忙しいのだ。

やることがありすぎる。時間がいくらあっても足りない。やりたいことも次から次へ、読みたい本、見たい映画、行きたい場所、私の気持ちを逸らすものがありすぎる。


 しかし、今、これを終わらせないことには先へ進めないではないか、と強く意識を向けていることがある。


 それはネットで買い物をしたもののレビューを投稿すること。レビューを投稿すると1〜10のポイントがつく。

買い物をしてもポイントがつく上にレビューでもポイントがつく。

いわゆるポイ活。


 でも、そのポイントが目当て(少しは)というわけではない。自分への戒めの行なのだ。


行は楽しくない。

むしろ辛い。

滝行だって楽しくなさそうだ。寒いはず。

だから、このつまらない作業は私の行なのだ。


このレビュー投稿もものすごい面倒でデータが重いのかやたら時間もかかる。


私はその買い物サイトに関わらず、ほかのサイトでもホイホイと気軽に買い物をしている。

便利である。

クレジットカードの番号を打ち込めば家に商品は届く。

ダンボールを片付けるのは面倒だけど、

その程度の手間。


でも昔は買い物にいくこと、つまり商品を選び、現金で買うことはもっともっと手間がかかっていた。

もちろん、今だってそのような買い物をすることもあるが、ほとんどのものはネットで済んでしまう。


だから、気安く、気軽によく考えもせずに買っている。


唐突だが、かつてインドで買い物をしたときのことを思い出した。

ちょっとしたものを買おうと思ったら、何軒も店を巡り、商品をいやというほど確認し、いちいち値段交渉をして、支払った後もお釣りが誤魔化されていないか確認し、包装する際もへんなことになってないかじぃーっと見張る。そして帰り道は変な奴につけられていないか、少し遠くに買い物にきていたら、リキシャワラ(人力車の運転手)とまた値段交渉して家にたどりつく…と本当に骨が折れる作業だった。


そういう手間をかけていた時代が懐かしいとかノスタルジーに浸りたいわけじゃない。


だけど、あまりにも手軽に買い物しすぎる自分にペナルティを与えたくなった。

買い物の後の処理のようなもの、買い物をした責任のようなものが、その面倒くさいレビュー投稿のような気がして、これをどうしてもやり遂げてしまいまくなった。


一昨年買ったものにはもうレビューを投稿することは出来ないが、去年からの購入品にはまだ投稿できるものが相当ある。


それを見ると、こんなもの買ったのか!と確かに買って使っているし、決して無駄に買ったものではないにしても、やはり少し呆れた。


今年は買い物をなるべくしたくない!なんて無理な話しで、私は懲りもせずに買い物をする。

しないと生活成り立たないし。


でも行を行うことで、私の意識のどこかに影響を与えたい。