東急世田谷線若林駅から環七に出て、上馬方面へ五~六分歩くと右手に駒留八幡神社がある。土色の鳥居は珍しい。境内はかなり広く、背の高い松が荒々しい絵のように社殿を引き立てている。
「新編武蔵風土記稿」によれば、当地の領主だった北条左近太郎成願が徳治三年(1308)に社殿を造営し、駒留八幡と称したという。さらに、永禄年間(1558~1570)の頃、世田谷の城主だった吉良左兵衛佐頼康の寵妾であった常盤が亡くなり、お腹の子も死んだことから、池の中島へ常盤を弁財天として祀り厳島神社とし、子は若宮八幡として祀ったという。
境内社はその他に御嶽社、三峯・榛名・菅原社、駒留稲荷神社、女塚社等多く、社殿の左側にずらりと並んでいる。祭神は天照大神、応神天皇。
[東京都世田谷区上馬5-35-3]

