。)

 

(台紙だってみんな個性豊か)

 

(最後につくったものと一緒に集合写真です)

 

台所では加賀さんが野菜と格闘しておりました。手が空いた人たちもみんな手伝います。原田さんがヤーコンのあく抜きをしてくださってこれがとってもおいしいしゃきしゃきヤーコンサラダに。

 

(ヤーコンはポリフェノールがたっぷりなんだ。とっても甘い)

 

大根の葉っぱはごま油で炒めてご飯のお供に!

 

(台所のレンジでは足りずにカセットコンロで大根の菜っ葉を炒める原田さん)

 

ブロッコリーは粉を振って素揚げして、香ばしい一品に!

 

たっぷりの野菜はたっぷりのお味噌汁に!

 

いただいた柚子で香ばしいチキン!

 

そして巨大なサツマイモは切り分けてじっくりとオーブンで焼いて、またスチームで蒸して、一部はそのままいただく、一部は加賀さんがキャラメルがけにしてくださいました。

これが本当においしい!甘いことこの上なしでした。

 

先週はフォカッチャを焼いたので、今日は久しぶりのご飯です。小宮さんが喜ぶね。

 

 

 

もちろんリンゴは加賀シェフが冬のうさぎさんにしてくれた。

 

(盛りだくさんのお皿です)

 

 

ご飯の後は、千晴師匠と増美師匠のお茶の席が用意されました。お茶の席に彩を添えたのは、やちよさんがたくさん作ってくれたかりんとう。ちょっぴり苦い抹茶と何とも合うお味です。

 

そして、お茶のあともまだコースは続く。お茶の席の提供だけじゃない。加賀さんがいつもカドベヤのためにおいしい沖縄の塩を送ってくれる増美さんと千晴さんに食べてもらおうと用意したのは、もちろんなめらかプリン。今回はやちよさんが下さったテンサイを使いました。

 

 

丁寧に仕上げます。本当においしかった!増美さんも千晴さんも大満足です。

 

みんながそれぞれ里子にするテディベアと原田さんと畑の仲間たちが積んできたみかん、そして柚子をお土産に、しっかりと栞を胸ポケットに入れて帰った日。

 

(赤﨑さんも相棒を見つけてくれました)

 

私たちの心にも何とも暖かな織物が縫い込まれた感じ。

赤﨑さん、原田さん、千晴さん、増美さん、加賀さん、そして皆さん、本当にありがとう。

 

人はちょっとした出会いを通じて、新しい道が拓けるもの。今回は千葉から時々参加してくださるOさんがそんな出会いと新しい目標について書き送ってくださいました。皆さんとシェアしたいと思います。2025年ももうすぐ終わり。そんな時来年の挑戦が見えてきたOさん。私たちも小さな目標や夢を考えてもいいころですね!

 

神話への思い

 

 私には構想がある。在野の知識人として神話を研究し、研究成果を世間に発表したいと考えている。具体的には『古事記』に挑戦したいと考えている。私は遥か昔に、学校で『古事記』及び『日本書紀』の存在を知った。『古事記』と『日本書紀』を総称して「記紀」と呼ぶことも知っていた。しかし、具体的に記紀に触れることはなかった。

 数年前、私は千葉県内の或る神社を参拝した。丘の上に本殿がある由緒のある神社である。本殿の前で拝礼をしようとしたら、右前方に祝詞を唱えている古老がいた。私はその古老に興味を持った。かなり年季が入ったと言っては失礼かもしれないが、風格がある古老であった。古老とは一時間近く立ち話をした。宗教の話をした。古老は神社の素晴らしさ、日本の素晴らしさを解いた。古老からはどのような本を読んでいるのか聞かれたので、福沢諭吉の本を読んでいる旨伝えた。古老からは『古事記』と『昭和天皇実録』を読むと良いと言われた。そのときに私は初めて『古事記』に興味を持った。

 『古事記』に関して、山川出版社発行の『詳説 日本史研究』は次のように書いている。

 

天地創造、日本の国生みをはじめとして、天孫降臨、神武天皇の東征、日本武尊の地方征討などの神話・伝承から推古天皇にいたるまでの物語を、天皇を中心に構成したものである。(86頁)

 

 私は『古事記』は神話であると認識している。「神話」というと非合理的なもののように思われるかもしれない。非合理的なものであるか否かは見解が分かれるかもしれない。しかし、非合理的なものであっても神話は必要であると考える。必要だから神話は生み出されたのである。仮に神話を非合理的なものであるとしても、研究をしてはならないものであるとは思えない。よって『古事記』の研究をすることは荒唐無稽の話でもなんでもなく、世のため、人のため、必要なことであると考える。

 『詳説 日本史研究』によると『古事記』は和銅5年つまり西暦で言えば712年にできたものである。人は『古事記』は古いものであるから読む必要はないと言うかもしれないが、私はこの見解には与することは出来ない。世界では有史以来無数の本、文献が世に出た。しかし、殆どの本、文献は淘汰された。しかし、『古事記』のように今現在も残っている文献も存在する。読み継がれてきたのである。読み継がれてきたということは読む価値があったからということが出来る。読み継がれてきた本を「古い」と切って捨てることは間違っていると考える。

 時間というものは連続しているのである。私たちは今、この瞬間生きている。しかし、「昔」と無関係ではないのである。「昔」なされた決定に今の私たちが拘束されることもあるのである。『古事記』で説かれていることは今の日本にも通底しているかもしれない。『古事記』に日本精神の本質が描かれているのかも知れない。そういう意味で『古事記』に取り組むことは有益なことであると考える。

 『古事記』に取り組むと言っても、一足飛びに『古事記』原典に取り組むのは現実的ではないと考える。私としては、今現在、『古事記』の一部分が抜粋され、抜粋された部分の大意が書かれている本を読むことによって『古事記』に取り組んでいる。次の段階として、『古事記』全体の現代語訳に取り組み、その後に『古事記』原典に取り組みたいと考えている。そして、同時並行で、古文の文法、単語、読み方等を体得したいと考えている。

 『古事記』への挑戦は簡単なものではないことは論を俟たない。しかし、一歩一歩段階を踏み固めていくことにより、『古事記』を解明し、『古事記』が何を言おうとしたのか、日本精神の本質は何であるのか研究したいと考えている。

 今現在も『古事記』に取り組んでいる。苦しんでいることは否定しない。しかし、福沢諭吉は『学問のすすめ』で「進まざる者は必ず退き、退かざる者は必ず進む」と述べている。進まざるものにならず、退かざる者になれば道は必ず開けると確信している。

 神話への思いが私にはある。

 どのような形になるのかは今の段階では不明だが、世に問いたい。

 

以上

朝、起きるのがつらい日になってきました。何しろ蒲団から出たくない。今日もそんな一日ですが、「えいやっ」と起きると、ちゃんと起きることができる。今日はいつもとは違うキャンパスで仕事なので、いつもより早く起きましたが、日の出を見ると、何となく元気になる。

 

もう一つ元気の秘訣は、今日のカドベヤが楽しみだったから。以前古代象形文字の書き方をたくさん教えてくださった橋本敦心先生が、オリジナルの年賀状作成の手ほどきをしてくださる日なのです。小宮さんがいたら、さぞかし喜んだろうなあ。カドベヤに来ると、橋本先生、加賀先生だけではなく、けいこさん、久しぶりのNさんも来てくれている。けいこさんはいつものように、みんなの愛のラーメンをのりたま先生に届けに行きます。寒い日にあったかいラーメンは子どもたちの心も温めてくれるといいな。

 

そして、一足先にカドベヤに来てくださった橋本敦心先生。すでに机のセッティングも終わって、橋本先生曰く、「身一つでいらしても、ちゃんと楽しめるように」の気遣いがあふれています。それだけじゃない。鏡を見ると元気な馬たちでいっぱいです。しかもみんな表情が違う。色も付けられている。たくさんのモデルを見て、自分の気に入った馬を描くことができるようにと、こちらも先生の気遣い。

 

整然としたテーブル配置に心が躍ります。

 

いろいろな道具をきちんとそろえてくださった橋本先生に感謝!

 

(自分の好きな馬を選んでみよう)

 

(これが私の好きな馬!たてがみが飛んでいる元気が好きと小さな蹄が好き!)

 

見ているだけで楽しいこのちょっぴり変わった目が印象的な馬たちは、先生の説明によると「金文文字」から取ってきたもの。

 

 

中国の古代文字(殷・周の時代というから今から3300年ぐらい前ということになります)で、青銅器に刻まれたり鋳造されるときに鋳込まれたりしていた文字だそうです。漢字はまさに絵から発展してきたことがよくわかる。

 

それにしてもこの目。確かに馬の目って人を見抜くようなつやがありますね。昔の人もそう思っていたのかしら。そして、このたてがみ。筆だからこそ、描くことのできるタッチなのかも。

 

どうやって描いていけばよいのかも、丁寧に教えてくれる。運筆のやり方も書いたかんたんなガイダンスも用意されて、もうあとは、先生のお言葉に従って練習するのみ!!

 

 たったの一文字なんだけれど、やっぱり絵のようなもので、書けば書くほど、乗ってくる。どうにもうまく描けないのが、たてがみだ。風にふんわりと乗っけたいのだけれど、野暮ったくなってしまう。それに尻尾だって元気にいきたい。寸胴になっちゃうと尻尾がうまく描けない。書ってバランスと呼吸なんですね。

 

(いよいよ開始!)

 

今回は、そのまま切手を貼って出せるようにと、先生が年賀はがきまで用意してくださいました。ちょっと練習した後は、いよいよ本番です。個性豊かな馬たちがたくさん生まれました。そのあとは、クレパスで色を付けていく。Nさんの馬は風に乗って軽やかにかけているような感じ。

 

Mさんは色から入ってそのあとで馬をつけ足していく。それもありですね。田治米さんの馬は何ともパッチリの目がかわいい。湊さんは、ほかの漢字も書いている。慣れてくるといろいろと書きたくなりますね。

 

 

 

そのあとは、みんなで馬を親子にしてみたり、言葉を足してみたりと、飽きることがありません。最後にみんなで記念写真。あっという間の1時間でまだまだ紙と筆と一緒に走っていきたい気持ちです。赤いペンで小さく自分のサインを入れたら本格的な年賀はがきになりました。

 

 

 

額縁に入れて飾ると運がたくさん舞い込みそう。

 

(先生のカメラでもぱちり!)

 

今日は中国の昔の文字を書くという趣向から、我らがシェフも用意してくれたのは、饅頭(まんとう)です。中華まんの生地の部分です。これとおかずを一緒に食べるのが最高においしいのです。

いつものように、加賀シェフの手が粉を相手に馬のように走る!

 

(半分になっているのは私のつまみ食いのあと。満月が半月になってしまった。もっちり本当においしい!)

 

私は父が7年ほど台湾に単身赴任していたことがあり、いつもおいしい饅頭をお土産に持って帰ってくれるのが楽しみで仕方ありませんでした。手作りの饅頭はみんなそれぞれで、特にミルフィーユのように何層にも重ねて作った饅頭は温めると空気が入るからか、ふわっふわで幸せな気持ちになったものです。

今日もその時の再現の味で、なんとも懐かしい気持ちになった。少し甘めの生地が用意してくれたおかずと最高に合うのです。

今日はたっぷり味のしみた豚肉ときくらげ、そして玉子を一緒に炒めたムースーロー(木須肉)。広東省の有名な炒め物。きくらげのふっくらこりこりした食感が何とも言えずにおいしい。加賀家ではよく作る一品だそうです。

 

 

大根は順子さんからいただいた柚子とあえて何とも甘いサラダに。

残った柚子は絞って片栗粉と混ぜて即席柚子ジャムになりました。こちらも饅頭と合わせるとおいしい。

たっぷりの白菜は、ごま油と中華スープの素とあえて何とも優しいお味になりました。

 

そして、虹色畑からいただいた玉ねぎとジャガイモで温かいポタージュとも相性抜群。

 

デザートは、お砂糖を少し焦がしてカラメルにし、ポタージュで使って残ったマーガリンをうっすら浮かべたキャラメルラテに。何とも体のあったまるデザートとなりました。

 

 

今日は人数が少なかったけれど、みんなで四角いテーブルを囲んで真ん中に小宮さんの写真を置いて、団らんのひと時でした。

 

縁とは不思議なものだね…と今年の出会い(橋本先生とも今年、エンドケイプさんを介して出会ったのでした)について、思いをみんなで馳せました。

 

来年もどんな出会いが待っているのかしら。楽しみにして、夢の馬を走らせます。

NさんとMさんが一足早く帰らなくてはならなかったので、申し訳ないと思いつつ、いない人の分も思う存分馬のように食べた私たちでした。

 

 

 

小食の人も大食いの人も今日は思う存分いただきました。

こんなちょっとしたひと時がなんとも幸せな今日のカドベヤ。

橋本先生との出会いに感謝です。

 

 

 

今年の新語・流行語大賞の年間大賞は「働いて働いて働いて働いて働いてまいります」でした。しかも授賞式にはワーク・ライフ・バランスを捨てて、満面の笑みの高市首相自らがご登壇。これには大いに驚きました。どうして年間大賞に輝くことになったのか、その意味をご本人はわかっているのかな・・・。

 

人は一人で働ける生き物ではない。必ず誰かのサポートを得なくてはならない。トップともなればサポートだって一人二人で足りるわけがない。高市さんが働いて働いて働いて働いて働いてまいりますのなら、側近は働いて働いて働いて働いて働いて働いて働いて働いてまいりますとなり、どんどん「働いて」の数は支えるティア―が下がるほど増えていく。でもそういった人々の姿が見えてくることはない。朝の3時から会議をやるというのなら、準備する人は朝の1時に準備を始めているだろう。いつも嫌だな、と思うのは、結局ケーキの上のいちごだけが輝いていることだ。

今回もシロアリさんたちの底力に触れながら、もくもくとひたすらにコロニーのために働く小さな体に人間社会の上滑りの言葉を重ねてみていました。

 

9月の終わりに行った「すごいぞ、シロアリのコミュニティ」では、林良信先生がばっちりお話を用意してくれたのに、あまりに面白過ぎて、質問の嵐、結局先生が用意したお話の3分の1しか終わらなかったので、今日は第2弾をお願いしたというわけ。1回目のおはなしのときにあそびにきてくれた子どもたちも今回参加。11月の終わりに西表島からやってきたばかりの新しいシロアリくんたちもスタンバイしています。

 

今日、林先生にお会いするのがはじめての皆さんもいます。まずは自己紹介、そして

 

9月のおさらいから。結構忘れていることは多いよね。シロアリは小さな存在なんだけれど、1匹1匹がそれぞれの役割を見事に果たして高度な社会を作り上げる真社会性昆虫なんです。つまり、誰かのために使えるんじゃなくって、社会全体のためにみんなが働く。コミュニケーションは、特殊なフェロモンの分泌で行います。

 

先週のおさらいをしながら、少しずつ今日の話題に入っていく林先生。そんな役割分担に中にどんな特徴があるのかを教えてくれます。子どもを産むのは女王と王。そして働くワーカーや守りのソルジャーは子どもを産まない。その役割に沿って体も変化します。そして、みんな一人では生きていけない共同の個体なんですね。

一人だけが、働いて、働いて、働いていればいいってもんじゃないだな。

 

そんなコロニーのすごさを教えてくれるのが、アリ塚です。何の青写真もないのに、みんな揃って協力して、こんな素晴らしい建物を作ってしまいます。

ここで林先生は蟻と哺乳類の現存量の比較も行ってくださいました。下の絵を見ればわかるように、アリの方がずっと多いのです。しかも、土を耕したり、種を運んだりと、ほかの哺乳類のためにもせっせと働いてくれるんですね。

 

 

ということで、ズド~ンと今日のお話に入ります。アリたちの社会はしっかり役割分担が行われているのだけれど、みんな1匹の女王アリから生まれます。生まれた時は全然区別がつかないのだけれど、どこで運命は別れるのでしょうか。繁殖できる女王と繁殖できない働きアリ、守りのソルジャーとどこで別れるのでしょうか。「自分はこうなる!」と決めたらまっしぐら?それとももともときまっているのかな?

カーストは、実は食べるものとフェロモンで決まるのだそう。

でもことはそんなに単純じゃない。

 

林先生が紹介してくださったのは、ヤマトシロアリのゲノム解析です。ここではどんな実験が行われたのでしょうか。

 

 

 

これは異なるカースト(王・女王になる可能性のあるニンフ。ワーカー。そしてソルジャーの3種類)にあるアリたちを交配させて、そこで生まれてくる子孫たちの種類を調べていくというもの。もちろん本来は王と女王以外は繁殖できないはずなのですが、特殊な方法を用いることができるのも科学の力。

こうやって生まれてきた子孫を見ると、重複した遺伝子がカーストごとに異なる現れ方をすることもわかってきた。つまり、これこそが、シロアリの社会進化にもつながっているんですね。きっちりとカーストごとが分かれてそこに隔たりがあるわけじゃない。

「多様性」が進化につながるってことじゃないか!!

 

とはいえ、シロアリは、害虫でもあるので、ゲノムを解読することは、人々の暮らしを守る上でも大切なんだ。

 

あっという間に時間がたってしまい、最後にシロアリさんに対面する前に、今回新しいシロアリさんを採集に行かれた西表島のお話を伺いました。西表ヤマネコで有名な場所。一度ぜひとも行ってみたい場所です。ここは空港がないので、まず石垣島に行き、そこから船に乗っていくのだそう。その後はレンタカーで島を回ります。ただ、道もない場所もあるそうです。採集してきたシロアリは、みんな個性が豊かです。

 

 

タイワンシロアリは、キノコを成長させることでも有名です。

 

ニトベシロアリのあごはちょっと変わった形です。このあごで敵をぶん投げるそうですよ!

 

ということで、シロアリさんたちにご対面!虫の苦手な人のためにちょっとソフトフォーカスで。

 

 

今日もフェロモン実験です。ボールペンのインクはシロアリのフェロモンと似た成分を出すので、真白な紙の上にボールペンで模様を描くと、その上をちゃんと歩いてくれる。

 

子どもたち、興味津々です。

 

 

左手前は女王あり。もうなくなっているのだけれど、これからこの女王アリからDNAを採取するのだそうです。

それにしても大きいなあ。ちなみに、水生マーカーだとその上はあるきませんでした。やはりボールペンのインクがフェロモンに近いのですね。

 

あっという間に時間が過ぎて、向こうからはまた別のフェロモンがにおってきます。

そう、食事ができたよ!のサインのフェロモン(?)です。

 

 

今日は、加賀シェフが冬にぴったりのシチューを作ってくれた。そのお供は、フォカッチャだ。発酵させた生地を

 

 

ちょっと寝かせて、ぼこぼこと指でついてあげて・・・

 

 

 

さらに発酵させて

 

 

焼きます。何とも香ばしい香り。今日はたくさんのフォカッチャを焼いて、みんなでシチューのお供にしました。

 

丸ごとキャベツはアンチョビ炒めに。

 

そして人参の皮はきれいに洗ってキャロットラペに。

 

フォカッチャはやちよさんが持ってきてくださったいちごのジャムと手作り梅ジャムともよく合います。

 

大鍋二つに一杯のシチューは思う存分みんなで楽しみました。

 

加賀さん、20名以上の食事、みんなお腹いっぱいでした。ありがとうございました。

加賀さんのフォカッチャも林先生のシロアリ研究の要にどんどん進化していきます。

 

働いて、働いて、働いて、働いて…もいいけれど、そのあとで、こんな風にみんなで一緒に「おいしいね~」と言って笑う余裕があるのが、新の社会性というもの。シロアリだって、ボールペンの上だけじゃなくっていろいろな場所に遊びに行ったりしていました。そんな道草の気持ちを大切にしないと、世の中面白くないよね。

 

いろいろなことを教えてもらったシロアリの底力でした。

林先生、ありがとうございました。

 

 

 

 

居場所「カドベヤで過ごす火曜日」2025年12月

今年も最後まで踊りまくるぞ!のカドベヤ

 

去年に引き続き、終わらない戦い。去年以上の暑い夏。お米の値段も下がらない。それでもいつものカドベヤでは、みんなが集まればレッツ・ダンス!今月もシロアリ君が遊びに来る。ついでに年賀状もクリスマスのかわいいギフトも作っちゃえ!クリスマスには一緒に踊って、30日には一足早いお蕎麦を食べよう!開所は18時。研究会とワークショップ、大掃除と今月も盛りだくさん。そして20時からシェフの愛情いっぱいの、目にもおなかにもうれしい、栄養満点の夕めしをみんなで食べます。今年もありがとう、来年またよろしく、のカドベヤです。

              

(18時半/19時からのワークショップスケジュール)

   *日にちによって開始時間が異なります。

 

 

12月2日 創造力とコミュニティ研究会 第33回 シロアリ企画第2弾!

      「ますますすごいぞ!シロアリの底力」

      林良信さん(慶應義塾大学法学部 専任講師) 

      *18時半の開始です。

9月に大人気だった林良信先生のシロアリ企画第2弾!
今度ははるばる西表島から林研究室のシロアリ・コミュニティに仲間入りした新しいアリさんたちも登場。前回ですっかりシロアリファンになったあなたも、苦手だからこそ知りたいあなたもシロクロつけずにまずは林先生のお話を聞いてシロアリと、そのコミュニティの底力に触れてみよう。参加は申込制です。chacky@keio.jpまで申し込んでください。詳しくはこちらをご覧ください。     https://lib-arts.hc.keio.ac.jp/event/1028

 

12月9日 橋本敦心(はしもと ちょうしん:書画制作) 19時開始

      「古代文字で書くあなただけの年賀状」 

3,200年前に使われていた、漢字のルーツ「金文(きんぶん)」。

今回はその金文の「馬」の文字を使って、来年の年賀状を楽しく作ってみましょう。  

おしゃれなアレンジも試して頂きます。

古代の文字に触れながら、新しい一年のご挨拶を自分の手で彩ってみませんか?  

墨を使います。汚れても大丈夫な服でご参加ください。

 

12月16日 赤﨑美砂(織姫たちばな)19時開始

       「織って作る栞(しおり)クリスマスツリーバージョン」

今年のクリスマスは、手作りの贅沢しおりを作ってプレゼントしてみてはどうでしょうか。ふかふかの毛糸を使って厚紙に織り込むしおりは、ちょっとしたカードにもなるし、ツリーにぶら下げても様になる。織姫先生に教えてもらって、あげちゃうのが惜しくなったら、自分の分も作っちゃえ!そんなかわいいしおりをみんなで作りましょう。

 

12月23日 クリスマスのしげるカフェ!

       今回はさやかさんのダンスと一緒  19時開始

今年もクリスマスはしげるカフェ!11月に続いてカドベヤのNOZOMIバリスタのおいしいコーヒーとシェフのおいしいご飯で今宵もみんなでささやかなクリスマスを過ごします。・・・でも今年のクリスマスのしげるカフェはちょっぴり踊りのプレゼントがありますよ。生演奏で、ダンサーの寒川明香がおどるパフォーマンスがカフェのお供。クリスマスらしく、すべての生きる「人」という存在への愛おしさがテーマ。今回はその栄えあるバリスタの愛溢れるおいしいコーヒーとシェフの愛情いっぱいのご飯とともにダンスも味わって下さいね。

 

12月30日 カドベヤの大掃除と年越しそば  18時半開始

今年最後のカドベヤ。この場所に「ありがとう」の気持ちを込めて、みんなでお掃除をします。そのあとは、もちろん一足早い年越しそばをいただきます。今年、そして今日のこの日にカドベヤに来てくださったことに、本当にありがとう。

  

*今日の開始は18時半です。汚れてもいいお掃除の格好でいらしてくださいね。

 

 

(いつものようにワークショップの後はおいしい夕ご飯を食べます。)

職場の銀杏並木があっという間に黄色く色づいてきました。夜でも目に明るいほど。

とてもいい季節だけれど、やっぱりちょっと人恋しくなる季節でしょうか。

ということで、ほっと一息のコーヒータイム。カフェで飲むのもいいけれど、自分で、そして誰かのためにおいしいコーヒーを淹れるのもうれしいし格好いい。

 

今日は「しげるカフェ」のバリスタのんちゃんことNOZIMIさんがカドベヤをコーヒー教室どころか、喫茶店にしてしまいました。カドベヤってこんなにも変わるのか!と驚きの光景。

 

 

バリスタの格好にも注目!おしゃれでかわいい秋のいでたちで皆さんを迎えます。

 

 

みんなをわくわくさせる資料やアンケートも用意してくれた。

 

これは一人分のコーヒー豆を入れておくための持ち運び用コーヒーキャリア。グッズも全部かわいい。

 

コーヒードリッパーも色とりどりで素敵。

 

小宮さんも学生さんをお迎えします!今日のお豆はブラジルとマンデリン。

 

 

でも講座が始まる前はすぐ隣はパスタ工房になっています。今日はイタリア留学から戻ってきた明子さんも加わって、加賀シェフの手打ちパスタ生地をこーたさんと3人で伸ばしては切り、延ばしては切りを繰り返します。後ろではコーヒー学校の準備が進みます。

 

さすがに明子さんは手慣れた感じできれいに生地を丸くきれいに伸ばしてくれる。

 

7時になった!「教室の開始です。3人ずつ講義を受けることになりました。

 

資料を配って

 

最初の3人の学生たち

 

のんちゃんはかわいいアコーディオン型の一口メモも用意してくれた。

 

いいなあ、こういった気遣い。

 

今回の豆は二つ。ブラジルとマンデリン。

話を聞きながら、まず豆の特徴を味わいながら確かめます。

 

この利きコーヒーの小さなビーカーもかわいい。

 

ここからそれぞれのガジェットの説明を受けて、いざ、今度は豆を挽き、淹れ方の講座を受けていく。

 

しかしだ!こーたさんと私はそんな講義を頭の上で聞きながら、ひたすら麺を伸ばし、切る作業に専念します。やがておいしそうな珈琲のにおいが~。コーヒーのにおいは豆を炒って、挽いて、淹れて、飲む、そしてそのあともずっとアロマとして残るんですっていう先生の言葉になるほどね、と相槌を打ちます。

 

繊細なコーヒーの香りにあわせて、終わらない生地の数にだんだんきしめんから刀削麺みたいになっていく(それはいきすぎだけれど)。麺はどんどん加賀さんがゆでていきます。そこに絶妙な白ワインとひき肉のソースが絡みます。水菜も散らせば色がきれい。今日のパスタ生地はちょっと赤いでしょ。これはトマトジュースを混ぜ込んでいるから。最初にゆでたパスタをちょっと食べると、トマトの酸味があとで効いてくる。

 

同時に向こうからはおいしそうなチーズの香り。そう、今日は恵子さんが玉ねぎとベーコン、そしてチーズたっぷりの皮なしキッシュを焼いてくれているのだ。

こっちでコーヒー真ん中でパスタ、向こうではキッシュとカドベヤらしいコーヒー講座が展開しています。

 

今度は3人の学生さん方が入れてくれたコーヒーの振る舞いがこーたさんと私にもありました。いやあ、やっぱりおいしい。どうして淹れ方ひとつでこうも違うのかしら。

 

でも、あっという間に8時。次の3人の学生交代の前に、パスタもゆでたて、キッシュも焼き立てと、食欲には勝てないのでした。コーヒー講座はとりあえずここで終了。チャイムが心の中でなって、今度は加賀さんの今日のご飯の説明です。

 

今日は料理を見下ろしながらみんなで解説を聞きます。

 

美味しそうでしょ!手前は盛り付け例。

 

 

今日は麺づくりでさっきまで使っていたテーブルをそのまま使ってみんなでご飯。

 

食べる前に、さやかさんは後程みんなで飲む珈琲にカップに元気になるメッセージを書いてくれる。

 

ふふふ!これは私へのメッセージ。おへそ以外も元気だぞ!

 

野菜たっぷりのわかめコンソメスープがまたおなかに元気!

 

何度もお代わりして頂戴ね!

 

今日は頑張って作った麺を加賀さんが見事にゆでてくれたので、みんなで持ち帰ることにしました。

食後はやちよさんのかりんとうとのんちゃんが丁寧に淹れてくれたコーヒーでもう一度食べ過ぎたおなかの消化を助けます。においに包まれて幸せな気分。それにかりんとうとコーヒーって合うんだね。

 

最後にみんなでアンケートを書きました。おいしいコーヒーに踊りたくなったり、

それぞれの身体の部分がどう変わるのか教えてくれる人もいたり。

 

 

感情の波の分析もあったり

 

 

やっぱり心に効いたのかな。

 

今日は心に響く思いやりがまだあったことのない方からも。のんちゃんが豆を買うお店で知り合いのカナダ人、クロードさんが、「幸せをみんなにシェアしてね」とのんちゃんのお買い物に1000円の寄付をくださったのです。

まだあったことのないクロードさん。ありがとう。そしてその幸せのお裾分けをしたいので、今度カドベヤにいらしてください!

 

NOZOMIさん。今日は講義を受けることができなかったけれど、幸せはたくさんいただきました。本当にありがとう。次は12月!楽しみにしています。

 

みんなで作ってシェフたちが調理して、みんなで幸せなテーブルを囲んで、幸せを持ち帰る。そんなカドベヤでした。(でも麺を作るのはやっぱり大変だったカドベヤでした。へへへ。)

 

 

 

瀬野さんにカドベヤに来ていただくようになってもう今日が23回目。師走近くなると、必ず話をお聞きしたくなるのは、小宮さんの気持ちなのかもしれません。いっつも瀬野さんがいらっしゃると両手を合わせてちょこんと座っていた小宮さんが懐かしい。今日も瀬野さんは小宮さんのために来年度の手帳を持ってきてくださった。さっそく小宮さんにお供えします。

 

(手帳を真ん中に置いて、小宮さんも幸せそう。小宮さんが好きだったごまのかりんとうをやちよさんが作ってくれました。一緒にほかのお菓子と共にお供えします)

 

今日の人数は少ないけれど、ゆっくりと聞くお話は味わいがある。今日は『日本霊異記』からの3つの話。『日本霊異記』ってこんなお話だったのかと目からうろこの60分でした。さっそく瀬野さんがお話を以下のようにまとめてくださいました。読んでいると心が洗われるのです。

 

 

カドベヤ23

わたしの好きな日本霊異記 2025年 11月 11日

 
今日は「日本霊異記」の中から、みっつお話を選んでまいりました。ひとつめは、「法花経を心に深く念じ、この世で効験を得て不思議な霊威を示した物語」です。
 信心深い若者が、観世音菩薩さまのお導きで、自分の前世の両親に会い、また前世で自分が灯火で焼いてしまったためにどうしても覚えることが出来なかった法華経の文字を修復して、大きな功徳を得るお話です。

 

(難しい言葉は文字にして教えてくださるのがありがたい。今回は優婆塞と優婆夷という言葉を学びました。前者は「うばそく」。男性の信者のこと。後者は「うばい」。女性の信者です。パーリ語から来ているのでしょうか)

 

ふたつめは「孔雀明王の呪法を修め、不思議な験力を得て、この世で仙人となって天に飛んだ物語」で、役(えん)の優婆塞(うばそく)の物語です。役の優婆塞はまた「役の行者」とも呼ばれて、現在でも篤く信仰されている人物ですが、この物語では、海の上を自由に走り回ったとか、死んで天に飛び去ったとか、めちゃくちゃファンタジーな世界がひろがっています。

また、後日談としては、道照法師という方が五百匹の虎の招きを受けて新羅の山中で「法花経」の講義をしたときに、一人の人間がいて、日本語で質問をした。道照法師が怪しんで、「あなたはどなたですか」と訊ねると、「役優婆塞です」と答えたという。こういうふうに、ファンタジー設定なのに突然リアルな「日本語で」という表現が出てきたりするのも、『日本霊異記』の面白いところです。

みっつめは、「般若心経を暗誦しいつも唱えている女が、この世で閻魔王の宮殿に行き、不思議なことが現れた物語」です。

利刈(とかり)の優婆夷(うばい)は、河内の国の人でした。うまれつき心が清らかで、仏と法と僧の三つの宝を敬い信じて、いつも『般若心経』を読み唱えて、それを日ごろの勤めとしていました。彼女がお経を唱える声はこの世のものとは思われぬほど美しく、僧侶も俗人も大勢の人がその声に魅せられて、聞きたがるほどでした。
 ところが、聖武天皇のみ世に、彼女は夜寝ているうちに、何の病気ということもなく急死してしまったのです。死んだ彼女は、閻魔大王の前に引き出されてきました。すると大王は「あなたは素晴らしい声で『般若心経』を唱えるそうですね。その声が聞きたくて、少しの間、こうしてお迎えしたのです。どうかお経を唱えてください。聞きたいのです」と、言うのです。
 優婆夷は、さっそくお経を唱えました。閻魔大王はそれを聞くと、優婆夷の前にひざまずいて礼拝し、「なんとも尊いことです。噂に聞いていたとおりだ」と心の底から悦びました。そして三日ほどするとすっかり満足して、「帰ってよろしい」と言われたので、優婆夷は宮殿を出て行きました。
 宮殿の門のところに、三人の黄色い衣を着た人が立っていました。三人は優婆夷を見るととても嬉しそうによってきて、「まえに、ほんの少しだけお眼にかかりました。このごろはお会い出来ないので、恋しく思っていたところです。でもどうしてか、いま偶然にお会いすることができました。さあ、お往きなさい。急いでお帰りなさい。今日から三日ほど経ったら、奈良の都の東の市で、かならずお眼にかかりましょう」と、言いました。三人と別れてふと気がつくと、優婆夷は生き返っていました。
 それから三日目の朝になりました。優婆夷は市に出かけ、一日中過ごしていましたが、約束の三人は現れません。
 もう帰ろうかと思っていたとき、貧しい身なりの男が市の東の門から入ってきて、お経を売り始めました。見せびらかすように高く掲げて「誰か、お経を買うもんはいないか」と言いながら、売り歩きます。優婆夷は急に、どうしてもそのお経が買いたくなって、男を呼びとめ、お経を手に取って開いてみました。
 すると、それは優婆夷がもうずっと以前に書き写したお経、『梵網経(ぼんもうきょう)』二巻と、『般若心経』一巻だったのです。
 書き写した後、まだ供養もしていないうちに失くして、長年の間あちこちを訊ね求めても、見つけることが出来なかったお経でした。優婆夷は心の中で大いに悦び、またこの男が盗人であることがわかりましたが、そのことは一切表には現さず、「お経の代価はいかほどお望みですか」と訊きました。盗人は「一巻につき銭五〇〇文頂きたいと思います」と答えました。それで、彼女は相手の言い値で買い取りました。
 これでわかりました。閻魔大王の宮殿の前で会った三人の黄色い衣を着た人物は、すなわちこの三巻のお経だったのです。
 優婆夷は僧侶を招いて法要を行い、供養を果たすと、ますます因果応報の道理を信じ、一心にお経を読み唱え、昼も夜も休まなかったということです。
 
 じつは私はこの話が、『日本霊異記』ではいちばん好きなんです。2004年にリリースされた、一青窈さんの「ハナミズキ」の中に、「どうぞ、往きなさい。おさきに、往きなさい」という歌詞があります。それが、閻魔大王の宮殿の前で会ったときに彼らがいう、「どうぞ、往きなさい。急いでお帰りなさい」と重なりあう気がするんです。生き死にを超えたところで会話が成り立っているというか、出会いと別れの切なさというか。そういうものを描いていて、とても美しい物語だと思います。

お経はむずかしいもの、特別な資格がないと読めないものと思っていらっしゃる方がいるかもしれませんが、決してそんなことはありません。利刈の優婆夷の話のように、優しい記憶の中から呼びかけてくれる存在でもあるというふうに、感じ取っていただけたらな、と思います。

                             瀬野美佐さん

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『日本霊異記』を解説していただくと、そこでは、仏も八百万の神も人も動物もみんなが一緒に暮らしている。なんとおおらかなユニバースなのだろう。私たちのDNAにもそんな共生の名残りは残っているかしら…。そんなことを考えてしまいました。

 

今日のご飯ははじめの仏教にふさわしくお野菜中心のご飯です。

丁寧に最初から加賀さんが作ってくださる揚げ出し豆腐。

(水を切った木綿豆腐にお粉を丁寧につけて)

 

(少量の油で揚げます)

もちろん大根おろしだけじゃなく、花山椒ともよく合う。

 

それからゴボウ、ニンジン、お揚げを出しと一緒に炊き込んだかやくご飯。

 

 

キャベツとサトイモのお味噌汁にキャベツと先週Kさんが持ってきてくださった梅酢の和え物。

 

 

 

デザートも豪華です。

 

田治米さんが持ってきてくださった丸ごと栗の入ったケーキ

 

 

先週Hさんが持ってきてくださった静岡名物の安倍川もち。本当にお腹いっぱいの幸せなはじめの仏教でした。