旅に出たくてうずうずしている。

どこに行こうか。


行きたいところは決まっている。


ずっと昔から行きたいなあと思っていたのに

なぜか行くチャンスが訪れなかった国。

ご縁がなかったのだろう。

今だってご縁はないけれど。


アジアの旅が多かったので

ヨーロッパを見てみたいと思っている。

この歳で貧乏旅行は辛いだろうけど

とにかく安くあげるには?を必死に考えている。

美味しいものも食べたい。


そこでガイドブックを色々と眺めているのだが…

その中に使われている写真がどうにもこうにも気になって仕方ない。


ヨーロッパのある程度の大きさの町であれば

必ず移民がいる。

彼らはスカーフを被っていたり、肌の色が濃いめだったり、髭があったり、明らかに地元のヨーロッパの人とは風貌が異なる。

しかし、ガイドブックには絶対と言っていいほど移民らしい人々が写っていない。

もちろん、観光地に移民は行かないのかもしれないが街中にはいるのではないだろうか?


それとも日本の実習生・研修生という名の奴隷労働者として扱われている外国人労働者のように

なるべく街の人と交わる時間を減らすために宿舎から職場までバスで移動させられたり、街で自由に買い物をするのは週末のみとかにされていて、ガイドブックの写真撮影もたまたま移民が街にいない日に撮られたのだろうか。


私が過去に唯一滞在したジェノバは移民だらけだった。街には本当にどこにでもアラブ系、アジア系、アフリカ系の移民がたくさんいた。だから私もどこかホッとしていた。

他所者がたくさんいる。

私たちだけじゃないと。


しかし、今、目にしているガイドブックには移民の姿はどこにもない。


不安になる。


でもその国を何度か旅した友人によると

やはり移民はたくさんいるらしい。


Google mapでモスクがあるか調べてみた。


結構ある。


その数は東京といい勝負だ。


東京も今やモスクが本当にたくさんできた。



ガイドブックも嘘をついているわけではないのはわかっている。

移民を避けて撮影しているのだろう。

日本人はヨーロッパといえば白人の国。

だから図柄として白人がたくさん写っていないとガイドブックとしての体裁が保てないのだろう。

でもそれは真実を映していないということだ。


私は真実が知りたいし見てみたい。


それには自分が出かけることだ。


息子は一緒に行かないと言う。


ならば、この際、のんびり羽を伸ばしに行ってしまおうか。


行きたい国はいくつかあるかれど

予算も限られているからなぁ。


妄想はどこまでも…