4人の次期ローマ教皇候補が拉致された。犯人は誰? 目的は何? ロバート・ラングドン教授が事件解決に挑むシリーズ第二弾。原作はダン・ブラウン、監督はロン・ハワード、出演はトム・ハンクス、アイェレット・ゾラー、ユアン・マクレガー、ピエルフランチェスコ・ファヴィーノ、ステラン・スカルスガルド他です。
(2009年度:アメリカ)
前作『ダ・ヴィンチ・コード』は僕としては珍しく原作を読んでから鑑賞しました。ストーリー展開、結末を知っていても楽しめる優れたミステリーでした(それでもやはり面白さは原作の方が上ですが)。で、本作ですが、ストーリーに前作のような奥の深さが感じられないし、ミステリーというよりも連続猟奇殺人事件を描いたアクション・サスペンスの色が濃い内容でした。面白ければ別にそれでもいいんですけど、残念ながら高揚感も緊張感も味わえませんでした。そもそもキャストから黒幕が想像できてしまうのは如何なものか(苦笑)。たぶん原作は秀作なんでしょうけど、本作は駄作と言うしかありません。
(ムービープラスで鑑賞)